12月中旬


12 月 11 日 水曜日

晴。

気象庁の記録上は判らないが、個人的には今朝見付けたのが初氷。

朝っぱらから通り道脇の植え込みに猫が。しかも頭だけリュウノヒゲの草むらに 突っ込んでいて、胴体は丸出し。寒いらしくモジモジしているが、寒いなら 何処か縁の下とか暖かい所へ行ったらよかろうに。

勤務先の入っているビル群のエントランスホールでTVドラマらしき物を撮影していた。 登場人物が何処かのオフィスビルの受付で話をしている、というシーンらしく 普段何も無い場所にドカンと受付が出来ていて制服のお姉さんが座っている。 生憎、生身の芸能人にはとんと疎いので有名な女優/タレントが居たのか居ないのかは サッパリ判らなかったが。

今後の身の振り方を真面目に考える今日この頃だったり。

今夜も野性猫が寒空の下で2匹丸まっている。片方は今朝のモジモジの様だ。

帰宅すると留守電が録音有りのランプを点している。再生ボタンを押すがテープを 巻き戻し始めて何時までも止まらない。テープが切れたのか?と疑いだした頃に ようやく停止。再生が始まると聞こえてきたのは「ピーッ…ピーッ…ガーピーギャー」。 FAXじゃん…それが今日の昼前から延々とリトライを繰り返してテープ1本を 最後まで録音し尽くしたという事なのだった。 何度もリトライしているのに番号を疑わない馬鹿者はFAX使用禁止。

夜遅くになっても馬鹿者FAXのリトライが止まないので留守電モードを解除し、 着信音と応答メッセージの外部モニタを消す。

夕食。たこ焼き。微妙に主食ネタじゃ無い気もするが。

「テニスの王子様」、河村センパイの回想シーンを 見る限り、やはり阿久津はテニスに戻ってくる様な気が。それにしても物凄いオチ という気が。まだ浅いセットで相討ちドローとは。しかし試合自体は不二センパイを 燃え上がらせた様で、バーニンッグ延焼って感じですか。
「ヒカルの碁」、新OPのあかりちゃん色っぽいなぁ。 個人的にはあまり育たないで欲しいのだが、本作はキャラの老け方がリアルだから 仕方ないか。今更動揺するヒカルを見ていると、つくづく奴は佐為の話を聞いて 居なかったと判る。散々不安を訴えていたのに。確かに初期の成仏条件は充たして いない佐為が、果たして再登場するのかどうか。別の囲碁少年(別に少女でもいいけど) の背後霊として現れたら笑えるのだが。


12 月 12 日 木曜日

晴。

表稼業。組織上の直接の上司に「このつまんねぇ仕事から外せコノヤロ」(意訳)と 談判。もっとも、私の希望するソフト開発系の仕事が今の組織に存在しない事は 判っているので、実質的には「近々辞めてやるからなっ!」と予告している様な物。 さて、職探しに本腰入れますかな。

川崎で途中下車してヨドバシカメラに寄り道。ガスストーブが欲しいと思っていて、 もしかして有るかな?と思い探してみたら有った。だが…赤く発熱する部分のサイズが 横15×縦10センチくらいしか無いのに1.8万円もしやがりますぜアニキ。 5千円くらいで買おうという目論みは脆くも崩れたのだった。需要が少ないから 割高になってしまうのかなぁ。ファンヒーターは種類が豊富だが、ファンヒーターは 持っているので要らんのだ。それにファンヒーターでは餅が焼けないんだよ。
他に何か目欲しい物は無いかと徘徊。コードレスマウスを買ってみるか?とも思ったが、 コードレスは軒並み巨大なので止め。結局、寝室とリビングの間を繋ぐ為の15mの AVケーブルを買って離脱。

履歴書用の即席写真をアゼリアの隅っこで撮影。今どきの即席写真は何度でも 撮り直し出来るのね。実体はデジカメ+カラープリンタという感じなのだろう。 フラッシュも焚かれないので目をつぶってしまいやすい人にも優しい。 出来上がった写真はモデルが悪いので相変わらず手配写真状態。

帰宅。今朝再設定した留守電がまた馬鹿FAXで満杯になっていた。

何処の馬鹿FAXなのか確かめる為に僕に入っているHylaFaxを活かそうかとも思ったが、 設定の意味が判らず挫折するのだった。

夕食。味噌拉麺。

「NARUTO」、橋の工事の仕方が近代的に見えるので 他の一般的な生活水準との差に違和感を感じる。まぁ、架空の世界なのだから 現実と照らす意味は無いのだが。サクラの後ろ回し蹴りは微妙な曲線がテレ東の限界に 挑戦って感じですか。しかし“ちょうだい”の子の可愛らしさと可哀想な雰囲気の 混ざった何とも言えない笑顔辺りから雲行きが怪しくなってくる。 後半の英雄の最期に至ってはナルトで無くても、これで燃えない奴は生きていないだろ? という展開だったり。緩急の上手い演出に今回もすっかり引き込まれる。


12 月 13 日 金曜日

晴。

表稼業の協業先では無く書類上所属している事になっている組織の方のレクリエーション という名目の宴会に出席。水上バスくらいの大きさの船(多分、元水上バスだろう)を 借り切ってのナイトクルーズという触れ込みなのだが、屋内部分が狭い上に 食事と酒が少なくてどうにもならん。もっとも上部デッキはたまに上がってくる者が 居るがすぐに寒さで逃げ帰ってしまうので喧噪を逃れて夜景を楽しむには絶好。 防寒服に身を包み、麦酒片手に海上から見る夜景は非常に結構な眺めでした。 タダなのだから他の駄目な点は許してやろう。 (本当は船の名前が女の子みたいだったから 参加する気になったというのは内証だ。)

帰宅。近年仕舞いっぱなしだったガスファンヒーターを出す。この冬は必要そうだ。 その後、軽く寝て週末モード移行。

晩酌。アサヒ黒生。がんもどき&厚揚げ。

「SAMURAI DEEPER KYO」、色々と人間関係が整理というか 明かされて来た感じ。シャトラが信長の妹だったとか、シンダラは関ヶ原 以前の本当の猿飛佐助だったとか。もっとも、それらの“あの人は実は…”という ネタを間もなく話が終わるという時期に今更出してくる理由がある様には見えない。 それが多くの伏線の上に成り立っていて、そうか!と驚かせてくれる様な演出にも なっていないし。5本目の村正は予想通り壬生から幸村の手へと渡った様だ。5本目も 飛び道具という事で支援兵器という感じですな。
「花田少年史」、やっぱり再び出ましたマンダム。 一路に危機を伝えたり、一路に乗り移った春彦を恋人に会わせたりと中々に親切な霊だ。 一路を迎えに来た壮太と桂ちゃんの足跡が霜柱の上に残っていて、その周りが光っている 美術はちょっと目を奪われる美しさ。死ぬ前に一目だけ、というつもりで会いに行った 彼女の所に知らぬ間に生まれた自分の子供が居たらそれは帰りたく無くなるわな。 加奈さんはユキお化け以来の萌えるお姉さんだ。子持ちだけど。
「陸上防衛隊まおちゃん」、TVで『ラブひな』を やっていたが、あの世界では『ラブひな』は過去の事実じゃ無かったのか? そういう他作との連繋ネタは矛盾を起こさない様に上手く使って欲しい物だが。 “紫の百合のひと”って何か微妙に嫌んでイイ感じのネーミングですな、会長。 ゆり子さんが使うと一人でもエイリアンを追い払えるとは、バッジはガキに使わせない 方が良いのではと一瞬思ったがエイリアンから伝わったテクノロジーらしいので、 ゆり子さんの方がより適合しているという事なのだろう。
「朝霧の巫女」、楽しく過ごした記憶と共にあり、 そして忘れられた存在。それが主人の姿を借りて現れる。ただ再びあの頃の様に 過ごしたかっただけなのに…という訳で瑞穂と雪絵の正体は羽子板と羽子の付喪神とは。 年を経る事で妖怪になったという意味で、こまさんとは通じるものがあったのも 頷ける話。そんな二人だからこそ、今の時代の楽しそうな学校生活にも憧れがあった のだろう。全編切なくて、菊里ちゃんとの別れのシーンでは泣けてしまいました。 瑞穂と雪絵の子供の頃がまた可愛いくて激萌え。 こまさんの秘密といい、本作は過去話の方が出来が良い。


12 月 14 日 土曜日

晴。午後1時起床。

庭仕事。最低温度の記録が4℃となっていたので第2温室の暖房を開始。 今月の電気代の請求額は先月の倍になっているが、来月以降は春まで5桁の請求額に なるだろうな。人間様の暖房代も含まれてはいるが、大部分は一晩中点っている事も ある温室暖房の費用。

午後のお茶。久しぶりに煎茶なぞ出してみる。お茶請けは、たい焼き。 地元には常設たい焼き屋は無いので、これは冷凍物だよ。うぐぅ。 でも美味しい。

晩酌。すきやき。酒は豊麗司牡丹。しっかりした辛口の純米酒だが、あまり特徴は無い。

「どっちがどっち!」、北の会長だんだん悪事がセコく なって来たな。結局この程度の小者だったという事か。 しかし、大事な行事と元に戻る為のチャンスが同じ日にカチ合って大弱り…という パターンが多すぎないか?今回はクラスで告白して話が大きく転がったから 展開としては納得出来るのだが。

「カスミン」、中々強力なヘナモンのフランシーヌ。 実力行使で誰も寄せ付けないのだから大したものです。家出する家というのも、 中々にシュールで結構。弱点を探せと言われて、弱点というよりは喜ぶ事を見付けて しまう辺りはカスミンの人柄という所だろう。しかし、普段着たきり雀のカスミンが お洒落に気を使っているというのは…ギャグですか?花柄ワンピも良いが、縞縞ワンピも 涼しげでグー。就寝前後以外で髪を下ろした格好なのは初めてかな。萌え。
「キングゲイナー」、やっぱこっちのミイヤは賢人には 見えん。人は見かけによらないという感じでは無く、どう見ても天然なのだが。 何度かネットゲームで出ていたゲイナーのライバル、シンシア登場。 ザッキのオーバーマンを作動不能にしてから水中で放り出したり、 ゲインが“俺でもしないぞ”と言う様なマネをしたりと中々に性格が悪い。 そのまま悪い娘路線を突っ走ってもらいたいもんである。自分が死にたくないから、 という理由もあったろうがリンスが大活躍。人間二人を引っ張って泳ぐのだから 大したもの。リュボフさんが何時の間にか(気配はあったが)ママドゥ先生と くっついていて何となく微笑ましい。
「満月をさがして」、クリスマスに限らず、この手の イベントは事前の昂揚した雰囲気が楽しい。全ての人々に小さな幸せが訪れる、 優しいエピソードでした。本作の場合は反動がありそうで怖いが。
「奇鋼仙女ロウラン」、やっぱし普段のロウランは ボケ倒してくれて可愛いなぁ。単なる避難民にしては出番が多い建智だが、 イテヅキちゃんにまで“様”付けで呼ばれるとは意外に大物らしい。 続く『チュチュ』と違い、本作は15分フォーマットに上手に適合しているので 細切れで見ているという感じがあまりしないのは良い。
「プリンセス チュチュ」、優勝と準優勝の褒美の差が 激しすぎですな。エデルさんみたいな頭をしたガキんちょが出てきたが、いきなり あひるのパンツを引っ張る辺りは将来有望という感じ。 フレイアさんはもっとダークな面を見せて欲しい。後編に期待。
「ガンダムSEED」、フレイは作戦を変えて来ましたな。 情に訴えて働かざるを得ない様に仕向けるとは。真面目なキラくんはすっかり責任感に 目覚めてしまいました。ついでに敵の猛攻で隠された力らしきものも目覚めて お約束の無闇に凄いパイロット化。ガンダムの主役はこうでないと。
「Witch Hunter ROBIN」、所長意外にヤルではないか。 最初は公安の指示で動いているのかと思ったが、どうやら自主的にSTNJ寄りの行動を 選んだという事の様だ。腹をくくったというところか。ロビンの皆が同じ方を向いていた 訳では無いという台詞は逆に今度は皆の目差すものが同じという意味だろう。 終盤になって、やっとレギュラー陣が一丸になるというのも珍しい展開だが ここまでじっくり描いて来た人間関係が上手いので納得出来ると共に盛り上がる。 マリアはロビンの母親なのか、それともクローン母体か何か?
「超重神グラヴィオン」、第11話。ここへ来て “お節介な隣りの女の子”なんてお約束過ぎなキャラを出してくるとは中々ヤル。 斗牙は意外にも自分に足りない物があると自覚していた風で、それ故に自分とは 全然違うエイジが好きだったのだろう。野郎が落ち込んでいても普通は気にならない のだが、彼はちょいと可哀想な気がした。もっとも、そのお陰でセシルに慰められて しまうのだから、斗牙は羨ましい奴としか言い様が無い。無駄に熱いクッキー とか照れ顔が可愛い琉奈とか、見どころ盛り沢山。やや絵が弛いのが難点だが。 続く第12話はもっと乱れてしまって残念という他無い出来。泣きながら声援を送る トリアの表情が面白い。エイジがユミの前から去っていくシーンは格好良過ぎ。 見送るユミの笑顔は駄目な奴と思っていた男友達が頼もしく見えた事を嬉しく思うと 共にやや寂しい気持ちも混ざっているのでは無いかと感じさせる。 ここだけは流石に作画レベルは持ち直していた。
「りぜるまいん」、ロシア娘の裸オーバーオールは かなりイイ。基本的にはお邪魔虫でしか無いのだが、コピーりぜるの4人は これきりもう出ないのだとすると、ちょっと勿体無い。折角ダンナ様が受け入れる気に なっているのに今度はりぜるから別れ話とは。擦れ違いがちょっと切ない。
「くるみpure」、あれは迷惑カウンタだったのか。 でもそれだと最後の日にカウントアップした分は何が迷惑扱いされたのか、やや疑問。 ラストはぐるっと回って最初の出合いの出来事を、ご主人様が自らの意思で再現 という事になるのだろうか。
「シスタープリンセス」、ふ〜む。妹達もお兄様も 子供の頃から会っていたのね。咲耶ちゃん可憐ちゃん千影ちゃん幼少三人組が並んでいる 絵は結構強力。だが秘密兵器はプールで泳いでいる鞠絵ちゃんだっ!その後 寝込んだのでは無いかと心配で仕方ないが萌え。さて、咲耶ちゃんの家でお兄様は どんな責任の取らされ方をしたのだろうか。Bパートは白雪ちゃん話。 淡い色使いは美しいのではあるが、もう少し鮮明な色彩でも良かった様な気が。 マダムも兄貴燃えの少女だったという事だろうか。 何だか可憐ちゃんのお婆ちゃんといい、本作はそんな女性ばっかですな。 兄ぃさまの胸に飛び込むのは良いけど、勢い余って ラング・ド・シャを割らない様にね>白雪ちゃん。
「キディグレイド」、ひょぇ〜。何かシリーズの半分にも 満たないのに重大なネタを振ってきたという印象。週休4日の星なんて羨ましい、とか 思っていると局長に“仕事は休めても人生は休めない”とか説教されちゃったりして 考えさせられる話でした。勿論、そんな雑念はリュミ様のお尻を思い出した瞬間に 雲散霧消するのだが。


12 月 15 日 日曜日

晴。午後4時起床。

晩酌。湯豆腐。今宵も豊麗司牡丹。昨夜は冷やだったが今夜は熱燗で頂く。

何とかギリギリで週間アニメ録画分を消化。 出来の良いエピソードを見返す時間も無し。

「ONE PIECE」、やっぱり船は棺桶目的。最初からその つもりだったというのは予想外だが。それにしてはやたら丈夫なのは精根込めて 作った所為か。ゼニィとロビンは夢を諦めそうになった者同士という事で互いの 気持ちが判るのかも知れない。
「ギャラクシーエンジェル」、確かにあの楽しそうな 職場で給料が貰えるのだから幸せというもんでしょう。本作的にはタコ親父は最後に ヴァニラさんが食ってしまうというダークなオチを期待したのだが。Bパート。 ラストのミルフィーユの変な踊りが面白かった。
「天使な小生意気」、源造は漢だな。恵は時々妙に 世間知らずな時があって意外な気がする。お金持ちではあっても外出しまくっていて 深窓の令嬢という訳では無いはずなのだが。
「東京ミュウミュウ」、もえ&みわの台詞と登場シーンが 長くて中々良し。脇役を丁寧に描く作品は評価したい。ざくろ姐さんの優しい所が 魅力的に描かれています。トナカイの着ぐるみ姿はある意味ではサービスカット。 ああいうのは普段馬鹿をやりそうも無いキャラがやるから笑えるという事を 再確認させてもらいました。
「ミルモでポン!」、ワルモ団に変装した楓の格好が そこはかと無くボディラインがくっきり出ていてエっちくさい。それに赤いフード付き プルオーバとGパンという私服姿も良く似合っていてました。
「灰羽連盟」、お、おサゲのレキ(小)は萌える。 少し持ち直してきたラッカに代わって、レキがどうも気落ちしている様に見えて 心配になってしまう。そしてついにレキの光輪が薄くなり始めている事に気付くラッカ。 続く別れの予感に彼女は耐えられるのか?寺院の連中は旅立たなかった灰羽の末路? 所どころ、ニヤりとさせられるものの総じて胸が苦しくなる展開。 2話放送だが、切れ目の記憶が無い連続した話でした。
「ヒートガイ ジェイ」、エジムンドの彼女という話題に 何故キョウコが反応するのだろう。ジェイの“男”データベースにはまだまだ学ぶべき 事柄が多い様だ。もっとも、ジェイの言う“男”はファザコン博士の視点での男像 なので片寄りがあるのは当然なのだが。モニカが出ないと寂しい。


12 月 16 日 月曜日

薄曇り。強風が吹くが防寒服が不要と思える程に生温い。

気温の上昇に対し、建物自体が冷え切っているので我家の建物は階段や エレベータホールが結露でびしょ濡れ。滑り易くなっており大変歩きづらい。

夕食。先日のすきやきの残りを御飯に乗せて、すきやき丼。

「ぷちぷり・ユーシィ」、相変わらず報われない親父 ですな、ガンバードは。あんなに食事を残されたら作る気が無くなってしまうよ、 私だったら。という訳で唐突ながら海編でサービスシーン全開。ココルーのクラシカルな 水着も中々だが、やはり露出系はグレンダですな。何だかんだと言いつつ普段着の下に 水着を着ていたりして可愛い娘です。みっちゃく風呂シーンやタンクトップ寝巻もグー。 エルミナの“ありますが何か?”は彼女の負けず嫌いらしい性格が見え隠れしている 気がした。物静かではあるが、本質はグレンダに近い娘なのでは? ユーシィが知り合った不思議な娘アリエスは人魚の灯を探していたのでは無く、 人魚の灯を見せる相手を探していたのでは無かろうか。

「ショットガン刑事 刑事暗殺。」秋口ぎぐる著、 富士見ミステリー文庫読了。酷い話に大笑い。“**だから大丈夫だ”とか、 “まぁいいか”とか、そんなノリで流しちゃマズいだろそれ?という展開は三作目も 変わらず。だがそんな無茶な所を除くと意外に真っ当なポリスアクションになっている。 <まるだし刑事>や<エプロン刑事>が格好良く感じられるのは困ったものだが。 そして、この展開で死者が出ないという所が本作最大のミステリーであろう。 次はどんなアホな刑事が出てくるのだろう。


12 月 17 日 火曜日

晴。朝は東の空に力強い姿の雲が浮かんでいた。 どうやら昨夜は雨だったらしく、路面も濡れている。

帰りがけに川崎で途中下車してうろうろ。有隣堂(文具店)でウイスキー樽の材を 軸に使ったというボールペンを入手。最初はロットリングのCOREというシリーズの ボールペン(ノック式とキャップ式があるがキャップ式の方)を買おうと思っていた のだが、デザインは良いもののちょっと樹脂の質感が安っぽい気がして止める。 2000円くらいなら買っても良いが、3500円はちょっと割高感が。 ノック式は2000円だけれど、こちらはデザインがイマイチでやっぱり違う。 酒樽ボールペンは木の手触りが中々良く、ずっしりとしていて使いやすそうに思える。 こっちは1000円でした。先日川崎で途中下車した時は同じく文具店で 物色している最中に閉店時間になってしまい寄れなかった書店の方へも当然行く。

  • 「導きの星 I」小川一水著、ハルキ文庫
  • 「パルプ」チャールズ・ブコウスキー著、柴田元幸訳、新潮文庫
以上、購入。最後に、BEに最近(でも無いが今年だったと思う)新たに開店した チョコレート専門店に寄ってトリュフ(グランマニエとアメールという奴を各4個) 購入。後でレシートを良く見たら、ゴディバの 系列店だった。ゴディバは何となく聞き知っていた店だが、買ったのは初めてだと思う。

今春の造園工事で植えた直後はへなへなで、夏もやっと越した様な雰囲気だった ツワブキが中々に見事な花を咲かせている。 その名の由来でもある艶々の葉も大きく拡がり元気いっぱいだ。

今夜も猫を2匹、寒空の下で見かける。だが寒そうな道端で丸くなっている理由は 先日判明した。少し遅い時間に餌をやっている、所謂「猫おばさん」が居るのである。 餌欲しさに寒さを我慢しているという訳だ。健気なのか逞しいのか良く判らんなぁ。

夕食。コロッケパン他、菓子パン3個。

「スパイラル 推理の絆」、清隆って生きてるのか。 てっきり既に死んでいるのだろうと思っていたが。やたらメロンにこだわる理緒とか、 煮干しがポケットに入っている日のアイズとか、小ネタは笑えるが基本的には 降り続ける雨の様に肌寒い空気に満ちているという感じ。そんな中で、ひよのちんは 唯一の慰めですな、ほんとに。結局、自分が何が欲しいかというだけのプレゼント選びも 彼女の場合は可愛らしいという印象。まどか姉ちゃんは呑まずには居られない気分 だったのだろう。旨いローストビーフを食わせてやってくれい>歩。 泣ける者と、そうで無い者の対比は表面的な部分だけでない何かを表している様な 気がする。最強のハンターってカノン自身だったりして。
「十二国記」、楽俊の運命は放浪している女の子の 面倒を見るという事かい。それはそれで中々に羨ましい様な。あの祥瓊に初めて 心へと届く言葉を送れたのは天性のものだろうか。それともネズミの姿から発する 説教は押し付けがましく無い所為だろうか。同じく旅の空の下で少しづつ良い方に 変わりそうな鈴。しかし鈴を目覚めさせそうだった清秀の最期はあまりに酷い。 この話、最後には溜飲を下げさせてくれるのだろうと期待しているのだが、 今のままではフラストレーションが溜まって卓袱台ムーンサルト返しだぞ。 自分の為の涙とそれ以外の涙。図らずも“涙”の意味について考えさせられる話を 連続して見る事になった。


12 月 18 日 水曜日

曇り。

するべき事は山ほどあるが、何ひとつ手を着ける気にならない今日この頃。

夕食。ビーフステーキ、ハッシュドポテト。

「テニスの王子様」、次々と色々な技の出るシリーズ だが、不二センパイが一番持ちネタが多い感じだな。不敵に楽しそうで非常に良。
「ヒカルの碁」、河合オヤジ、ちょいと黙ってろよ。 さっさと対局を終わらせようというヒカルの気迫は今まででも一二を争うもので、 ちょっと何か乗り移っているみたいだ。しかし苦労して帰京しても佐為の姿は無し。 どうやら最近の佐為の言葉の意味に遅まきながら気付いた様だが、一番肝心なのは 別れ際の静かな語りの方なんだよなぁ。既に声が届かない所からの語りだったのか、 それとも何時かヒカルの心に浮かんでくる言葉だろうか。


12 月 19 日 木曜日

曇り、日没後小雨。

蒲田で途中下車。嵩山堂で去年と同じ 画風の年賀葉書を20枚購入。当然、その後は本屋巡り。

  • 「R.O.D 第七巻」倉田英之著、集英社スーパーダッシュ文庫
  • 「ゲートキーパー[上] スターハンドラー3」草上仁著、ソノラマ文庫
  • 「アザゼルの鎖」梅津裕一著、スニーカー文庫
  • 「ダークホルムの闇の君」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ著、浅羽莢子訳、創元推理文庫
  • 「小説の解剖学」中条省平著、ちくま文庫
以上、購入。今回の「読子センセ」は番外編らしい。「スタハン3」は表紙イラストを 見ると萌え人員強化か?とも思えるが帯と裏表紙の粗筋からすると本作的に期待を 裏切らないキャラっぽい。「アザゼル」は随分と探した末の出合い。「ダークホルム」は 二部作で後半は来春。かなり厚いので三部作にして欲しかった気も。「解剖学」は どういう小説が面白いのか、という分析の本(らしい)。 小説の書き方に関する参考書として。

夕食。タイムアウト2割引の握り寿司。

「NARUTO」、サスケとナルトが互いを認める様になって 何かイイ感じ。それとカカシの笑顔が非常に柔らかくて良い。薬草取りの最中の白、 特にナルトに向かって屈んだ時はどう見てもムネの膨らみがあった様に見えたのに。 やっぱり本人談の通り野郎なんだろうなぁ。がっくし。


12 月 20 日 金曜日

曇り。

朝っぱらから事故で完全運休している京浜東北線に憤りつつ、振り替え輸送切符を 受け取り京浜急行に乗る。何か久しぶりの京急。川崎で地下鉄直通の特急に乗り換え。 最初は混雑している気がしたが、やはりまだ早朝という事ですぐに客が分散し そこそこゆったり。大門で浅草線から大江戸線へ乗り換え。ここから先は定期券の 利く区間だが、今朝の運休の責任を取らせる意味でもJRへのツケで乗っておく。 普段より20分程遅れて到着。

表稼業…に限りなく近い私用。 苦労して到着した職場だが、某認定試験を受けるつもりで今日は実は休暇。 ただし細々とした用を片付ける為に勤務先に寄ったのだった。 用が済んだ後は某認定試験向けのまとめをしつつ過ごし、昼少し前に職場を出る。 さて某認定試験だが、元々業務命令みたいなもんなので 公用として堂々と外出扱いで受けに行く事も勿論可能である。 が、しかし思う所があって今日受検する事自体を内証にしておきたい。 理由1)落ちるとコッ恥ずかしい。 理由2)受かると今のクソつまらん仕事の上級クソつまらん仕事を任される可能性が 高い。という理由で、受かろうとも落ちようとも受けた事自体言いたくないのだ。 では受けなければ良かろうという話になりそうだが、それはそれで “まだ受けて無いの?”と追及された時の予防線として受けておきたい。 そこで内証で私事として受けに来たのである、ここ秋葉原に。

試験といっても紙では無くパソコン上のソフトを相手にしてしこしこ。質問に答える 普通の問題の他、実際の某通信機器が使われている情況をシミュレートしたソフトの 中でトラブルシューティングを行うという面倒臭い代物まである。 もっともこのシミュレータ、実際の機器の制御コンソールと同じコマンドヘルプまで 実装しているので寧ろ文章問題より簡単な気が。

試験会場は単なる場所貸しで、試験自体とは全然関係無い某F社のセミナールーム。 私と一緒に受検したのはたった1人だけ。ただし受けた物は全然別の資格の様だった。 私が受けた試験代理業者が扱っている資格は節操無しに色々あるのである。 このもう一人の受検者(50歳代のオヤジ)、試験開始15分くらいで突如席を 立って部屋を出て行ってしまい、そのまま戻らなかった。何の試験か知らないが、 随分と早く終わったものだ。それとも途中棄権だったりして。

で、私の方の試験だが取りあえず合格。これで一つ肩の荷が降りた感じ。

当然、そのまんまアキハバラ買い出し紀行に突入。 まず石丸電気3号店。6階のアニメソフト売り場で探索対象の「ETERNAL SNOW」DVD版を 発見するも、レジが滅茶混みなので買わずに離脱。 その際、「満月をさがして」のDVDソフトが出ているのを見かける。 それではという事で石丸電気2号店。「満月をさがして」はあるが、3号店では その隣りにあった「ETERNAL SNOW」が無い。が〜ん。しかし良く探すと棚の上の段に あった。ちゃんと脈絡を考えて並べて欲しいぞ。

  • 「満月をさがして」第1、2巻
  • 「ETERNAL SNOW」Changin' My Life
  • 「ヨコハマ買い出し紀行 Quiet Country Cafe」#1
  • 「アリーテ姫」
以上、購入。「ヨコハマ買い出し紀行」はとうとう出たOVA第2シリーズ。 衝動買いの「アリーテ姫」は当分ソフトは出ないとか言っていた様な気がしたが。

その後、でじこ屋駅前店にて電話帳C63購入。これが噂のエロエロ表紙か。 今まで、でじこ屋で電話帳を買うと何かオマケをくれたのだが今回は何にも無し。 と思ったら初めからフィルムで一緒に包装して下敷きが入っていた。 Illust/Kanan「GALAXY ANGEL」とあるが……この女の子達、誰? 私のヴァニラさんは何処じゃ〜
それはそれとして、でじこ屋の袋がぶら下げていても恥ずかしく無い程度に 大人しい絵柄に変わったのは良かった。

帰宅。三連休(今日も休みだったけど)を乗り切る為に食料(肴)生産。 おでんを仕込む。そして寝る。午前2時起床、週末モード。

晩酌。アサヒ黒生。国産黒麦酒は地麦酒以外は色が黒いだけの普通の麦酒という認識 だったが、グラスに注いで飲むとそれなりにマシな味になる事に最近気付いた。 缶麦酒は直接飲むのとグラスに注いで飲むのでは味が違うのだが、これほどハッキリと 差が出るのは珍しいかも。 試しに食ってみたおでん、やはり出来たてなので味わいという意味でもうひとつ。

「SAMURAI DEEPER KYO」、シャトラ(お市)の最期の 叫びは何となく本当にありそうな感じでリアル風味。本作でリアルな感じを受けるのは 珍しいので心に残った。ミゲやんは5本の村正を合わせる方法を勘違いしているのでは 無いかという気が少々。歴史を元に戻すというのなら、滅ぶ者が居る一方で本来なら 死ななかったはずの者が生き返るという展開もあったりしないのだろうか。
「花田少年史」、患者の回復具合に医者が一番驚いている というシーンに爆笑。一路の魂が乗り移った春彦の要求に素直に従う下心看護婦が 小児科の看護婦というのもナイスだ。春彦の身体で一路が、そして春彦の魂が一路の 身体で夫々“春彦が”言うべき事を言っているのが非常に面白い。 ラストの娘を抱いた春彦の1カットはじ〜んと来ました。
「ヒートガイ ジェイ」、少しだけこの世界の仕組みに 関して明かされた話。どうやら街のライフラインを根本的には自分達でメンテする事すら 出来ないほど地上の人々は墮落しているという事らしい。そんな中で、定期的に補修に やってくる天上人と、アウトローである地底不法居住者という両極端な者達が本当の 意味で文明を維持しているというのが皮肉っぽくて良い。人々の生活を生で見る事に なった天上人ラインは地底人に未来を託せる可能性を見ている様な気がする。 何となく『ザブングル』でのイノセントとシビリアンの関係と似ていなくもない。 ルミエちゃんが再登場するとは思っていなかったので嬉しい。 言い訳するジェイが益々人間臭くてイイ感じだ。