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Subject: ARGENTO SOMA Phase:25

佐々木@横浜市在住です。

アルジェントソーマについて思った事など。
Phase:25「愛と再生と」から。



# ネタバレあり。以下、当該エピソードを既にご覧の方のみ。



■墓参り
あの日の出合いを思い出しているハティ。今も、その出合いの意味を、
その答を探して。ハティは彼女を慕う多くの子供達の声を受けながら
思い出深い孤児院を後に旅立ちます。時は2065年の初夏。
# あ〜ら、予定通り数年後になってました。^^;
# 6年後って事で、ハティ育ってしまってます。あっちこち。(笑)
## がっくし………(爆)

■人々
6年の時の流れは人々の境遇を大きく変えてしました。
ギネビアは5年前にその生涯を終えて静かに眠っています。
ラナは上院議員として多忙な日々を送り、ダンはフューネラルの責任者となり
軍務と、そして妻となったスーと二人の間に産まれた愛娘に苦労する毎日。
ハティは次々と懐かしい面々に再会します。
二度と会えないかもしれない人々と、短いながらも心安らぐ時を過ごす為に。
# やはりと言いますか、ギネビアさん亡くなってしまいました。
# それでも、あの日から1年ぐらいは生きていたのですね。
# 最後まで飛び続けられたのでしょうか。
# ラナさんが議員というのは似合ってます。政敵にはしたくないタイプ。(笑)
# ウォルトンがラナさんの所に居るのはちょっと意外。
# ハティは孤児院の先生(っていうかお姉さん)をやっていた様ですが、
# 子供達の世話だけで大変だったから、という事なのかな。
# ダンはあの日の時点では反逆者になっていた気がしますが、
# その後の政変で"官軍"側って事になったのでしょう。
# しかし、スーとくっつくとは思わなかったなぁ。それが一番の意外。^^;
# スーの以前の髪の色は染色(脱色か?)だった様で、栗毛にすると地味め。
# お子さんの名前は二人の共通の友人の名をもらったという事ですね。
# 名前だけでなく、もしかしたら生まれ代わりなのかも。
# ハティが育ってしまったんで、次はギネビアちゃんだっ!て事で、
# 将来が楽しみな感じの子供です。あと10年ぐらいしたら会いたい。(爆)
# 新型ザルクって格好エエですなぁ。白いマシンって思いっきりツボ。

■再来
月の天文台で確認された一つの事実。太陽系を飲み込む程の大きさの星雲が
地球へ接近している事が確認されます。その事実が公表され、世間が騒然と
なっていた頃、ひっそりと一人の男が恩赦を受けて刑務所を出所していました。
"彼"こそは今の政治的情況を作った告発者なのでした。
# 最初は目の表情が優しげだったのでタクトかと思ったのですが、
# どうやらリウのまま服役していた様で。
# 彼が色々と暴露しまくって、政権をブっ倒した様です。Xの愛弟子ですか。^^;
# あの星雲はユーリの団体さんという事らしいですが。おぃお〜ぃ。^^;;;;;
# 今はエイリアンを"レオノフ宇宙飛行士の複製体"と呼ぶ様です。

■宇宙へ
ラナは人類総てに向けてのメッセージを発信しました。接近する星雲が
ユーリの再来であるなら、我々は今度こそ彼を微笑みで迎えようと。
そしてユリシーズ号は乗組員を迎えて発進への最終準備に入りました。
シャトルに乗り、ユリシーズ号に到着したハティを迎えたのは
船長となったマイケルでした。
ですが彼の口からは、ハティがこの旅への参加を決意した理由の一つが
叶わないかもしれないという事実が知らされます。"彼"は行方不明なのだと。
# どうやらハティはすっかり"あのヤロ"(笑)と再会するつもりだった様で。
## とっても嫌〜んな感じ。^^;

■止まったままの刻
"彼"は、ある部屋を訪れました。6年前から無人でしたが、6年前に
家賃は全て前払されていて中は以前のままに残されていました。
ベッドに寝ころんでいる彼に、今は亡き恩師が語りかけます。
行くべきである、もし前に進みたいのであればと。
そして現れたもう一人の幻。恋人の言葉は彼には聞こえませんでしたが、
ふと思い立って電源を入れた端末には6年前の彼女からのメールが
届いていました。
彼女の最後の言葉を受け取った彼は、彼女に別れを告げるのでした。
# やっとマキちゃんの言葉が届いたのですね。
# 何と長い道のりだった事でしょうか。これでタクトとしての彼は
# 一つの答を見付ける事が出来た、という事なのかな。
# あの日のメールはちゃんと外に出ていた様で。expireしてなくて良かった。(笑)
# タクトの部屋の家賃を前払したのは当然Xでした。つくづくエエ人です。

■思いを伝える旅
ユリシーズ号の出発直前、マイケルはラナとの通信を行っていました。
ラナはマイケルに帰還の可能性の小さい賭けだと言い、再び頼った事を
詫びますが、マイケルは寧ろそれを喜んでいる様子でした。
そしてラナは最後のシャトルで荷物を届けたと告げて通信を終えます。
マイケルはその荷物の中身を覚り、ハティに受取の役目を与えるのでした。
エアロックで待つハティの前に、最後に到着した乗組員が顔を見せます。
"彼"の名はリウ・ソーマ。ユリシーズ号の航法士。そして。
全ての人々が見守る中でユリシーズ号は旅立ちます。未来を見付ける旅へ。
# 最後の最後までツーカーの仲のラナさんとマイケルです。
# 結局、奴はリウとして残りの人生を生きる事にした模様。
# タクトとしてでは過去と決別出来なかった…と考えると相変わらずな奴だな
# とも思えますが、その為にこそXが用意してくれた名なのかも知れません。
# 最後に皆さん勢揃い。ウォルトンに餌をくれたコックさんとか、
# ちょっとカマっぽい軍医殿も健在の様で。(笑)
# オペレーター嬢達の中ではスカーレットだけは転属してしまったらしく、
# ユリシーズ号の地上官制室らしき場所に居ました。
# エレインは未だ嫁に行ってないらしい。勿体無いですな。
# 青林檎はリウが見た幻かと思ったのですが、本当に置いてあったようです。
# 相変わらず、人間技ではない行動力ですなぁ、Xは。(笑)
# 個人的にXが生きていたのは凄く嬉しいです。彼の株急上昇したので。^^;
## 銃を乱射されても杖突いて復活ってのは「ケイゾク」的。(爆)
# EDクレジットでのスーとギネビアの名前表記が泣かせます、芸が細かい。^^;
# そのEDクレジットの最後に出た「真実の名に、…………別れることあらじ。」は
# やはりシェークスピアの作品からの引用なのかな。学が無いので判らん。^^;;;
# 一番最後に青林檎と共に出た一文は「終り良ければ、全て良し」でいいのかな。
## 確かにその通りのオチでした。(笑)

●ハティのこ〜な〜
白眉:選べん
# 個人的趣味は兎も角、彼女が綺麗になった事は事実。

●総論
言葉が無くては人は人と判り合う事は出来ない、しかし時には言葉だけ
では足りない事も。それでも人は答を求める。相手をもっと知る為に。
言われてみれば、それはそうだという事なのですが、それを丁寧に
見せてもらえた事に意味があったかなと思っています。
舞台設定はその為のスパイスみたいなもんですね、本題じゃない。
何にしても歳とった所為か(笑)、こういう風に綺麗なハッピーエンドで
終わってくれるとホっとします。ああ、面白かった。

●謝辞
拙文にフォローを下さった皆さんと読んで下さった皆さんの総てに感謝します。
そして素敵なお話しを見せて下さったスタッフ&キャストの方々にも有難うの言葉を。
# またよろしくお願いします。

では、また。

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■■■■■■ 佐々木 英朗 ■■■■■■■
■■■■ hidero@po.iijnet.or.jp ■■■■
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