From: hidero@po.iijnet.or.jp
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Subject: BETTER MAN 1st night

佐々木@横浜市在住です。

# この記事は演出表現上ビスタサイズでお送りしています。(虚偽)

地下の遊園地。それは闇から始まるの。
殺して、殺して、殺してく。だから早く。
夢のかけらを待ってるの。
明日の夜に逢いましょう。
貴方の名は ・・・ ベターマン。

という事で、ベターマンです。

いやぁ、面白い。
第一話としては随分と詰め込まれた印象で、
途中で息切れしないといいけれどと心配してしまいます。

# 毎度の事ながら長文にて失礼します。^^;;;
# 上記の予告編(前の夜のバブクラの後に流れた)を見た時点で
# スッ転んだんですが、ちょっと記事にするのが遅れました。
## 何に転んだかは言うまでもありませんよね。
# よろしければお付き合いください。
# 本編をご覧になった方の頭の整理のお役にでも立てば嬉しく思います。
# それと見損ねた場合の次回へ向けての予習にも。


***** 以下、盛大にネタバレですのでご注意!*****


「早く見つけて。すぐに探して〜♪ ・・・ 闇。」
暗やみに浮かぶ少女。なんか機械仕掛けの椅子に坐ってる、と言いますか
拘束されてるって感じです。デザインも結構イヤ〜んな感じ。
ゴーグルに遮られていますが、彼女は何かを見ているようです。
わななき、見悶えし、苦悶の相を浮かべる少女。
「ギャーッ」
# こ、怖ぇ〜。;_;

## 彼女が本作の主人公のサクラちゃんですので覚えておきましょう。

波打ち際で目覚める少年、ケイタ。ふと振り向くと、そこには一人の少女が
同じように座り込んでいます。
彼女は彼に向かって何かを言っているのですが、声は聞こえませんでした。
# この時点ではまだケイタは彼女、現在のヒノキには遇っていないのですが
# 何故か夢に登場。それと後で遇ったときに夢を思い出しますが
# その時は顔が無くなっています。

# それ以外にも本作には顔が無い(黒い影になっている)人物が多数出てきます。
# 脇役だからと言えばそれまでなんですが、生気を感じさせず無気味です。


                          一夜 「闇」 yami


「あと五分 ...」
趣味のいい目覚ましに起こされながら再度寝てしまい遅刻ギリギリのケイタ。
携帯テレビを見ながら走ってる(アレ何て呼ぶのかな)のでトラックに
轢かれそうになりますが華麗なテクニックでかわします。
# が、道路標識はかわせないのでした。
途中の繁華街の街頭テレビからは地下200mに造られた遊園地
 "ボトムワールド" の開園が明日に迫ったというニュースが流れていました。
# よく掘ったもんだ。

「またイヤらしい事考えてるな」
何とか間に合って教室に飛び込んだケイタに、転校生来るのニュース。
健全なる男子は必ずカワイイ女の子を期待します。
そしてお約束として、その願は叶うのでした。
どよめくクラスですが、ケイタには既視感が。
夢で、それだけじゃ無くもっと昔に知っていた、あの娘。
転校して来た少女、ヒノキもまたケイタに気付いた様で
互いにガキンちょ時代を思い出します。
# 可愛いねぇ。ヒノキ(小)も。^^;;;
# それと回想シーンから、ヒノキの前髪の派手な色は昔からと判明。
# 生まれつきか?

「専門家の方が到着しました。」
累々と続く白線で書いた人の形、そしてよく判らない物の形。
その頃、ボトムワールドでは大量の死体が発見され、警察による
現場検証が行われていました。死者200名以上、生存者40数名。
無傷だったりバラバラだったりで、しかも死因は不明と。
警察関係者たちが首を捻る所へやってきた作業ツナギのおっさん。(笑)
専門家の方だそうで、アヤシイ機械を作動させて現場チェック。
得られた結果はモーディワープが蓄積した過去のデータと40%一致。
# 何かの組織の名前なんでしょうな。
同行して来た女性、アサミは大量死の原因をアルジャーノンに
間違いないでしょうと言って現場を立入り禁止にします。
# アルジャーノンと言うと、知能を強化したアレ ...じゃ無いらしい。
自衛隊が何人か奥へ入っているらしいのですが、アサミは手遅れと一言。
「ヒノキを呼ぶか?」「お願いします。」
# ヒノキも専門家のお仲間という事です。

「ねぇねぇ」
休み時間の教室ではヒノキがクラスメイト達の質問攻めにあっていました。
まぁ初日はこんなもんですな。ヒノキが返事をしてる様子に見え無いのは
周りが一斉に聞いてるので返事のしようが無いのか、それとも無口系なのか
現時点ではちょっと判りません。
ケイタが彼女のことを確かめようとしますが、そこに呼出し音が。
ナイスな所から携帯電話を取り出したヒノキは手短に話すと
教室を出ていってしまいます。
# ヒノキちゃん、出番ですよぉ。(古すぎ)

「転校生が帰っちゃうぜ。」
校長室に立ち寄って事情を話すと、ヒノキは迎えに来たトレーラーに
乗って帰ってしまいました。どうやら学校には話が通ってる様です。
窓辺に集まった生徒達に混じってヒノキを見送ったケイタは
彼女の乗っていったトレーラーに付けられた "アカマツ工業" という
ロゴに注意を向けていました。

「うひゃ〜」
放課後、家路を急ぐケイタは降ってきた雨を避けるため地下鉄の入り口に
滑り込みますが、そのまま階段を転げ落ちてしまいます。
# 彼は所謂、粗忽者ですな。
落ちるところ迄落ちると、そこはどうやら地下鉄のコンコースと
直結したボトムワールドの入場口のひとつです。
事故で閉鎖という情報は得ていたケイタですが誰も居ないのでノコノコ中へ。
# その散らかり方、普通疑わんかね。

「チカちゃん感激!」
中に入ったケイタを迎えたのはマスコットキャラの "チカちゃん" 。(ベタな)
無茶苦茶早口のナゾナゾに答え損ねたケイタは地獄コースへご案内。
# あれに答えられる客が居るとは思えんが。
最初は滑り落ちてるだけかと思いきや、下りのコンベアになってます。
そして何故か途中でチョん切れてるコンベアから落ちます。^^;;;
ケイタは何かの建物の天窓を突き破ってやっと着地するのでした。

「ありゃ人間じゃねぇよ」
そこはボトムワールドの中が見渡せる塔の様な所の螺旋階段の途中でした。
そこから見える景色に地下遊園地の広さを実感するケイタ。
# 土地が余ってるんじゃ無くて掘ったからでしょう、広いのは。
しかし後ろの方、階下からニュチャッ、ピチャッと近づく音が。
振り向くと、真っ白の手が階段を這い上がって来ています。
その手は関節を持たぬように蠕動し、やがて上半身が現れました。
一見女性に見えるそれは一呼吸置くと激しく身体をばたつかせ
そして身体を捻りながらケイタに向かって来ました。
# うひゃ〜、気色悪ぅ。
# 人間の姿で在りながら人間に出来ない動きってのはコワイ。
ケイタは慌てふためきながら階段を駆け昇ります。最上階はシャッターが
降りていましたが幸いにも非常口があり、そこへ飛び込んだケイタは
鍵を閉めると人心地つく事が出来ました。

「はずしちゃダメ」
ほっとしたのも束の間、何処からか、か細い歌声が。
進んでいった先にぼんやりと見えたのはヒノキが乗っていった
アカマツ工業のトレーラーでした。
後部扉が開いていて、奥には人影が見えています。
ゆっくり近づいていくと、ケイタの想像とは違ってヒノキじゃありません。
椅子に繋がっちゃってる少女サクラ。周りの機械類はケイタの
言では「軍用指揮車の内部」という事だそうで。
# 当たってると言っていいかな。
現れたケイタに、サクラは尋ねます。
「誰?」「俺、アオノケイタ、高校生。」
「高校生?」「うん。」
どうも高校生っつうのがイマイチ、ピンと来ないらしいサクラ。
「痛いことするの?」「そんな事しないよ。」
# 痛いことって例えばどんな事? (対消滅)
ケイタはサクラの頸に付けられたリングを外そうと試みますが
サクラは外さないように言います。

「たくさん死んでるから」
突然、トレーラーが揺れて驚くケイタ。トレーラが停めてあった場所は
物資搬入用の巨大なエレベータでした。
サクラはケイタに逃げたほうがいいと言います。
ケイタは彼女の事が心配に成りましたが、サクラが私は大丈夫と言うので
その場を離れることにしました。
# イカンね、女の子を置いていっては。

「ぎゃ〜」
トレーラーの後部へ出たケイタは車体が揺れたため転げ落ちてしまいます。
# やっぱり粗忽者。
そして弾みで首から下げた携帯テレビがエレベータシャフトを囲む
金網に引っかかり宙吊りの様な形になってしまいます。
# こ、こいつは。^^;;;
必死にもがいて金網にしがみついたケイタを置いてトレーラーを乗せた
プラットホームは遥下方に去って行ってしまいました。
# ナナメに下りるエレベータって秘密基地みたいだ。
代わりに金網の向こうからケイタに近寄ってくる影があります。
薄明かりに見えたそれは西洋甲冑でした。開いたマスクから一つ目が睨みます。
慌てたケイタは携帯テレビを振りほどきエレベータシャフトを
滑り落ちて行きます。そして途中から換気ダクトへ落ちて行くのでした。
# 器用なドジ。

「ぎゃ〜」
落ちた先でケイタの前に現れたのは光る二つの目でした。
ケイタは這いずって逃げます。そして金網の扉を閉めてその場を逃げおおせます。
更に奥に逃げた彼を出迎えたのは大型の建設機械程のロボットでした。
#「金っ!」^^;;;

「ケイちゃん?」
すぐにダメージから復活したケイタはロボットをしげしげと眺めます。
相手のロボットもケイタをシゲシゲ。実は乗っていたのはヒノキでした。
しかしケイタからはヒノキの姿は見え無いようです。
突然、黒い煙がもくもくと充満し何も見え無くなります。
ケイタは煙から逃げるように、その場を離れてしまいます。
# あれには外部に向かって話しかける機能は無いのかな。

「笑いながら出ていっちゃった」
アカマツ工業のトレーラーは、さっきと違い灯りが着いて別世界です。
あっち(ヒノキの乗ってるロボ)での出来事は逐次判るらしく、
黒い煙は遊園地のアトラクションの為の小道具と判明します。
乗ってるのは、縛られたまんまのサクラちゃん以外に、アカマツのおっさん、
アサミ姉さん、あとアカマツ工業の社員らしい人二名。
モニタに拠ると、ロボのもう一つのコクピットが空っぽです。
アカマツがヒノキに相方(カクタス)はどうした?と聞きますが、
笑いながら出ていったとの事。

「何ぃ、そんなハズは無い」
それを聞いたアサミは直前までのデータをチェックし、カクタスが
異常をきたしていたことを告げます。それは間違いなくアルジャーノンの所為だと。
アカマツは自分の額のバンド "バリアー君" ^^;;; を指差しながら
イオンシールドに守られていたはずだと言います。
そしてアサミもまた自分のスーツと同じプロテクト機能も装備していたと指摘。
# アサミ姉さんだけ重装備なのはズッこいと思う。
結果、カクタスは搭乗以前に取り憑かれていたと判断されたのでした。
# 此までで出てきた内容から、「アルジャーノン」とは、
# 1)ヘアバンドみたいな物で防げるのだから、デカイ敵では無いらしい。
# 2)アサミ姉さんの気密服状のものから察するに伝染する物っぽい。
# 3)しかしヘアバンド(バリアー君)で防げるのだから接触感染では無いようだ。

「ぎゃ〜」
ふと周りを見回したケイタは自分が水たまりの中に居ることに気付きます。
そして振り向くと、笑い声を上げながらふらふらと歩く人影が。
人影は程なく飛び散ってしまい、壁をぬるぬると伝って流れ落ちます。
# 自爆したのか、何かに食われたのかはよく判らない。
# さようならカクタス。
ケイタは悲鳴を上げ走り出します。そして見えてきた唯一の灯りに飛び込みます。

「やっぱりヒノキだ」
先程見かけたケイタの事を心配していたヒノキは、彼の声が突然聞こえて
辺りを見回します。ケイタは自分の足下、胴体下部のもう一つの操縦席に居ました。
お互いの名前を呼び合い、やはり幼なじみであったことを確かめる二人。
# 股の間で会話しなくちゃならんのか、このコクピットは。

「コイツ人間だろうな」
トレーラーでも、もう一人の搭乗者を確認していました。
ですがカクタスが戻った訳では無いようです。
アカマツはケイタが普通の人間では無い事を心配していました。
#「アルジャーノン」の考察2
# 4)アルジャーノンに侵された人間は一見マトモである事もあるらしい。

「カッパ君!」
ほっとしたのも束の間、ケイタの正面の窓を激しく叩くものが居ます。
それは此へ落ちてくる途中で出合ったカッパ君でした。^^;;;
怯えるケイタ。ヒノキは結構丈夫だから平気といいますが、自分の周りには
もっと凶暴そうな西洋甲冑どもがいっぱい。
ケイタはロボットを動かそうと言いますが、普通の人は無理と言われます。
それでもケイタは操縦桿を叩いて大騒ぎ。すると操縦桿を被っていた
透明の球体に突然ケイタの手が潜り込みます。
# 普通じゃ無かったケイタ。

「wake!」
ケイタの手が潜り込むと同時にシステム全体が反応します。
ヒノキは機会を逃さずロボットを作動させ、取り付いていた異形の者達を
ことごとく捻り潰していきました。
西洋甲冑は中身無いみたいです。カッパ君はゴムの様な物でしょうか。
最初は着ぐるみ(中は人間)かと思ってたんですが違う様です。
#「アルジャーノン」の考察3
# 5)人間以外の物も悪影響を受けて暴走するらしい。

「誰だお前?」
トレーラーでは、その一部始終がモニタされており闖入者ケイタが
デュアルインパルスと呼ばれる特殊な脳波を発している事が判明します。
アカマツが呼びかけると、ケイタはちょっと考えてから、大はしゃぎ。
# TV番組「日本の名物社長」で見たそうで。^^;
うんざりしたアカマツは死にたくなかったら大人しく坐っていろと言い
ケイタを黙らせました。
それからアカマツはヒノキに戻るように言いますが、カクタスを
心配するヒノキ。そこへまたしても変な奴が登場。
今度は女の人見たいですが、コックピット(またケイタ側)に
へばり着いてデっかい舌でベロベロリ〜ん。
# 螺旋階段でケイタを追い掛けた女の人かな。
それをヒノキは掴んで投げて踏み潰します。
# 遠慮無し。

「お願い、ちょっとだけ助けて」
轟音と共に少し離れた所から白煙が上がります。そして伸びてきた触手が
ロボットを掴んで引き倒し引きずられますが、コケても衝撃が無いと
言ってまたしても大喜びのケイタ。(ぉぃぉぃ)
ヒノキは冷静に姿勢を立て直します。アカマツからの指示で触手の
一部を掴むとセンサを働かせます。結果からそれはロボットと判明。
# 元々は遊園地のアトラクションの一部なんでしょうな。
更に迫り来る触手に対抗するためヒノキはケイタに協力を要請します。
# 攻撃をするのはヒノキ側の操縦席では出来ないらしい。
ケイタはヒノキの指示どおりの音声コマンド入力で役目を果たします。
# 音声認識はロボットの基本。
#「You have control」
#「I have control」
#「Break synthesize」
#「ジーセプト」(ちょっと自信なし&意味不明)
最後の指示、"シナプス弾撃" が行われると爆煙が辺りにたちこめました。

「カクタスを上回っているわ」
敵を分析して対抗する物質を合成してブチかますのが攻撃手順らしいです。
元のパイロット、カクタスよりも合成スピードが早いと言ってましたから
誰が指示するかは重要なファクターらしい。
そしてアフターケアも考えた万全の対抗策だったようで、
専門家の方達も感心しています。

「ロボットじゃないわ」
ケイタは中々強いじゃないかと、またまた大はしゃぎ。^^;
でもロボじゃなくて「ニューロノイド 覚醒人1号よ」だそうで。
ですが敵はまだ残っていたのです。地響きと共にケイタとヒノキの前に
現れたのは巨大なチカちゃんです。
# チカちゃん感激ぃ〜っ。
ケイタは再度の攻撃をしようとしますがすでに覚醒人の作動物質である
"リンカージェル" が限界を越えていてダメでした。
#「透析」って言ってたし、しばらく乗っていると汚れるって事かな。

「来たよ」
その様子を見下ろしているナゾの人影。肩に乗せた鳥の様な者が口は動かさず
喋ります。我らの希望が危険だと。
ナゾの彼は答えます。ネブラの実を使うしか無いかと。
こちらも口は動きませんです。テレパシーという事らしい。
#「我らの希望」ってのは何のことでしょうねぇ。
# 素直に考えるとコヤツと前髪の色が同じだからヒノキの事っぽいが。
そして覚醒人とチカちゃんの間に降り立った彼は取り出した木の実の様な物を
バリバリと食べます。やがて彼の身体に変化が訪れるのでした。
# ちょっちジェネレイターっぽい。
モニターで見ていたアサミが言います。
「ベターマン ...」
# サクラの言った「来るよ」と「来たよ」はチカちゃんじゃなく
# ベターマンの事を指しているみたいです。ちょっと先の事が判るのね。


***** と、今回はココまで *****


あの人はラミア。
あの人は化身。
あの人はネブラと言う名の化身。
みんな死ぬの?
あなたも?
わたしも?
聞こえる、聞こえる、闇の声。
あなたのすぐ後ろで。

# うぅ、最後も怖い。
# ヘッドホンで音聞いてるから余計に。

次回 二夜 「声」 koe
次の夜までサヨヲナラ

では、また。

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■■■■■■ 佐々木 英朗 ■■■■■■■
■■■■ hidero@po.iijnet.or.jp ■■■■
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