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Subject: BETTER MAN 14th night -- kokoro --

佐々木@横浜市在住です。

ベターマン、十四夜について。

# BPL編決着っすわ。
# 結構、意外なオチ方。



*****  以下は、ネタバレご注意! *****



「ベターマンは一人では無かったのか」
新たに現れたベターマン・ルーメが接近するとラミアを覆っていたキノコは
全てラミアの身体から剥がれ落ちてしまいます。
そして梅崎のカプセルの周囲に放電現象が起こり、ケーブルで直結した
ベラドンナをも枯らしてしまいます。
# ガンマ線バーストが気安く地上で起こっていいのだろうか。^^;;;

「これって悪夢の始まりだったりして」
フェロモンの奔流が止まったため徐々に正気を取戻し始めるケイタ達、そして
アカマツ工業の面々。しかし、安堵したのも束の間。私達はアルジャーノンかも
知れないというリっちゃんの一言がアカマツ社長と山じぃの背筋を寒からしめます。
# へらへら笑いながらも真面目に情況分析してるアサミ姉さんとヤナギが
# 中々シュールであります。
# リっちゃんの一言は冗談になってないっすわ。
#「ふぅっ」っていうヒノキの溜息が何とも色っぽいですなぁ。*^^*

「人類の未来を救う為だ」
ベラドンナの培養槽から出現した数匹のサラマンダーがシャフトを登っていきます。
そして、梅崎の居るフロアに達するとルーメに攻撃を仕掛けます。
最初の一撃をかわしてサラマンダーの一匹を焼き払うルーメでしたが、
殺到した他のサラマンダー達に押し包まれてしまいます。
炎に包まれるサラマンダーとルーメはやがて動きを停めるのでした。
# サラマンダー62っつうのが何とも農作物の品種名の様で奇妙な味わい。
# 最初の一匹を倒したのはラミアのペクトフォレイス・ルブルムを彷彿とさせる攻撃。
# もっとも胸ではなく手から出しているので別な名前があると思われます。
# サラマン君に自己発火能力があったのかルーメの電撃で発火したのか
# いまいち良く判らないシーンだった。多分、後者だろうけど。



                         十四夜 「魂」 kokoro



「何だか疲れちゃった」
何とか正気に戻ったケイタ達でしたが、覚醒人のジェルリミットが近いため
ティランだけが上層部へ様子を見に行く事になります。
# ティランの方がジェルの持ちが良いのだろうと推測されます。
## もともとティランの方が高性能という話がチラホラ出ているので。
# それとヤナギの習熟度の高さがジェルに負担を掛けないのでしょう。
# ついでにサクラちゃんも同様に負荷を掛けない操縦であったのかも。

「いいよ、生きて帰れたらね」
ヒノキの言うとおり命が幾つ有っても足らないとぼやくケイタ。
生きて帰れたらデートしようというケイタにヒノキは力なく返事をします。
# どさくさ紛れに美味しい奴だ。^^;;;

「何か上の方で動いてるぅ」
途中のフロアには多数の研究所職員が倒れており、周りには虫達が死んでいました。
ベラドンナのフェロモンが途絶えたために活動が持続できなくなったのだろうと
アサミは推論します。
フェロモンがアルジャーノンの原因なのではとヤナギが尋ねます。
アサミは、確かにアルジャーノンに侵された患者には、フェロモンによる
脳内反応と似た現象が観測されると言います。
更に考察を続けようとしたアサミをカエデの警告が遮ります。
センサーには何も捕捉されては居ませんでしたが、瞬く間に接近した怪物に
ティランは襲われてしまいます。
# アサミ姉さんが「しかし...」と言っている事からアルジャーノンと
# フェロモンの関連はそれほど深くは無いというのが現時点での彼女の見解なので
# あろうと思われます。
# ここでも、サクラちゃんは敵に同情していて号泣中につき索敵能力弱し。^^;

「逃げられっこない」
待っているのが退屈になってきたケイタ。ふと脇を見ると少し離れた通路の
入り口にプレトが居るのが目に留まります。ケイタは覚醒人を起動させ
プレトを追いますが通路に入って間もなくジェルが限界を迎えて止まってしまいます。
初めてプレトを目にしたヒノキに、プレトが待っている様に感じると言うケイタ。
突然、後方のシャフト内に轟音と共に何かが落ちてきます。
それはティランを襲ったのと同じ赤い怪物でした。
動けない覚醒人を放棄し、ケイタはヒノキをつれて逃げ出します。
狭い階段を駆け上がる二人を赤い怪物=ベヘモットは催眠音波で捕らえようとします。
しかし、ケイタは超音波防虫機を作動させベヘモットの呼び声を相殺します。
効果が無いと覚ったベヘモットはそれ以上の追跡はしませんでした。
# 確かにトカゲ君は「こっちこっち」と無言で語ってますな。
# ベヘモットの接近を察知して誘導してくれたのだと思うのですが。
# 当然、ご主人様であるチャンディの命を受けて。
#「うるせぇ〜、俺は絶対生きて帰ってお前とデートするぞ!」
# 男らしいぞケイちゃん。今のヒノキには強引な相手が必要。^^;;;
# やっぱり人生には目的意識が必要ですねぇ。内容が不純でも。(笑)
# ベヘモットの呼び声で誘発される幻覚は例によってヒノキの思い出したくない
# 過去のワンシーン。ところがその中にヒノキは見ていないはずの
# ボトムザワールドのクネクネ姉さんと螺旋階段という組合せが。
# はて、これはケイタの幻覚という事か。
# それにしては何故1シーンだけがケイタの幻覚? 
# それともペアを組んでいるデュアルカインドは記憶の一部を共有してたりするのか?
# ケイタがヒノキの悪夢の登場人物になったりした(と思われる)前例も
# 互いの記憶を覗き合っているという方が解釈として自然かも。
## 単にそれがケイタの特殊能力だという考察が心情的に
## 肯定しがたいだけなのでは。> 私 ^^;
## これで、虫除け君は2勝1敗ですな。

「いきなりシモねたぁ?」
覚醒人とティランの双方との連絡が途切れたため成すすべなく佇むアカマツ社長と
山じぃ、リっちゃん。精子の数の多さを引き合いに出して人類は多すぎるという
謎掛けをするアカマツ社長。増え過ぎた人類を選別する篩がアルジャーノンでは
という推論に辿り着いた山じぃはアカマツ社長の言う自然淘汰という言葉に
返事をする事が出来ませんでした。
# 増え過ぎた人類というのは殺戮の理由付けとして天災/犯罪などで
# 繰り返し使われるタームですなぁ。本当にそんなありきたりな物が
# アルジャーノンの本質なのかなぁ。何か違うような気がするが。
#(気がするだけですけど。希望かも。)
# 百歩譲ってそうだとして、それが人為か自然かは大きな問題っすわ。

「やっぱプレトだ」
大分昇ってきたケイタとヒノキはシャフトを跨ぐ回廊を渡ります。
するとそこに居たのはプレトでした。近づいて間違いなくプレトだと確認した
ケイタは、その傍らのカプセルに入っているチャンディを見付けます。
生きていた事を喜ぶケイタに元気な返事をするチャンディ。
ヒノキはその見知らぬ少女がリミピッドチャネルで話していることに
気付いて驚きます。
# どう見ても、あの場所ではトカゲ君よりチャンディの入れ物の方が
# 先に目に入りそうな気がするが。^^;;;
## それにしてもトカゲ君はそこはかとなく可愛い。(ペット的可愛さ)

「君はヒノキちゃんだね」
チャンディの入ったカプセルについてのケイタの疑問に応えたのは、
すぐ後ろに居た梅崎でした。
チャンディの事をDタイプのハンターと呼ぶ梅崎。
そしてDタイプハンターはカプセル内の溶液に定期的に浸らなければならない様に
DNAを設定してあると言うのです。
梅崎はヒノキの事を知っていました。彼はヒノキの父、彩博士の友人であったのです。
アジャンターでの事故の際に自分も捜索隊に加わっていたという梅崎は
そこでアニムスの花を発見したのだと語ります。
# つまりチャンディ達(もう一人だけらしいが)は必ず梅崎の元に戻るように
# 仕組まれているわけですな。遺伝子操作した生物に、そういう自然界で勝手に
# 暮らしたりしないようにする「枷」を掛けているというのは研究者としては
# 正しい姿勢と言えますし、こういう点はマトモですね、梅ちゃんは。
# ヒノキの「お父さん達はどうなったの?」という問いに対する答えは
#「判らなかった」という事なのでしょうね。やはりアジャンター捜索の
# 時点ではまだ梅崎博士はマトモな人物であった様です。
# アニムスとの出合いが人生を狂わせたか。
# あるいは彼を狂わせる何かがアニムスと共に在ったのかも。

「自然界では常識だ」
L型のアミノ酸をD型に鏡像反転させる事で細胞の分裂回数を抑制するテロメアに
300回以上の寿命を与えることが出来るというアニムスの花の効果。
これで人類が救われるという梅崎に、ヒノキは人類を救う為に人を犠牲にするのは
矛盾だと言うのですが梅崎は人類全体を一つの「個」と考えれば、細胞である
個人にはそれぞれ相応の役割があるのだと言います。
そんな理屈は判らないというヒノキとケイタに梅崎は、君たちの役割も
アニムスの苗床に過ぎないようだと言い捨てます。
# 化学はイマイチ明るくないのですけど、D型は自然界では少数派だったかな。
# でLとDでは性質ががらっと違うとか。(アミノ酸にも依るのでしょうけど)
# アサミ姉さん、後はよろしく。^^;;;

「お姉さん、誰?」
梅崎は赤い怪物、キングベヘモットを呼び寄せてケイタとヒノキを襲わせます。
キングベヘモットの触手から放たれる液体が二人に迫ります。
それを身を挺して防いだのは再び立ち上がったルーメでした。
キングベヘモットの粘液で動きを封じられているティランの操縦席では
アサミ以下の面々が新たなベターマンの姿を固唾を飲んで見守っています。
そして、ルーメの横顔にヒノキは知った人物の面影を見ていました。
ルーメは電撃をキングベヘモットに放ちますが、キングベヘモットの体表を
覆う流体装甲が電撃を受け流してしまい効果がありません。
そしてキングベヘモットの一撃が回廊の床ごと
ルーメを地下深くに叩き落としてしまいます。
# ママさんの面影ですかね、やっぱし。
# でも外見的にはルーメは少女といった感じですが。
## ケイタ、ナイス突っ込み。^^;
# 落ちていくルーメからラミアに向けて光の粒子が飛んでいきます。
# あれはラミアからはぎ取ったキノコの胞子を包んだ物のようです。

「死ぬのはお父さんだよ」
チャンディはケイタに自分を外に出すように言います。訳も判らないまま、
ケイタはパネルを操作してチャンディをカプセルから出します。
その事に気付いた梅崎はカプセルから出ると死ぬとチャンディに言いますが、
チャンディは死ぬのはお父さんの方だと言います。
梅崎がその言葉の意味するところを理解した時にはプレトを纏った
チャンディの一撃が彼をカプセルごと打ち砕いていました。
手を差し伸べて何かを言おうとした梅崎が事切れる様を見詰めるチャンディ。
そしてキングベヘモットに立ち向かいますが、強力な音波攻撃で
壁に打ち付けられてシャフトの地下へ落ちていってしまいます。
# さて、遂に行動を起こしたチャンディ。実を言えば全然躊躇しないで
# 梅崎を倒した様に見えるのでちょっと意外です。
# 贔屓目で見れば、梅崎の考えが間違っていると思ったからと考えられなくもない
# ですが、恐らくチャンディの行動原則はもっと単純の様に思われるので
# ケイタを救けなきゃという気持ちを素直に実行に移したという事なのでしょう。
# 18号と呼ぶ男よりも名前で呼んでくれるケイタの方が大事だったのですね。
## サブタイトルのココロってのはこういう事か。
# そもそも「お父さん」という呼び方も「親」という意識は全然無くて
# 単なる梅崎という人物の呼称でしか無かったと考えると、
# さして感傷的な感情は抱かないかもしれません。
# ただ今回、初めてチャンディが瞬いたのは彼女なりの気持ちの揺れの現れなのかも。
# 梅崎は恐らく最後までチャンディの反抗の理由は判らなかったでしょう。
# ところで梅崎は倒される直前に「70億」という数字を取り憑かれたように
# 繰り返して呟いています。これってアルジャーノンの症状では?
# ぢつわ、梅崎がネブラの実とかの解明にも着手していて、ラストは巨大ウメザキと
# フォルテの一騎打ちとかあるかなぁとか思ってたんですが。^^;
# だってあのオッさんなら自分の改造もバリバリやっていそうだし。

「辿り着いた、やっと」
ケイタとヒノキに迫るキングベヘモット。床に散った溶液に足を取られたケイタは
梅崎の死体にのし掛かってしまいます。その顔にはアニムスの花が。
そしてその花をつかみ取ったのはラミアでした。アニムスは既にフォルテの実を
実らせていました。変身を始めたラミアはキングベヘモットを壁際に押しやります。
# アニムスの花のエキス(?)に浸っていたので死んだ途端に開花したのでしょうか。
# アサミ姉さんも驚いてましたからすぐに調べてくれるでしょう。^^;;;
# キングベヘモットの足の裏がチラッと出るんですが、真ん丸の可愛い模様が ^^;
# ...じゃなくて恐らく吸盤ですね。これがあるのでシャフトの壁面をまるで
# 平地のように疾走できるという事なのでしょう。

「必殺のクランブルポイントが探せないのか」
ベターマン・フォルテは苦戦していました。流体装甲がすべての攻撃を
受け流してしまうのです。対してキングベヘモットは触手と音波による
攻撃を繰り返してフォルテを追い詰めます。
押さえ込まれてしまうフォルテでしたが、光の粒子を放つとキングベヘモットの
流体装甲の表面にキノコを繁殖させて効果を減じさせます。
そしてキングベヘモットの体構造を走査するとサイコグローリーによって
これを殲滅するのでした。
フォルテを見上げるケイタとヒノキ。その時、何故かフォルテは二人を
見下ろすような仕草をみせます。その姿に見入るヒノキ。
やがてフォルテは地上へと去っていきました。
# やられたキノコを逆手にとって武器にするとは流石ベターマン。
# フォルテ(っつかラミア)はやっぱりヒノキを特別な目で見ているのでしょうか。
# それともヒノキの思い込みがベターマンに投影されているだけなのか。
# ヒノキが、もっとベターマンの事を嫌がるかと思いましたが
# それほどでも無いですね。

「守ってもらうぜ、約束」
ぼんやりと上を見上げていた二人をライトが照らします。アカマツ工業の
トレーラーのヘッドライトでした。助かったんだと実感するケイタとヒノキ。
ケイタが約束の事を言うとヒノキは俯きながらも頷くのでした。
# ここのところの「うん」も中々可愛いかったですな。

「我らの希望は守られた」
地下深くでは、既に硬化してしまったルーメの身体を突き破ってセーメが
飛び立って行きました。そしてBPLの外には朝日を浴びてフォルテの
抜け殻が静かに佇んでいるのでした。
# ルーメは抜け殻の方がボディラインがクッきり見えてエッチですな。*^^*
# 活動中は光っちゃってて、モニタのコントラスト下げても何も見えん。(爆)



***** 今回はココまで *****


集え集え
奪え奪え
かごめかごめ
海の向こうの遠くから
影に隠れてやってくる
びちょびちょぐちゃぐちゃ忍び寄る
あなたの背中にへばり憑く


次回 十五夜 「翳」 kage


# 占いババァの絵ヅラがキモチ悪い。
# リっちゃんに鈴をくれた爺さん再登場なのかな。
# やっぱしジジベターマンらしい雰囲気。
# ケイタとヒノキはお約束のデートか。
##「」の中の字が、もし化けたら教えてください。
## ちなみにJISコードで664Aです。ご参考まで。
# 次回、放送時間にご注意!
# 深夜1:45からっすわ。(テレ東だけかも知れんけど)

次の夜までサヨヲナラ(by チャンディ)

# うぅぅっ、可愛い過ぎる。(激萌えぇ)
# やっとチャンディの順番が来たか。
# 待たされた甲斐が在ったというもの。

では、また。

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■■■■■■ 佐々木 英朗 ■■■■■■■
■■■■ hidero@po.iijnet.or.jp ■■■■
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