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Subject: BETTER MAN 23rd night -- mitugi --

佐々木@横浜市在住です。

ベターマン、廿三夜について。

# ラストへ向けてのペース配分なんだと思いますが、
# バンクと静止画が多めでありました。



*****  以下は、ネタバレご注意! *****



「荷物が届いたよぉ」
聖夜、アカマツ工業に届いた巨大な荷物。それはアカマツ社長の父君からの
プレゼント。注文してあった特A級改造キットとアカマツ社長は言います。
# 予定どおりクリスマス編です。パァっと行きましょう。
# 中身のお披露目は、御預けという事で。
# 多分、次回予告に出たアレがそうなんでしょうな。

「やはりだめですか」
本部へネットワーク経由でのアクセスを試みるアサミ。脇で見守るヤナギに
接続できない事を告げます。ここ1ヶ月アクセス不能である事、定期便が
途絶えた事、そして3日前に入ったフランス支部の調査隊も音信不通と
なった事などからモーディワープ本部はアルジャーノンの蔓延で壊滅したと
判断するアサミ。
# あらあら。毎度毎度真っ先に全滅する本部部隊でしたが、今度は本部ごと全滅。
# フランス以外に支部が在るのか定かでは無いですが支部間で連繋するしか
# なさそうです。

「感染ですか ...」
世界中で多発する異常犯罪や大量自殺に関するTV討論会で出席者の
一人から出た言葉 "アルジャーノン" 。聞き慣れないその名称と
感染するという事実に沈黙する他の出席者たち。
# 今までというか少なくとも物語の冒頭では公では無かった(はず)の
# アルジャーノンがTVでも伝えられる様になってます。
# 本部の壊滅で情報の統制が効かなくなっているという可能性が高いです。
# 発言者はアルジャーノンに詳しそうなので、関係者でしょう。
## EDクレジットで "オフィサー" となっているのは、この人物と
## 思われますが、"あの" お馴染みのオフィサーとは別人でしょうな。
## 顔形が違う様に見えますので。



                         廿三夜 「贄」 mitugi



「メリークリスマス!」
アカマツ工業ではクリスマスパーティが行われていました。何とか年末を
無事迎えられた事を喜ぶとともに、最近の出来事を振り返る面々。
前回の事件で目撃された謎の影もまたベターマンなのかと問うアカマツ社長に
アサミは何とも言えないと答えます。そしてアクアによって救われた体験を
人類の常識が陳腐に思えると評します。また、モーディワープに関しては
後日説明したいとアサミは言うのでした。
# 前回までの粗筋っつう所で。新たな事実としてはアクアに連れ出された
# 最中は水に包まれた状態だったらしい事ですね。アサミ姉さん漂ってました。
# それとカンケルについてはやっぱり何か知識もしくは見解がありそうですね、
# アサミ姉さんちょっと考えてから「まだ何とも」と言ってますから。
# モーディワープについては後でと言ってます。それほど慌てていない様子から
# もう既に本部抜きでの今後の体制については目処を立てているのでしょう。

「皆に聞いて欲しい事があります」
パーティの場を借りてカエデの事を報告するヤナギ。そしてこの場で
結婚式をしたいと言います。驚きつつも祝福するアカマツ工業の面々。
パーティは大いに盛り上がるのでした。
# 4ヶ月というと夏の終り頃かぁ。(ケイタ並の思考)
# アカマツのおっちゃんが神父とは。いいのか?バツイチにやらせて。(笑)
# 山じぃ大暴れ。^^;;;

「ちょー美形なんだろうな」
後片付けをしながらヤナギとカエデの子供の事を想像するケイタとヒノキ。
アサミは能力的にも優れた子供が産まれるはずだと言い、そして自らを
否定する事で進化するのだと2人に語ります。人と人とは共生関係と
言えるのかもしれないと言うアサミに、人とベターマンもだろうかと
聞くケイタ。それを聞いたヒノキは自分がベターマンの様に人外のモノに
なってしまうのではないかという恐れを語ります。
その様な事は無いと優しく諭すアサミでした。
# 一応、パーティ第1部終了という事で未成年者はココまでっすわ。^^;
# ヒノキの台詞は単なる思い過ごし ...じゃなさそうなのがコワイ。

「サクラ、ごめんね」
ケーキのお裾分けをサクラに持ってきたケイタとヒノキ。ずっと眠っている
サクラにそっと声をかけるケイタ。そしてケイタは、以前から気になっていた
疑問、ヒノキとサクラは仲が悪いのかという事をヒノキに尋ねます。
初めて会った頃は妹のように思っていたというヒノキ、しかし心を
見透かされているような気がして距離をおいてしまったのかも知れないとも。
それが彼女の所為ではないことも判っているヒノキはサクラにごめんねと
囁きます。
# 寝てる時もああなんですなぁ。可哀想に。
# 何時食べるか判らないのでケーキにはラップを掛けようね、ケイちゃん。
# サクラちゃんと距離を置いてしまって居たというのはケイタに言われて
# はっきりと自覚したという感じでした。この後のシーン共々、ケイタは
# ヒノキをよく見ているという事ですな。

「私、バカだから」
雪の積もった街を帰る2人。ヒノキのバカだからという口癖を現実逃避と
言うケイタに考え込むヒノキ。ケイタは問題は一緒に解決していこうと言います。
その言葉を素直に受け止めるヒノキでした。
# まぁ、頑張ってくれたまえ若人たち。^^;

「おじゃましまぁす」
ヒノキはケイタの誘いに応じて彼の家を訪れます。家人は不在との事。
リビングに足を踏み入れたケイタは、両親が天井からぶら下がっている
不吉な幻覚を見ます。そして冷蔵庫から溢れ出るミミズまでも見てしまいます。
# ちょっとアルジャーノンかと思わせる展開ですが、実は ...というのが
# 素直な見方なんですが、幻覚以外に何故かケイタはカレンダーの数字
# "26" に目を止めるというのが意味深。これヘーちんがコダわった数字ですな。
# 何の意味があるんでしょうか。それとカンケルのテーマ(笑)も怪しい。

「いやぁっ!」
ケイタの部屋に案内されたヒノキ。ベッドに並んで坐っていると突然の停電。
ヒノキを独りぼっちにはしないというケイタ。つながれる手と手。
しかし、ヒノキはケイタの影が無気味に嗤うのを見てしまいます。
キスをしようとしていたケイタを突き飛ばして逃げ出すヒノキ。
ケイタはベッドの角に頭を打ち付けて気絶してしまいます。
階下に降りたヒノキは、壊れた様に紙を出し続けるFAXを見ます。
そして気配に振り向くと前進に布の様な物を巻き付け紙袋を被った人物が
スタンガンを片手に迫っていました。ケイタがアルジャーノンに冒されたと
思ったヒノキは外へ逃げますが、ドアの外にも同じ姿の人物が待っていました。
# ケイちゃん、バッチリだぜ、という所でしたが世の中甘くはないのでした。
# ヒノキは影とケイタ本人とどちらが「嫌」だったのか微妙ですなぁ。^^;;;
# ホータイ男登場でこちらには敵の正体が薄々判るのですが、ヒノキは
# ケイちゃんを疑っております。やっぱり信用度低いらしい。(笑)
# それと紙袋を被るというのも、ヘーちんのやった事なんですよねぇ。
# ホータイ男は何故これを知っていたのでしょうか。アルジャーノン患者に
# 対するイメージをケイタかヒノキのどちらの精神から読み出して
# それを形にして見せたという事なのかも知れません。
## ちなみにどうでもいいですが、被っている紙袋はケイタの部屋の
## 入り口ドア脇の壁に掛けてあったやつですな。

「まさかアルジャーノンに」
ふと気付くとヒノキはダイブスーツ姿で覚醒人に乗せられていました。
そして傍には先程の男が居ます。男はヒノキのスーツの内蔵モニタを
チェックしていましたが、ベターマン・ラミアが現れた事に気付くと
もう一方の操縦席に滑り込みます。そして音声指示無しで覚醒人を起動します。
# ダイブスーツにああいう装備があるのが描かれたのは初めてですね。
# 設定上在るのは知ってたんですが、使わないネタかと思ってました。
# もしヒノキが冷静なら、いくらアルジャーノンだったとしてもケイタに
# ホータイを操って手の代わりに機器を操作したりは出来ない、すなわち
# こいつはケイタでは無くブラフマンだと判るはずなのですが。
# ボイスコマンド無しで操作できるというのはブラフマンのダウジング力かな。

「やめろ」
ネブラの実を使おうとするラミアにセーメの残留思念が語り掛けます。
ラミアをソムニウムの継承者と言うセーメに対して、希望無くして
継承者の意味は無いと答えるラミア。セーメはラミアの中にある
思いの強さを感じるのでした。
# 死んじゃったのでお姉さんの姿でもセーメとしておきます。
# で、セーメが言ったラミアの中に強く(在る?)と言ったウィウェレ?とか
# 何とか。これは以前にラミア本人が十六夜でボダイジュ(トゥルバ)と
# 戦った時にフォルテの真実云々という文脈で語った単語と同じと思われます。
# ラテン語で「生きる」という意味だと馬屋原さんがフォローして下さって
# いるので、そこから想像してみますに、ベターマン達の姿の元になっている
# 人間の記憶とか思いといったモノが彼等に漠然とした形で受け継がれて
#「思いが生き続ける」という事を指しているのかも。

「何だぁ」
格納庫から外に出た覚醒人とネブラは戦闘を開始します。
物音に目を醒ましたアカマツ工業の人々は、その戦いを窓辺から
見詰め続けるだけでした。覚醒人は有毒物質と粘着性泡膜の連繋攻撃で
ネブラの動きを封じることに成功します。しかし、勝ち誇った様に
ネブラに近づいた覚醒人はネブラの角に弾き飛ばされ大破してしまいます。
# という事でパーティ第2部の結果、アサミ姉さんは酒壜抱いて寝てます。^^;
# その後の会話でも皆さん赤い顔で幸せそうですなぁ。^^;;;
# 上にヒノキは乗ってないと知っているネブラ(ラミア)は遠慮が無いので
# ジェルが飛び散る程の頭突きです。返り血ならぬ返りジェル。
# この戦いでは、やり様によっては覚醒人でもベターマンと勝負になる
# という事が判ります。まぁ、二度目は効かないでしょうけど。

「生きてたのか」
動きを止めた覚醒人から這い出して来たのは魔門でした。彼は生きていたのです。
そしてブラフマンに変形する魔門。呼応する様に周囲の建物の上に複数の
ブラフマンが現れます。アサミはそれが雪から造られている事を見抜きますが
それらに気を取られた一瞬の隙にヒノキはブラフマンの触手に囚われてしまいます。
ヒノキを人質としてネブラの動きを封じたブラフマンは、ネブラの遺伝子を
ブラフマンをより完全にする為に貢げと言います。
ですが、ティランのシナプス弾撃を受けたブラフマンは後退していきました。
それを悟ったようにネブラもまた、その場を去っていくのでした。
サクラはその時、何かを感じ取っていました。
# う〜ん、しぶといですなぁ。魔門センセは。すると前回倒したのは核無しの
# ホータイの一部分だけだったという事なんでしょうか。
# 結局ヒノキはどうなったのか判らないんですが、次回予告の雰囲気からすると
# 連れ去られたという事の様です。
# また、ラミアの最後の台詞はカンケルが現れなかった事への疑念ですね。
# それは何故でしょう。今までのカンケル出現現場の近くに必ず居て、しかも
# 今回ココに居ないのは誰かと言えば、それはケイちゃんなのでした。^^;;;
# おお、そうか、カンケルの正体はケイタだったか。(違)
# でも無関係でも無いかもしれない。ケイタの影にカンケルのテーマ被ってるし。
## で、当のカンケル疑惑のケイタはイイ夢を見てる模様。(笑)
# サクラちゃんのお告げはヒノキを探せということなのかな。



***** 今回はココまで *****


遠くの海の ずっと底
別れの時が 近づくの
命の灯 消えていく
ひとつ ふたつ みっつ
もうやめて
あなたの心音 停止する


次回 廿四夜 「死」 wakare


# サクラちゃんのお告げと予告影像を素直に受け取ると
# とんでもない展開になりそうな。
# しかも今回それっぽい伏線らしき描写が多いんすわ。
# それはそれとして、サクラちゃん初ダイブスーツですな。*^^*
# アカマツのおっちゃんとアサミ姉さんも何かの操縦席らしき
# ところに坐ってますし、皆さんそろってお出かけらしい。
## 遠くの海っつうと、やっぱしモーディ本部だろうな。


次の夜までサヨヲナラ(by ウェディングドレスのカエデ)

# ふぅ、綺麗です。

では、また。

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■■■■■■ 佐々木 英朗 ■■■■■■■
■■■■ hidero@po.iijnet.or.jp ■■■■
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