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Subject: DTエイトロン #11

佐々木@横浜市在住です。

放送時間変更の危機を免れた、
DTエイトロン第十一話について。

# 毎度の事ながら盛大にネタバレしてますので以下ご注意。


***** ここから本編の話 *****

エイトロン研究にますます熱心なナインツはエイトロンの結合を
破るために使う触媒としてパラジウムを選び、それを探しにいくと。
# またしても艦内とは思えない広々した分析室。^^;;;

この時代、パラジウムはなぜかヤバイ物として封印されているそうな。
パラジウムの微粉末は体積の900倍の水素を吸収するとの事で、
(岩波 理化学辞典より。)
エイトロンの構成には水素が関わっているらしいからこれは効くかな。
しかし、ナインツの浮揚艦、加速時にノズルらしき部分から青い炎を
噴射してましたな。ますますもって原理の判らん艦じゃ。

なぜ遊園地かと思いきや、前回のアモーロート探索隊の足跡を
追っているのでした。しかし、園内全部の電源オンは目立ちますぞえ。

ドリーが見付けたデータが、遊園地の入園者記録にしてはやけに
細かい事に疑問を呈したのはシュウだけでした。
はじめはヴァーチャル世界へダイブするために必要だからだろう
程度に聞き流していたんですが、実は重大な伏線でした。
シュウ、たまには冴えてるな。
でも、誰も聞いてくれない。^^;;;

ワンダラーズ・ワールドの "あれ" は、入っている間は人格が一時的に
ヴァーチャル世界へ移動してしまうらしいですね。
そうでなければヤバくなったら叩き起こせば済むはずですので。
しかし、ダイブ開始時に男だけ苦しそうなのはなぜ?
メイとフィアは涼しい顔だったのだが。

中に入って最初の風景?は、なかなかに謎。
アインは空の上。鳥にでもなりたいと思っていたのか? でも、困惑してたな。
メイは葉っぱいじり。嬉しそうだったから、これは願望に近いかも。
シュウは海の中。本望でしょう。(笑)
その後、シュウとすぐ合流してしまい、フィアの冒険は無し。;_;

ここからシュウとフィアは並んだまま、数々の世界を流転します。
ちょっと不思議な雰囲気ですが、元データニアンの二人には
結構新鮮だったでしょう。老人や、若いママさんとの会話は。
# 前にライフサイドの一つで見かけてはいますが雑談はしていないので。

# シュウが食った、デザートは味はしたんだろうか。

最初は、こういうアトラクションなのかなと思ったのですが、
アインの指摘により、どうやら「おかしい」ことが判明。
# なんだ、やっぱっり壊れてたのか。^^;

ヴァーチャル世界が崩壊を始め、シュウ達が逃げてる時のデータの人々の
爽やかな笑顔や、「また会いましょう」的な発言が、なんかもの悲しいです。
シュウも同じような感じを受けたんでしょうか。

しかし、出てくる人々が全部、きちんと元の人格で活動しているのが
すごい。あのシステムの処理能力はハンパじゃないな。
# エンタープライズのホロデッキ並かな。^^;
おまけに、ローディに至っては、自分がデータだと知っているし。^^;;;
他の人々が自分をデータだと知っているのかは、はっきりしない。
彼等の「また会いましょう」の意味をどう取るかで変わるかな。
社交辞令としての「また」なのか(この場合は純粋に人格)
「また」遊園地に来てねの意味なのか
(この場合はデータ世界の住人と判っている感じ。ただし、従業員の人格と読むと
  判っていないパターンもありだが。)
# また、本筋じゃないところで深読みに走ってしまった。^^;;;

皆、既にこの世にいないと言うクラスターの声に、更に困惑するシュウ。
最後に写真を見つめるところといい、いろいろ考えさせられた様です。

今回、大活躍のロッソは、実は一人で観覧車に乗ったりする
オセンチ野郎(笑)であることが判明。^^;;;
シンシアに、あの夜景を見せたかったんでしょうね。


*****「今週の萌え台詞」*****

「綺麗 ...」(もちろんフィア)

# 声ってのはやっぱりキャラの命だよなぁ。


*****「今週のやけに気になるシーン」*****

フィアとシュウのツーショット。

# 羨ましいぞ!シュウ!(爆)


***** あらすじ *****

エイトロンへの対向策をシミュレートするナインツは
攻撃に際して必要な素材を求めてデータを検索します。
見つけ出した最適な素材は、レアメタルの一つパラジウム。
現在それが保管されている場所、ジェネシス432へ向かうことを
ディアナに指示します。
それと同時に艦内ラボをパラジウムの取扱いに適したレベルに
改修することもスタッフに命じます。

シュウ達は新たな遺跡に辿り着きます。そこはローディが送ってきた
ビジョン・ピジョンの記録にあった風景と一致しました。
ローディ達もそこを訪れていたのです。
彼等の手掛りを求めて遺跡を探索する面々。
そこはかつて遊園地と呼ばれた場所でした。
シュウはその見知らぬ建築物を興味深く眺めるのです。
ドリーは園内のシステムにアクセスし電源を回復しました。
イルミネーションが灯る遊園地に皆、心躍らせます。
そんな中、メイは一つのアトラクションに興味をひかれるのでした。
ジェットコースターに行こうとしたドリーは足を滑らせ建物の隙間へ
落ちてしまいますが、アインに救われます。
一方、フィアと一緒だったはずのロッソは一人、観覧車に向かっていました。
ロッソ以外の面々はドリーが園内システムから得た情報を聞いていました。
園内の電力消費記録からワンダラーズ・ワールドが半年前に稼動していた
事が判ったのです。そこはメイが先ほど足を停めた場所でもありました。
ワンダラーズ・ワールドの記録は性別や体格を含めた詳細な物でした。
その記録から最後の体験者がローディ達のパーティであることは
間違いなさそうです。
シュウはその異常に詳細な記録に、何となく不自然さを感じましたが
他の仲間はあまり気にしていないようでした。

ワンダラーズ・ワールドのバーチャル世界に入ることにしたシュウ達。
留守番役になったドリーは不満を隠しませんが、アインに説得されしぶしぶ
従います。
アイン、メイ、シュウ、そしてフィアを待っていたのは、全ての人々が
親切に接してくれる世界。しかし、その世界は次々に情況が代わって行きます。
シュウとフィアは、その目まぐるしい世界に翻弄されながらも
多くの人々と出合います。やがて合流する、メイ、アイン。
アインはワンダラーズ・ワールドが安定稼動していない事を皆に告げます。

ジェネシス432に接近したリターナー追跡隊。ナインツはディアナからの
報告によりジェネシス432が現在稼動中であることを知り、
それを停止させるように命じますが、直接制御が出来ない距離であったため
中継装置の使用を指示します。

ヴァーチャル世界のシュウ達は、ローディと再会します。
しかし、それはデータとしてシステムに保管されていた人格でした。
彼は、ワンダラーズ・ワールドの正体を告げ、脱出するように言いますが
ドリーの救けが無ければどうにもなりません。

園内システムの異常に気付いたドリーはクラスターに助言を求めます。
クラスターは、そこがジェネシス432と呼ばれる場所であり、
ワンダラーズ・ワールドはリセットシステムのプロトタイプであると
告げます。
しかし、既に園内の電源の遮断が進んでいる為、シュウ達を救出出来ません。
そこへ、やはり異常に気付いたロッソが装甲車でクラインコイルを運んできます。
コイルをワンダラーズ・ワールドの制御盤に接続しますが、それでも電力が
足りません。クラスターはデータにはデータを!と言います。

異常はヴァーチャル世界をも襲っていました。次々に消える世界。
シュウ達はそこから逃げ惑う事しか出来ません。そんな中でも変わらず
親切に振る舞う人々。始めに出会った老夫婦と再会したシュウは写真を
渡されます。シュウとフィアの並んだ写真でした。
しかし、シュウ達も崩壊する世界に飲まれてしまいます。
そんな彼等を、同じくヴァーチャル世界の住人となったエイトロンが回収し
ワンダラーズ・ワールドのダイブ装置へと連れ帰ります。

ジェネシス432に到着したナインツは、既にそこが無人であることを知ります。
ディアナは目的のパラジウムを発見したことを告げました。

遊園地を離れて荒野を走る装甲車。アインはロッソに救われた事に感謝しますが
ロッソは多くを語りませんでした。
シュウの手には、ヴァーチャル世界で老夫婦にもらった写真があったのですが
時間と共にそれは分解してしまうのでした。
それを見詰めて何かを思うシュウ。
フィアが声をかけますがシュウは返事をしませんでした。


***** つづく *****


次回「ソーロング」
嫌な予感がする題名ですなぁ。
ま、最近、読みや勘は外れっぱなしなので
大丈夫だろう。多分。^^;;;

では、また。

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■■■■■■ 佐々木 英朗 ■■■■■■■
■■■■ hidero@po.iijnet.or.jp ■■■■
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