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Subject: DTエイトロン #15

佐々木@横浜市在住です。

どの時間枠が本来の場所なのか判らない、
DTエイトロン第十五話について。


前振雑談(こういうの書くの久しぶり)-------------------------------------
# 最近、触れていない作品と新作中心。

lain:気に入っている作品だが、記事にはしにくいなぁ。
サイメビ:キディさん、由貴、那魅、藍菁の漫才が面白かった。
ロードス島戦記:一部の他の作品に見習って欲しいくらい人物が綺麗。
                リーフの耳ピクピクも芸が細かい。
ナイトウォーカー:いい線いった話だった。詩穂(漢字自信無し)は顔色が
                  悪いほうが可愛く見える。コロビかけた。
                  今回はウザい画像処理が無かったのもマル。
ヴァイス:終わるのかと思ったら新展開だ。絵をなんとかしよう、絵を。
影技:ギャグキャラが増えた。(笑)

雑談おしまい。-----------------------------------------------------------


# 毎度の事ながら盛大にネタバレしてますので以下ご注意。

※ 本編中、浮上車両類をフォーバーと呼んでます。
   ホバーかホーバーが、より一般的だと思うのですが、
   何度聞き返してもフォーバーと聞こえるので、
   この記事でもフォーバーと表記します。



***** ここから本編の話 *****

予定どおりの徒歩行軍になりました。お疲れ様です。
# 良かった、フィアが居ないときで。^^;;;
打たれ強いシュウ(笑)も持久戦はつらかった模様。
しかし、スルドイ娘スアンの指摘で町を発見。
またしても、シュウは、得意技のぼんやりオーラ(笑)で
無害な人種であることを証明し町の娘さんと仲良くなります。^^;;;

さて今週のゲストは、歌姫ナルと、ババーラ婆さん。(判りやすいネーミング ^^;)
作中のキャラが唄う歌にグっと来たのはメルちゃん以来ですなぁ。
演出上、歌と戦闘が切り替わるのはスピード感があっていいんですが、
ナルの歌、途切れ&爆音無しでフルコーラス聞きたいなぁ。
# バックのコーラスは、部分部分をしみじみ聞くと笑ってしまう所が
# あるのだが、合唱にするとジンとくるから不思議。

さて、ババーラの説明では、町の人達は血の臭いを好まないとのこと。
戦いをくぐり抜けてきたアイン達一行を指しての事の様ですが、
さりとて追い出されてしまうわけでもなく、むしろ親切な人達です。
まぁ、揉め事は御免といったところでしょうか。
生活水準は高そうです。

イヤミったらしいベルクの通達によりナインツ更に降格です。
市民番号5024。
前回の降格では1012から2342でしたので、
今回は落ち方が激しいです。
# まぁ、自業自得ですな。

進撃中に受信した歌声についてのガフ隊員の感想がねぇ。
「会話になっていません。」
「暗号か?」
# ふぅ。^^;;;

歌の殿堂に集う人々。歌を唄ってそれを世界に流すと。
何処からか、「俺の歌を聞けぇ。」とか聞こえてきそう。(笑)
# ババーラ婆さんの指揮姿が魔法使いの婆さんに見えるのは
# 杖の所為だよなぁ。^^;;;

ガフの横槍で、最後まで歌を聞けなかったシュウ達。
でも、殿堂を去る時のシュウの笑顔は素敵でした。
それなりに満足できたようです。
#「俺達が出ていけば済むことだ!」
# まったくもって正論です。一本取られましたな。アイン。

エイトロンのネタにされたフォーバーのガフ隊員とか、半分に切れた
フォーバーのガフ隊員とか、淡々と報告するから笑える。^^;;;

ナント、あのナインツにも秘めた過去があったとは。
考えてみると脱走者シュウが、ガフ幹部候補に誘われたりする所からして
脱走するぐらいの積極さが必要な局面がガフにはあるってことですかね。
# シュウが目を付けられた理由は他にもあるだろうけれど。

ナインツが若かりし頃に聞いたのも同じ曲だったのでしょうか。
昔といっても、10年未満の出来事だろうし、
歌姫も同じ可能性もあるな。
# だから余計にナインツの琴線にふれたと。
しかし歌を探す為に脱走するなんて、動機レベルがシュウと同じだなぁ。(笑)

これでナインツも無下に畜生扱いしづらくなったなぁ。
...なぁんてね。
このぐらいでフィア様に働いた狼藉が許されると思うなよ。
# 来週が楽しみだ。^^;;;

ドリーの記録したデータは、あの歌声を再生出来ませんでした。
技術論で言うと、サンプリングレートが低かったとか、マイクがダサダサだった
とか在りそうだけれど、本当は「歌」と「音」は違うって事だろうなぁ。

最後は仲間に顔を向けないシュウと、機嫌のいいロッソが印象的。



***** 今週の一発オチ *****

「ねぇ、ドリー。ここの人達みんな歌上手いからさ。
  アンタは静かにしてたら?」

# ちゃかちゃぁ〜ん。^^;;;



***** あらすじ *****

第十五話「ラブソング」

ファクトリーにおける爆発事故と、先日のエイトロンの攻撃で
ナインツの指揮する浮揚艦FT25は、シュウ達の追跡を中断していました。
しかし、パラジウム弾の初期ロットは完成していたのです。

夕暮れの荒野をゆくシュウ達。
徒歩による移動に疲労の色が隠せません。
そんな折り、スアンが指差す方向に一行は目を留めます。
そこには沢山の風車が回っていました。
シュウ達が、その風車のある丘に達すると、
その先には光輝く町並みが拡がっていました。
そしてかすかに聞こえてくる歌声。
ふと一人の少女が佇んでいるのが彼等の視界に入ります。
彼女は、逃げるように立ち去ろうとしますが、シュウが後を追います。
しかしシュウは足を滑らせて転落、彼女・ナルを追い越してしまいます。
呆れて立ち止まるナル。

町の長老格の老婆・ババーラに紹介された一行は、彼女の案内で
町を行きます。町中は至る所で人々が唄っています。
やがてシュウ達は町外れの廃屋に案内されます。
感謝するアインに、ババーラは食事の提供まで申し出てくれます。
アインとロッソは食料を貰いに出向いた先で、旧式のフォーバーを見付けます。
それとなく譲って貰いたい意思をしめすアインとロッソ。
ババーラは20年放置されているので好きにしてよいと言います。

シュウは、散歩をしていて小川の側にいるナルに出会います。
彼女は歌の事を教えてくれました。
昔、世界中に歌が溢れていたが、どんどん歌は忘れられていると。
それを絶やさないように自分達は唄っているのだと。
そして歌が殿堂一杯になるとそれを世界へ流しているのだと。

ナインツのもとに衛星回線による通信が入ります。
それはナインツの更なる降格処分を伝えるベルクからの物でした。
ナインツはプローブを放ち、シュウ達を追跡します。
そしてプローブはメイとドリーを発見、二人の会話から
彼等の目的地らしきアモーロートなる単語を聞き出したナインツは
データニアに情報の検索を依頼します。
そしてナインツのフォーバー部隊が出撃しました。
その頃、ナインツが照会したアモーロートという言葉を聞いた
ゼロはデータニア局長にナインツ達の撤退を指示しました。
ナインツは、シュウ達の滞在する町から歌を受信していました。
ガフの隊員達はそれが何なのか判りませんでしたが、ナインツは
不快と言い、傍受を中止させます。
そして、データニアからの緊急指令を作戦中として無視します。

アインとロッソは、町の人々にささやかなお礼として、照明設備の
修理を手伝いました。
その夜、フォーバーの修理の残りを買って出たロッソを残し、
シュウ達は町の中心にある歌の殿堂へ。
程なく始まる合唱に聴き入るシュウ達。
やがてシュウは、なぜかデータニアでの幾多の出来事を思いだし
涙を流すのでした。

配置を完了したナインツは攻撃を開始します。
町と外部を繋ぐ橋を一つだけ残して破壊し、シュウ達の退路を
一箇所に限定します。
その砲撃に気付いたロッソはフォーバーを始動。
殿堂でも、人々の歌声が一瞬とぎれます。
しかし、ババーラの指揮で歌は次の曲へ。
壇上に上がったナルが、メッセージを込めた歌を唄います。
危険が迫っている為、止めさせようとするアイン。
しかし、シュウは止めさせないでと言います。
ババーラも止める気はないようです。
やがてロッソがやってきて言います。
俺達が出ていけば危険は無くなると。

フォーバーで出発したシュウ達。
ドリーはエイトロンを呼びだし、エイトロンがフォーバーを先導します。
ガフのフォーバー隊はエイトロンに破壊されていきますが、
数の多さにエイトロンも苦戦します。
そしてついに包囲網を突破したと思われたとき、立ちはだかったのは
ナインツでした。彼の手には完成したパラジウム弾を装填した銃が。
約束を果たしに来たとナインツは言います。
エイトロンにとどめを指すために来たのだと。
そのときです。殿堂の屋根が開かれ、殿堂に満ちた人々の歌が辺りに溢れます。
再び歌を耳にしたナインツ。
しかし、今度は彼の心の奥底に秘められた部分に
歌が届いたのです。封じられていた記憶を辿るナインツ。
彼もまた、少年の頃、データニア脱走を試みたことがあったのです。
それは非合法な手段で入手した装置から流れた「歌」を聞くためでした。
あの時心惹かれた歌声が、ナルの歌声と重なります。
そして膝を着くナインツ。

脱出に成功し、荒野を疾走するフォーバー。
殿堂で記録した歌声のデータを再生するドリーですが、
スアンはあの時の歌と違うと言います。
完璧にデータ化したはずなのにとドリーは訝るのでした。
そしてメイが誰に言うとも無く呟きます。
ナインツはどうしたのだろうかと。
シュウが答えます。
「きっと何か思い出していたんだ。データニアンだから。
  フィアにも聞かせてあげたかった。」
いつのまにか、ロッソはあの歌のメロディーを口笛でなぞっていました。



***** つづく *****

次回「ガーデン・ルール」

# ナインツに転機が訪れるのか。
# そのときディアナは?

では、また。

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■■■■■■ 佐々木 英朗 ■■■■■■■
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