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Subject: DTエイトロン #19

佐々木@横浜市在住です。

ますます野球が嫌いになる、
DTエイトロン第十九話について。

# 今回は、大波乱(だと思う ^^; )ですぞ。


いつもの通り、ネタバレ遠慮無しなので、以下注意。



***** ここから本編の話 *****

ううん。鬼畜データニアの本領発揮ですな。
2時間の圧縮睡眠で116時間勤務でっせ。
そこらじゅうでバタバタ倒れますが、例によって誰も気にせず、
プローブが何処かに連れ去ります。(多分、デリート)
# 蟻みたいな社会だな。

# オペレータ職のオサゲさんたちは液体で睡眠です。
# チェッ。水着か。(自爆)

その鬼畜さが認められて、ベルク大出世。-_-#
# テラランク1968(なんと4桁!)
しかし、新しい職場に着く前に挫折。^o^v

ついに行動開始したガーフィ達。大規模な直接侵入です。
勝算は?と、ジェネシスと同じ疑問がよぎりますが、なんと
以前からやっていた「ちょっかい出し」はこの日の為の仕掛けを
するためでした。なかなかやりますな。
そして実行されるエッグプログラム。

# エッグってジョークプログラムじゃなかったのね。^^;;;
# でも、今回はあの絵は無しかい。

途中まで上手く行きそうでしたが、ボスキャラ「ゼロ」が出てきて
形勢逆転。ガーフィ達ピンチです。
そこでシュウが珍しくグッドアイデア(また死語)を披露しようとしたら
先にエイトロンが出てきちゃいました。^^;;;
# どうやらパラジウムの呪縛はもう気にしなくていいらしい。

しかし、なんとなくジェネシスのおっさんが、「いい人」に見えてきた。(笑)
だって、メイ達に睨まれて、「ゼロとは縁を切ってる」とか言い訳するし。
いろいろ教えてくれるし。変人だし。^^;;;
# でも、50年前にゼロと縁を切ったって? あんた何歳?
# やはり見たとおりの人物では無いんだな。

エイトロン疾走!(また、無茶してます。^^;;; )
そしてガーフィ達を救け、エッグ計画のダメ押しを実行。
記憶が戻った皆さんは少しづつ表情豊かになります。

# 読み取り装置(リセットシステム)があんなにオオゲサなのに
# 書き込みが端末経由でオッケーってのはちょっち納得行かんが
# 本質的な問題じゃないから目をつぶっておこう。

しかし、それによってデータニアでのパイル建造の継続を断念してしまった
ゼロはドームを解放、蓄えたデータをアモーロートへ転送します。
# この転送したデータには自分(ゼロ)も入ってるんだろうな。

外の風に吹かれて、ちょっとの戸惑いを感じさせるデータニアの
お嬢さん方。(どうも男は目に入らん。^^;)
しかし、ジェシカ嬢の言ったように、これはマズイ事態です。
機能停止したデータニアでは、きっと抗体タブレットの生産も
覚束ないでしょう。さて彼女ら(ついでに彼ら)の未来は?

# こんなに早くデータニア解放が成るとは思いませんでした。
# ますます今後の展開が読めませんなぁ。(それでいいんですけどね。)

どうもジェネシスは別に邪魔をしなかったらしく(やっぱいい人 ^^;)
御一行様は出発です。
シュウは友達の事が心配ですが、メイの優しいフォローで
なんとか立ち直りました。
# メイはこういうささやくような喋り方が可愛い。



***** あらすじ *****

第十九話「ウインド・オブ・データニア」

ベルクは極端な睡眠時間の圧縮と長時間の労働を少年少女達に架しました。
力尽き倒れる少年少女達をプローブが処分しますが、それでも
皆与えられた指示どおりに作業を続けます。
パイル建造のスケジュール短縮の功績によりテラランクドームへの
移籍を認められたベルク。
晴れてテラランクドームへ向かった彼は寸前で非常事態の発生により
司令室へ戻ることになってしまいます。

ガーフィ達のリターナーグループは、かねてから準備を進めていた
データニア解放作戦、「プロジェクト・エッグ」を発動しました。
複数の個所からデータニア内部に潜入したリターナー達。

一方、遠く離れたドクター・ジェネシスの研究所では、その様子を
アイン達とジェネシスがモニターしていました。
ジェネシスは彼等の計画を無駄な事だと言い、それを見せ付けるために
影像回線を開いたのです。
しかし、ドリーは自信ありげに言います。ガーフィがカメラに
捉えられていないという事実を。
過去、度々行われたデータニアネットワークへの侵入行為は
この時の為のブラインドプログラムをシステムに仕掛ける事が目的だったのです。
システムが認識しない侵入者は居ないのと同じ。

司令室のベルクの元には、データニア内部の監視情況が報告されていました。
実はガーフィ達は、生身の人間に目撃され通報されていました。
しかし、その通報をシステムが追認しなかったため、ガーフィ達の進む通路は
重点警備対象から外されます。一気にデータニア中央に迫るガーフィ達。
ジェネシスもこの作戦については、なかなかやると評価します。
しかしジェネシスは指摘します。囲まれてしまったではないかと。
モニターには陽動を受け持ったジェシカ達のグループがプローブに囲まれた
様子が写っていました。しかし、彼女達は慌てず散開します。
そして手にした装置のボタンを押した途端、モニターから消えたのでした。
同じ影像を司令室で見ていたベルクには、何が起こったのか全く理解できません。
ブラインドプログラムはリーターナー全員を対象にしていたのです。

時を同じくしてガーフィ達は最終局面に突入していました。
リセットシステムから伸びる回線を辿り、パイルに接続するデータニア住民の
記憶バンクを発見します。そして、記憶内容の逆流を実行します。

その様子を見ていたジェネシスは言います。お前達は大事なことを
忘れていると。アイン達がその言葉の意味するところを察すると同時に
データニアからの影像が途切れます。
そのころデータニアでは、データニアの本体とも言うべきシステム「ゼロ」が
起動していました。通常のデータニアシステムが次々に停止されます。
司令室のベルク達もただ見守る事しかできません。
ゼノが起動され、リターナーの掃討が開始されます。

再度影像が流れたとき、アイン達の目に映ったのはゼノに襲われ
敗走するガーフィ達の姿です。ドリーはデータニアへのアクセスを
試みますが、ゼロが起動したデータニアは外部からのアクセスどころか
衛星回線による中継すら遮断していました。絶望するドリー。
重苦しい空気が満ち、ジェネシスに向けられる眼差し。
しかしジェネシスは言います。お前達は勘違いをしていると。
自分はゼロとは50年前に縁を切っていると。
そして創造力を人間の唯一の美点と言い、それすら捨て去ったゼロを
愚かな奴とも言うのです。
そのジェネシスが手にしたディスクにアインが気付きます。
アインの問いに、これはゼロの麻痺プログラムだと答えるジェネシス。
いつか自分の身に危険が及んだ時のために作っておいた物だと言います。
それを使ってくださいとアインは頼みます。
しかし、ここから送信することはできません。
数百キロ離れたデータニアに誰が行くのかとジェネシスは言います。
シュウが何かを言おうとしますが、それに応じるようにエイトロンが
出現し、ジェネシスからディスクを受け取るとデータニアへ向けて
疾走を始めます。
呼んでいないのに現れたエイトロンに驚くドリー。あっけにとられる面々。
ジェネシスは自我の目覚めだろうと言うのです。

荒野を駆け抜けるエイトロン。モニターの中ではガーフィ達がいよいよ
追い詰められていました。ゼノに取り囲まれたその刹那。
光の翼がガーフィ達を包み、強まった光にゼノは消滅します。
そしてロロに、何かを伝えるエイトロン。
言葉ではない何かによって、それを理解したロロはガーフィ達と
データニア居住ブロックへ向かいます。
エイトロンは、ジェネシスの作った麻痺プログラムを起動。
システム・ゼロは停止します。そして逆流を始める記憶バンクのデータ。
それはデータニアに暮らす少年少女たちに少しずつ浸透していきます。
やがてガーフィ達の見詰めるなか、今までと違う表情を見せる者が現れ始めます。

遠く離れた地で、この様子を見守るシュウ達。
シュウはモニターの中に懐かしい顔を見付けます。
それは以前一緒にデータニア脱出を試みたユウヤでした。
しかし、記憶を取り戻した彼は混乱していました。
シュウはその様子を感じ取り、彼に呼びかけますが声は届きません。
やがてユウヤは走りだします。そしてガーフィ達に保護されますが、
捕らえられる恐怖が蘇った彼はリセットしてくれと口走ります。
シュウはそんな彼に直接語り掛けられない事にもどかしさを感じるのでした。

ジェネシスは言います。データニアは終わったと。
そしてそれを請けたかのごとく、データニアのドームが開いていきます。
それはリターナー達も予期していなかった事態でした。
居住ブロックに外の世界の空気が流れ込みます。
そして外の風を受けて空を見上げるデータニアの少年少女達。
司令室で棒立ちとなっていたベルクはシステムの最後のメッセージを聞きます。
「データニアにおけるパイル完成の可能性0%、
プロジェクト継続のため全データをアモーロートへ転送。」
そして電磁波へ変換され送信された膨大なデータは空に光の帯を描きます。

ジェネシスの研究所を出発する準備を始めたアイン達。
シュウはユウヤの事を考えていました。
そんなシュウにメイが言います。
外の世界に来て、一緒に旅をして、シュウはとても頑張ったと。
そしてきっと彼も頑張れるはずだよ、と。
シュウはその言葉に頷き微笑むのでした。
そしてそのとき、スアンが指差す夜空には光の帯が走っていました。



***** つづく *****


次回「ボーイ・ミーツ・ガール」

誰が誰に逢うんでしょうかねぇ。

では、また。

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■■■■■■ 佐々木 英朗 ■■■■■■■
■■■■ hidero@po.iijnet.or.jp ■■■■
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