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Subject: DTエイトロン #20

佐々木@横浜市在住です。

何の因果か、^^;
上手い具合に先週と同じ時間に放送された
DTエイトロン第二十話について。

# 主題より、ロッソとシュウの会話の方が重要だったりして。


いつもの通り、ネタバレ遠慮無しなので、以下注意。



***** ここから本編の話 *****

しょっぱなからロッソは何かを感じて居ました。
どうやら自分の居たドームと同じ目的のドーム、しかも造りも
同じようなのです。アモーロートに対する疑念が噴出。
データニアで起こったことを知っている私達も感じている疑問。
アモーロートは、もう一つのデータニアでは無いのか?と
いう所にロッソは行き着いたようです。
# ますます、胡散臭いアモーロート。

今回も ^^; シュウは冴えてます。
ただし例によって、さっさと喋らないので誰も聞いてくれません。
しかしメイと並んで、短気の双璧のロッソがシュウの言いたいことを
判ってくれました。よかったね、シュウ。

一方、お約束の落っこちギャグをかましたドリーは
眠れる森の美少女を発見。
目の毒です。こういう場合こそ水着が要るんでは。

# と、心にも無い事を書いておく。(自爆)

一見廃墟ですが、こういう医療システムは電源が供給されているんですね。
まわりにガイコツとか無くて良かった。
それだと、シーナの未来が心配だから。^^;

# シーナっつうと、うさぎ神魔がどうしても頭に浮かんでしまう。^^;;;

早速ヴァーチャル面会システムで、彼女、シーナのところへダイブ。
そこはシーナの好きな風景であり、彼女の心の投影でもあるようです。

独りで居たわりには、それほどいじけていないシーナ。
恐らく面会者が居ないときは寝ているので、あんまり時間の感覚が
無いのだろうと思われます。
それでも、大分時代が移っているのは知っている様子。
まぁ、両親とかが面会に来なくなるんで判るでしょうけど。

# ちなみに面会システムのパネルでは、2157 から ホゲホゲまで
# とあったので、これが入院した年でしょうか。
# ご両親は、ジェフリーさんとケイトさんのサザントン夫妻。
# ICE ***** コールドスリープシステムの ***** はつぶれて読めなかった。

嘘が下手なドリー、図らずも外の世界が緑豊かで「ない」のが
シーナにも判りました。

# それどころじゃなくヒドイ事になってるので、
# 寝てるほうが幸せという考えもあるか?

結局、彼女を救う手段は今のところ存在せず、未来も絶望的。
クラスターは、そのままなら半永久的に生きられると言いますが。

# あの面会システムをネットに繋ぐくらい出来そうだがなぁ。
# それなら、全然寂しくなかろうに。
# いつでも逢えるようになるんだから。

約束を守ってもう一度ダイブするドリー。シーナは
無理に引き止めようとします。凍り付く世界。
これが彼女のもう一つの心の世界なのかもしれません。
ドリーは一度は残ることを承知しますが、エイトロンが迎えに来ます。
エイトロンの光が氷を解かすと、シーナは今度は引き止めません。

ドリーがいつか約束を果たせることを祈るばかりです。

# ちなみに、昔の人であるところのシーナはDT保有者だろうなぁ。
# しかも在りし日の人間の貴重なサンプルでもあるが。
# そういう方向からシーナ退院の糸口はないかな。

そして、ロッソの見たあのドームのナンバーは?
やはりアモーロートはデータニアと表裏一体か。
# ここまで出てくると、否定する材料がないですなぁ。
# さてはて。



***** 久々の萌えシーン *****

ズバリ、カプセル ...じゃなくて、
お花畑の方がグッと来た。
私、オサゲ以外に、ああいう帽子にも弱いのでした。*^^*
プリチー。

# カプセルの方は赤面シーンに分類します。^^;



***** あらすじ *****

第二十話「ボーイ・ミーツ・ガール」

アモーロートへ向かってひた走るフォーバー。
前方にドームが現れます。
まだアモーロートに着くはずは無いと言うことで、
それは別なドームと思われました。
しかし、関係はあるかも知れないと調査することに。
既に人は居ないように見えるドームに入っていくアイン達。
ロッソはそのドームの外見に不審を抱きます。
そしてシュウも何か漠然とした不安を覚えました。

中も同様に廃墟同然でした。ドリーはシステムにアクセスして
情報を集めます。どうやらそこはアモーロートに電力を供給していた
エネルギープラントだった様です。そして今は使われて居ないのでした。
その話を聞いたロッソはますます表情を曇らせます。

シュウは仲間達に何かを言おうとしますが、
ここがエネルギープラントだと判ったためアイン達はバッテリーを
探すことに熱中し散らばってしまいました。
そんなシュウの様子に気付いていたロッソが尋ねます。
何を言おうとしていたのかと。シュウは上手く言葉に表せない様子でしたが
ロッソは理想郷とのギャップが気になるのだろう?といいます。
頷くシュウ。それはロッソの考えでもあったのです。
彼は言います。ここはあまりにもデータニアに似ている、いや、そのものだと。
そしてシュウに自らの経験を語ります。

ドーム13。そこはデータニアのエネルギー供給プラントでした。
ロッソはそこで暮らしていたのです。
しかし、新たなエネルギー供給システムを得たデータニアは何の前触れもなく
ドーム13を放棄、ライフラインも絶たれてしまったと言うのです。
そして人々は次々に死んでいきました。
ロッソはシンシアを連れて脱出。データニアへの復讐を誓ったのです。

このドームが同じ運命だったかは判らないとロッソは言います。
しかし、その疑いを拭う根拠も無いのでした。
メイに声を掛けられた二人は、話を中断し
それぞれの役目を果たしに行きます。

一方、センサーによってエネルギー反応を追跡していたドリー。
ここはという場所に辿り着きますが、肝心のお目当ての品が見当たりません。
不思議がるドリーですが、突然足下が崩れ地下に落ちてしまいます。
そして目の前にあった扉が待っていたように開きます。
中に入るドリー。内部は冷気が充満していました。
円筒型のカプセルが並んでいる通路を進んで行くと、
その中の一つに少女が眠っていました。
見詰めるドリーに突然機械が話しかけてきました。
それは面会者と彼女をつなぐシステムでした。
そこは病院の小児科病棟だったのです。
そして彼女はただ一人の入院患者でした。

面会用のバイザーをかぶるドリー。
するとドリーの眼前に美しい森が現れます。
それは仮想空間に拡がる彼女の世界でした。
木々の間に見え隠れする姿をドリーが追っていくと
美しい花が咲き乱れる草原に辿り着きます。
ドリーは自己紹介します。彼女もそれに答えてシーナと名乗りました。
彼女は21世紀から、自分の病に効く薬の開発を待って眠っていると言います。
そして大勢居た友達は皆退院してしまい、長い間独りだったと。
シーナは聞きます。外の様子はどうなったかと。
そしてきっと美しい花が咲き乱れる世界でしょうと言います。
ドリーは本当のことが言えず、相槌を打つのですが
シーナは嘘が下手ねと言って笑うのでした。
そして私の病気は治せるようになったかしらと聞きます。
ドリーは早速調べようとしますが、いつものバイザーは持ってきていません。
戻って調べてくると言うドリーに、シーナは行かないでと言います。
すぐ戻るからと言って何とか説得するとドリーは現実世界に帰ります。
するとシーナの姿もかき消えて行きました。

ドリーは早速、クラスターに接触し調査を依頼します。
クラスターはドリーとシーナを見比べて一目惚れと、からかいますが
調査を始めてくれます。
そのとき、ドリーと連絡の付かなかったアインから通信が入ります。
用が済んだと言うアイン、そしてメイは早く戻ってこいと言いますが
ドリーは何とか誤魔化して連絡を打ち切ります。
やがてクラスターが戻ってきます。
しかし、クラスターのもたらした情報は悲しいものでした。
シーナの病気を治す薬が無いばかりか、現在既にその症例は存在せず
従って永遠に薬が開発される見込は無いと言うのです。
落胆するドリー。
クラスターは止めるように言いますが、ドリーはシーナにもう一度
逢いに行きます。

シーナは花畑で待っていました。
ドリーの表情からシーナは「まだ」治療出来ないのだと察します。
そしてドリーは必ずまた来るからと言います。
しかしシーナは納得しません。独りにしないでと言います。
「誰かが」素晴らしい世界を造ってくれるまでここで一緒に居てと。
ドリーはそれは出来ないと言います。やがてシーナの周りが凍り付き
辺りが冬景色に変わっていきます。いつのまにかドリーの足も
凍り付いていて動けなくなっています。シーナが言います。
一緒に居てと。薄れる意識の中でドリーは判ったよと言います。
その時、エイトロンが現れます。そしてドリーとシーナを包む氷を
エイトロンの放つ光が溶かします。
見詰め合う二人。
ドリーの決意に満ちた瞳に、シーナは何も言いませんでした。

現実世界に戻ったドリーは、カプセルのシーナに向かって言います。
誰かじゃない、「自分が」素晴らしい世界を造ってきっと迎えにくると。

そしてドリーを見詰めるエイトロンは役目を終えると消えていきました。
仲間の元に戻ったドリーは、アモーロートへ急ごうと皆を急かします。
新たな目標への第一歩を踏み出すために。

ドームを後にしたフォーバー。
後部座席からドームを見詰めるロッソは、ふと目に留まった
ドーム入り口の塔に双眼鏡を向けます。
その中に見えたのは、「13」という数字でした。



***** つづく *****


次回「ブラザーズ・イン・アモーロート」

# あの人や、この人が登場らしい。
# ちょっとタイプかも知れないお姉さんも要チェック。^^;

では、また。

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■■■■■■ 佐々木 英朗 ■■■■■■■
■■■■ hidero@po.iijnet.or.jp ■■■■
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