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Subject: DTエイトロン #22

佐々木@横浜市在住です。

しっとりとした雨の夜に送る、
DTエイトロン第二十二話について。

# むぅ。ちょっち絵が雑なほうに転んでいるぞ。
# せっかくエドリーの素顔が出る回だったのに。

いつもの通り、ネタバレ遠慮無しなので、以下注意。



***** ここから本編の話 *****

なんか内輪揉めしているアインチーム。
まぁ、目的地があんなじゃ愚痴の一つもでますなぁ。
アインは何とかなだめたいんですが、なにせ勝手な
やつらが集まってますんで。^^;;;
# シュウとスアンは傍観者モード。

そこへ更に勝手(というかデータニアン並に合理的)なジュディが来て、
シュウにお仕事を依頼。
シュウがどうしようかなぁ、などと考えている間に外野は散り散りに。
ロッソは、ま、いつもの事として、今回はドリーも決意が堅いようです。
メイは、ジュディの話に乗るのがローディへの不審感ともあいまって
気に入らない様ですが、シュウを放って置くこともできませんしね。
# スアン、ナイスな突っ込み。
# 「シュウと一緒に居るよね?」
# あれはお子様風に言ってるから、メイとしては
# 余計逃げられないはず。^^;

珍しくシュウが決断して作戦決行。
シュウのマジ顔に、惚れなおしたメイでした。(笑)

そして今回も、絶好調のスアンの足技。
すっかりアインチームの切り込み隊長となっております。^^;;;
# 倒した後で、頭を下げてるのはご愛敬。

辿り着いたパイル制御室、窓の向こうはパイルが「ででぇ〜ん」と
あるはずなんですが、パイルと周りの境目がよく判らないな。^^;

そしてゼロは、「おまえは、あっちのシュウだろう」と言って登場。
開ける前に気付よとか思いましたが、あれは判ってて
誘い込んだ様な気がしないでもないなぁ。

シュウ達を逃がすため、ローディが犠牲になります。
折角生きていたのに。

戻ったシュウも、戦利品を渡した途端に、ガフに捕まってしまいます。
シュウが来てシュウを捕まえて ...
# 書きづらいから、名前別にして欲しかったな。(笑)

そうだ。前回「見たい!」と言ったエドリー嬢の素顔が早速登場。
どうやら、データニア系のさっぱりしたお顔立ちです。
# もっと絵にチカラが入っている回に再登場してね。

ドリーは、本当にFT直してしまいました。
# 飛ぶかどうかは判らんけど。

アモーロートはパイルを発射すると、壊れてしまう事が判りました。
ショックを受ける皆さん。
でもね、パイル発射後は大洪水の予定 ^^; だから
アモーロート崩壊位で固まってる情況では無いと思うんだけど。

# 何か、青空天井の中央に大画面モニターが置いてある図って妙。^^;



***** あらすじ *****

第二十二話「ジュディ・アンド・ローディ」

アモーロートの真の姿を知ったアイン達。
来なければ良かったと言うメイ、ドリーに困り顔のアイン。
ロッソは、今さらデータニアも何も関係ないと言います。
何となくぎくしゃくしてしまった仲間達。
でもこんなはずでは無かったのにという思いは同じです。

そこへローディがジュディ達と共に現れます。
ジュディから話があるとのことでした。
ジュディは計画を話します。シュウにアモーロートへ潜入し
パイルのデータを奪って来て欲しいと言うのです。
シュウならば、ガフ隊長すなわちもう一人のシュウの振りをして
システム中枢に侵入できると言います。
それはシュウにとってとても危険な役目でした。
ジュディは2時間以内に決めてと言い残して出ていきました。

シュウは忙しく動き回るリターナー達を見詰めながら考えていました。
そこへローディがやってきます。
彼はアイン達とやってきたシュウを不思議だといいました。
そして、自分がアモーロートへやってきた時のことを話します。
辿り着いたのは彼一人。そしてゼノの襲撃から救ったのがジュディ達だったと。
ジュディは強引だが悪い奴じゃないとローディは言います。
シュウは彼等が自分に期待していることに挑戦する決意をします。

シュウを危険にさらす計画にメイは反発していました。
そして何よりも、データニアのリターナーのリーダーであるはずの
ローディが此に留まっていることに不審感がつのっていたのです。
ドリーも自分達が戦ったのはデータニアの為だと言い、
FTを修理して帰ろうと言います。
ロッソは勝手にやらせてもらうと言って何処かへ行ってしまいました。
ドリーもFTを修理するために外へ。
アインはメイに尋ねます。メイはどうするのかと。
シュウと一緒にいるよねとスアンが言いますが、
メイははっきりとは答えません。
そこへ決心したシュウがローディと共に現れます。

ジュディが詳細な手順を説明し、ローディが案内役を買って出ます。
メイも一緒に行くと言います。もちろんアインもスアンもそのつもりでした。
リターナーの仲間達が、地下を走る動力パイプを切断、同時にシステムに
干渉して復旧までの時間を遅らせます。
その隙にアモーロート中央部へ接近するシュウ達。
初めて見せるシュウの真剣な表情に、メイはすこし嬉しくなった様です。
しかし、通信は途絶していても要所にはガフ隊員達が待ち構えていました。
アインとスアンが中心となって血路を切り開いていきます。
やがて目的の場所が間近に迫りますが、ガフ隊員の数も増してきました。
アインは囮になることを志願し、飛び出して行きました。
アインの作った間隙を突いて先を急ぐシュウ達でした。

一方、リターナーの侵入に乗じて、ナインツを監禁していた部屋のシステムも
停止します。その機会を逃さずナインツは脱走します。
アモーロートのガフが、やはりゼロの人形でしかないと判った以上、
おとなしくしている理由はありませんでした。
ディアナもナインツに従って脱出します。

遂にパイル制御室の前に辿り着くシュウ達でした。
最後の仕事はシュウが一人で行わなければなりません。
ガフの攻撃をローディ達が防ぐ中で、シュウはシュウとして
扉を開けることに成功します。
中に入ったシュウ達は、眼前に拡がる空間に圧倒されます。
そこには既に最終調整に入っているパイルの姿がありました。
データニアでパイル建造にあたっていたシュウも、その全貌を見るのは
初めてでした。しかし、時間はあまりありません。
ローディは手際良くパイルに関するデータを得ると、それを
シュウに託します。これはシュウが持ち帰れと。
これを渡したらデータニアに帰ろうとローディはメイに言います。
以前とローディが変わっていない事を知ってメイは安心しました。
その時です。制御室の警報が鳴り響きます。そしてシュウを、
データニアのシュウと呼ぶ声が響きます。
それはゼロそのものでした。
DT保有者であるシュウを自分の物にしようとするゼロ。
シュウに向けられた攻撃を身を呈して庇ったのはローディでした。
そしてシュウ達に、今のうちに逃げるように言います。
躊躇するシュウ達ですが、彼の必死の叫びにメイはシュウの手をとって外へ。
スアンも続きます。その後ろで制御室の扉は閉まって行きました。

リターナーの本拠に戻ったシュウ達は、アインと再会します。
ガフに追い詰められたアインは、ロッソによって救われていました。
しかし、再会の喜びも束の間でした。ローディが帰ってこれなかったのです。
沈痛な表情を浮かべるメイ。
そんな彼等にジュディは言います。
生死を賭けた戦いに犠牲は付き物であり、覚悟していたはずだと。
そしてローディは覚悟していたとも。
理屈では判っていても、納得は出来ないメイ。
ジュディは、それ以上はその事には触れずに作戦の結果を問います。
シュウは、奪ってきたデータをジュディに渡しました。
取りあえずの成功に、安堵の表情を見せるジュディですが、
警報音が彼女を振り向かせます。
慌ててゴーグルをかぶるエドリーですが、確認する間もなく
ガフの装甲車が突入し、あっと言う間に彼らは取り囲まれてしまいます。
そしてガフ隊長、もう一人のシュウは、自分と同じデータから
生まれたシュウを「サブ」と呼び、ゼロをアウトプットする為の
理想的ボディと称して連れ去ってしまいます。
成すすべなく見送るアイン達でした。
彼は良くやってくれたとジュディはシュウを
あきらめたような事を言います。
メイは誰のためにやったと思っているのと詰問しますが、
ジュディは相手にしませんでした。

立ちつくすアイン達のところへドリーが戻ってきます。
ガフの動きを察知したドリーはその事を告げに来たのですが
間に合いませんでした。
そして突然起こる爆発。本拠の周辺を支える柱はことごとくガフによって
爆発物が仕掛けられていたのです。
かなり以前からリターナーの所在はガフの知るところとなっていたのでした。
四方から爆発が起こり、逃げ道はありませんでした。
皆が覚悟したとき、ドリーの持っていたパラジウム弾頭から光が溢れます。
出現したエイトロンは、エネルギーを解放し、崩れてきた瓦礫を
地上に届く範囲まで粒子へと還元してしまいます。
エイトロンに驚くジュディとリターナー達。
ドリーは、自分が一緒にいればエイトロンがシュウを救けられたはず
だと言って、別行動をとった事を悔やみます。
アインはそんな彼の肩にそっと手を乗せました。

シュウが持ち帰ったデータを解析した結果、アモーロート全体が
パイル専用の発射台であることが判明します。
そして、パイル発射後は全て崩壊してしまうことも。
誰もが愕然となり、そして長い沈黙が降りました。



***** つづく *****

次回「ロング・グッドバイ」

# おいおい、点火しちまったぞ。

では、また。

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■■■■■■ 佐々木 英朗 ■■■■■■■
■■■■ hidero@po.iijnet.or.jp ■■■■
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