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Subject: DTエイトロン #25

佐々木@横浜市在住です。

どうやら放送時間が固定化した
DTエイトロン第二十五話について。

# 同じ時間での放送継続の新記録。^^;;;
# これが当たり前のはずなんだけれど。
# なのにもうすぐお別れ。;_;



いつもの通り、ネタバレ遠慮無しなので、以下注意。



***** ここから本編の話 *****

久々にメイの蹴り炸裂。^^;
# 確かに後がつっかえてるんですけどね。

ジェネシスのおっさんの計画では、全員をデータ化して
将来復活させるとの事。確かにクラゲは成功していましたがねぇ。
あの人に任せてデータになるのは、ちょっとどころではなく抵抗があるな。
# 怪しすぎなんだもの。(笑)

ですが、シュウの意見を真面目に検討してくれたりして、
人類を救けられるなら、自分のプランにはこだわらないんですね。
顔に似合わず(笑)結構マジメに人類の危機を案じて居るのかもしれません。

エイトロンとゼロはお互いを拒絶しているためヒドイ事になってます。
唸ってるだけで毒にも薬にもならないエイトロンですが、^^;
突然出てくるんで幽霊みたいで気持ち悪いかも。

シュウは見込ありと判ったプランの実現に向けて(珍しく)率先して行動。
思わず成長した息子を見るような表情になるアインでした。^o^
# ロッソがどんな顔してたか見たかったな。
# ま、きっと同じような笑顔でしょうけど。

シュウとメイのやり取りは久しぶりでした。
今回のシュウはメイにとってポイント高かったと思います。
# 随分頼もしくなったなぁ、シュウ。'_'(遠い目)

まるで(いつも通り)いいところ無しのベルクは今回は恐怖顔。^^;
最後はエイトロン(ゼロ)一斉攻撃です。
ゼロが嫌だったから攻撃したんじゃなかろうか。
# 嫌だよな、あんな上司は。^^;

最後に向けてか、全体的に力の入った絵造りでした。綺麗。
特にナイスなのはパイル建造チームの精密機器部門で
妨塵帽かぶった女の子の瞳の綺麗さ。
これで台詞の一つもあればねぇ。完璧萌え候補なんだが。

あと、スアンが引きずっていた失神したオサゲさんも
結構くるものがる。(爆)



***** あらすじ *****

第二十五話「セブン・デイズ」

パイルの建造は新たな設計で継続されていました。
リセットを伴わない連続作業は能率を下げていましたが、
大洪水が迫っていると言う事実がデータニアの少年少女達の
危機意識をあおり、休むものは殆どありませんでした。

ジェネシスの許へやってきたシュウ達は、彼がデータニアに居る理由や
ガフに協力している訳を問いただします。
パイルの建造は継続されていますが、殆どが乗れない事を知れば
今のデータニアの少年少女達なら事情を理解し作業を放棄すると言うメイ。
しかし、ジェネシスは動ぜず自らの真意を語ります。
確かにパイルには2000人しか乗れないが、全員を
データ化することで乗船は可能だと言うのです。
そして、宇宙航行用の設備の多くを省いた現在のパイルでは
そもそも外宇宙へ飛び立つことは出来ないのだと。
ジェネシスの計画は衛星軌道上で数百年の時を待ち、洪水の影響が
収まった地上へ帰還、データから全ての生命体を復活させるというものでした。
そのためにDTを提供して協力しろとシュウ達に迫るジェネシス。
それに対してDTが一種類欠けている現状での成功率を問いただすアイン。
ですがジェネシスはそれには答えず、他の手段が有るのかと逆に問います。

そこへ突然、エイトロンが現れます。
苦しそうな呻き声を上げながらドリーに迫るエイトロン。
そしてその顔が周期的に変化していくのです。
エイトロンと交互に現れるのはゼロの顔でした。
情況が理解できず後退るドリー。
シュウはエイトロンの中にゼロが居ると言います。
ジェネシスはエイトロンがゼロを拒絶しているのだと言い、
やがてその言葉を裏付ける様にエイトロンは叫びと共に雲散霧消していきます。

リターナー達の侵入を知ったベルクは数人のガフ隊員を引き連れて
ジェネシスの研究室へ向かっていました。
その一行を通路で出迎えたのは、再び結合したエイトロンでした。
エイトロンの中からゼロが不明瞭な声でベルクに呼びかけます。
パイルは完成したかと。
ベルクは作業情況を報告しますが、ゼロに聞こえたかは定かではありません。
やがてゼロはベルク達ににじり寄り叫びます。
DTを集めろ、肉体をよこせと。
さらにゼロはエイトロンを倒せとも言いますが、
その口調は狂気に満ちており、ベルク達を怖れさせます。
たじろぐベルク達は先に進むことが出来ませんでした。

ジェネシスの提案に疑念を隠さないロッソ。そしてそれは
多かれ少なかれ全員の中にある疑いでした。
重苦しい空気の中でシュウは一つの提案を発します。
本当に宇宙へ行く必要が有るのかと。そして、宇宙へ行かなければ
パイルにはまだまだ棄てられる部分があり全員を乗せられるのではないかと。
それでは海に沈んでしまって何の意味もないとドリーは言うのですが、
ジェネシスはシュウの意見を面白いと評価し、可能性があると言います。
エンジンや燃料タンクなどを省くことでパイルを単なる船にすることが出来、
充分に全員を乗せることが可能だと言います。
しかし、再度設計を直して組立直す時間は有りません。
ですがジェネシスは言葉を続けます。
組立直すのは無理でも壊すことは可能だと。
そして接合されたエンジンブロックや耐熱壁の除去なら数日で完了できると。
それを聞いたシュウは真っ先に駆け出します。
スアンが、そしてメイも後を追います。
そのシュウの行動にアイン、そしてロッソも希望を見出します。

パイル建造シャフトに辿り着いたシュウは、戻ってきた溶接アームの一つに
乗り込み外装の除去を始めます。
それを茫然と見詰めていたのは、かつてシュウと共に脱走を企てた仲間でした。
シュウが生きていたことに驚く彼は、さらにシュウの行動に愕然となります。
自分達の苦労の結晶を壊そうとするシュウに止めるように言う彼等。
そこへメイがやってきてこれでいいのよと皆に呼びかけます。
そしてドリーが一斉放送で、全ての事情を語って聞かせます。
全員が助かるためには、これしか方法が無いのだと言うことを。
メイは彼等に言います。最後は自分で考えて決めて欲しいと。
やがてあちらこちらで、ガフの指示とリターナーの行動のどちらを
正しいとするかの議論が起こります。
騒ぎを聞き付けたガーフィ達も現れます。
そして自らの意見をぶつけ合うデータニアの少年少女達を
心強く思うと共に、先ずは生き抜くことだと決断を促します。

そんな騒ぎの結論は間もなく行動となって現れます。
データニアの少年少女達は自らの考えにおいてリターナーの行動を
支持しパイルの改造に参加します。
そしてそれらはスアンに介抱されていた疲れ切った者たちにも拡がるのです。

シュウの周りにも集まってくる賛同者達。
シュウの脱走仲間も隣りにやってきます。
彼はシュウに聞きます。外の世界はどうだったのかと。
シュウはただ、色々な事があったとしか答えられませんが
彼には充分にシュウが得た物の大きさが伝わった様です。

忙しく動き回るシュウをメイが呼び止めます。
なぜ宇宙へ行かないという結論に行き着いたのかと聞くメイ。
シュウは答えます。ゼロが地球を棄てて宇宙へ行くと言ったことが
なぜか嫌なことだと感じられたと。理由は判らないのだけれどと。
それを受けてメイは言います。
そんなこと絶対にするものかと思ったのね、と。
頷くシュウ。
メイはそれは男の意地というものよと言います。
とても大事なものだとも。

作業員の反乱はただちに司令室からベルクの元へと伝えられます。
そのころベルクは、辛うじてエイトロンを消滅させることに成功し、
ジェネシスの研究室へ突入していました。
パイル発射プログラムの修正は完了しているのかと問いただすベルクに
居合わせたドリーが代わって答えます。
発射プログラムは消去したと。



***** つづく *****

次回「ヘブンズ・フレンズ」

# 何も言いますまい。
# 遂に待ち望んだ瞬間がやってくるのです。(喜)

では、また。

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■■■■■■ 佐々木 英朗 ■■■■■■■
■■■■ hidero@po.iijnet.or.jp ■■■■
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