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Subject: EAT-MAN '98 #02

佐々木@横浜市在住です。

EAT−MAN '98
第二話 「BYE BYE AIMIE」(後編)について。


# 乗りかかった船だし、一丁連載と行きますか。^^;


以下、ネタバレ遠慮無しなので、本編未見の方は注意!


*** 重箱の隅 ***

ボルトの「例の技」の表現が、ちょっと前作と違いますな。
# 前作でも大物アイテムの時は同じような表現でしたが。
これは新表現も悪くないなと思います。
小さい物を出すときどうなるかな。


*** 粗筋とコメント ***

現場から転送された影像によって署長はナオミの変化した姿を目撃する。
そして事件の真相に迫るための情報を求めて
犠牲者の一人イワノフ博士の私的データベースへの
侵入を署のオペレータに指示するのだった。

# つながってるオペレータ登場。お姉様です。^^;

得られたデータから、ナオミが一連の犠牲者達が過去に行った
子供を使った生体実験の被験者の生き残りで有ることが判明する。
ナオミ G−217。被験者の98%は死亡又は再起不能。
事情を了解した署長はナオミの逮捕を命じるのだった。

# またボカシが入ってる。見づらいぞぅ。

変身したナオミは凶暴であった。
逮捕の指示を受けた警官隊はナオミの動きを止めるべく機銃掃射を開始。

#「犯人はボルトじゃない」って叫んでるんですが
# あれじゃ怖くて聞いてもらえんでしょう。

ひるむナオミを庇ったのはボルトが掌から放った巨大な瓦礫だった。
墜落しビルの陰に消えるパトロールホバー。

# あんなもんも、出せるのね。^^;;;
# 留置場の壁か?

しかし、別の機体から放たれた狙撃銃の弾丸はナオミを貫いた。
駆け寄り抱き留めるエイミー。
緩やかに元の姿に戻るナオミはこれでよかったのだと言った。
「バイバイ、エイミー。」
遅れて到着した署長の許には被疑者射殺の報が届いていた。

# うぅ、可愛そうなナオミ。
# 見かけほど頑丈ではありませんでした。
# 本人はこれでよかったと思うかも知れませんが、
# 残された者はどうすればいいんでしょう。
# エイミーにもう少し何か言ってあげればと思うのは
# お子様ナオミには無理な注文か。

その夜、再度参考人としてボルトは事情聴取を受ける。
「いつも手遅れだった。」
それがボルトの唯一の答えであった。
署長は全ての犯行が銃によって行われた事に着目し
ナオミを犯人では無いのではと考えていた。
本当にナオミが犯人なのかとの問いにボルトは答えなかった。
そしてそれを聞いたアックスは再度ボルトへの疑いを深めた。
そんなアックスをボルトは名探偵と称して嗤った。

# ここの警官は「おバカ」過ぎでしょう。
# まともなのは署長さんだけ。
# 同僚を疑いたくないから判断が曇っているのかも知れんけど。

シャワールームで独り涙するエイミー。
そして彼女は夜の街へと赴く。

# またボカシ ...じゃなくて湯気か。^^;

アックスの手によって留置場へと連れていかれるボルト。
しかし、ボルトには他にやるべきことがあったのだった。
アックスの前でボルトは掌から一機のホバーを再構成する。
そしてボルトはエイミーの後を追うのだった。

# うわ、またコリャでかい物出しました。
# 食うの大変だっただろうな。

瓦礫の下から這い出したアックスは
ボルトを追う必要は無いという同僚の言葉を聞く。
研究所最後の生き残りオールドマン博士宅からの
緊急連絡に出動する警官隊。
機中、アックスは署長からエイミーもまた生体実験の
生き残りであったことを聞かされ愕然とする。

オールドマンはエイミーと対面していた。
何故襲うのかと訊くオールドマン。お前は完成体なのにと。

# 2%の成功例だったのですねぇ。
# ナオミの様に変身してしまうのは、根本的に失敗しているってことか。

# しかしね、この爺さん、言い訳になってないでしょ。
# 人類の未来だの何だのって。本気で言ってるらしいから始末におえん。

しかしエイミーには不用な身体だった。
欲しかったのは友達だけ。
そして全ての友達を奪った者たちへの復讐が彼女の望み。
エイミーの執拗な追跡に屋上へ追い詰められたオールドマン。

# さっさと殺さんと警察来ちゃうよと思ってたら案の定。

しかし、屋敷は既に警官隊に包囲されていた。
止めるように説得する署長。
無論、エイミーに説得に応じる意思は無かった。
狙撃を指示する署長。躊躇するアックス。
その時、エイミーの背後にボルトが現れる。

# 最後に及んでは、ボルトは何としても止めさせようとは
# 思っていなかった気がしますなぁ。
# 本気で止めるなら出来たと思うし。

引き金を引くエイミー。
オールドマンの額が撃ち抜かれる。
そしてボルトの掌から伸びた剣がエイミーを刺し貫いた。
振り返るエイミーを抱き留めるボルト。
そして屋敷は爆発炎上し、二人の影は炎の中に消えていった。

# ちょっと驚いた顔のエイミー。刺されるとは思ってなかった様子。
# ボルトはエイミーが完成体だと知っていただろうし、
# だから殺そうとはしないと考えたんじゃないかと推測します。
# ボルトが最後の現場に行ったのは、しかしこれが目的だったのでしょう。
# 衆目の前でエイミーは死ぬ必要があったんですね。
# 警官隊に撃たれればそれはそれでよかったはずで、
# その場合でもエイミーはボルトが連れ去ったはず。
# オールドマンを撃ってしまうと、その後で警官隊が撃つ可能性は
# 低くなるのでボルトが殺す(という展開の)必要があったと。

現場検証ではオールドマンの死体しか発見されなかった。
追跡すべきかを尋ねるアックスに署長は答える。
「事件は終わったのだ。」
ボルトは何者だったのでしょうとアックスは言う。
署長は冒険屋だったのさと言った。

# データを詳細に検証している署長は、エイミーが死んでいない
# 可能性を読み取って居るはずです。
# ま、同情してくれたんでしょうね。
# どう贔屓目に見ても、科学者達の方が罪深いだろうと。
# でも、法の番人としては人間的過ぎるかな、署長さん。
# 私はあなたのことが好きですけどね。

街外れの丘をエイミーを抱えたボルトが歩いている。
そっとボルトの頸に手をまわすエイミー。
ボルトは立ち止まりエイミーを立たせた。
見る間に腹部の傷が消えていくエイミー。
完成体。それは不死の肉体だった。
「たとえボルトでも、私は殺せない。」
じっと見詰めるボルトは言う。
「エイミーは死んだ。」

# ま、生まれ変わったつもりで生きていけって事ですな。
# ボルトらしい、(ちょっとクサイ ^^;)言い草です。

10年前の事を思い出すエイミー。
研究所の子供達の部屋で、ボルトは幼かったエイミーや
他の子供達を黙って見詰めていたと言う。
今と同じ、悲しげな瞳で。

# ボルトは、お子様にも受けがいいんですよねぇ。
# どうみても怪しい兄ちゃんなのに。^^;

そしてエイミーは突然に気付く。
ボルトも自分と同じ運命を背負っているのではないのかと。
信じるも信じないも自由だ。
ボルトはそう言って去っていった。

# 10年前に既に、「あのような」ボルトであったのなら
# エイミー以上の「何者か」だと思われますが、それでも
# エイミーには、数少ない自分に近い者と言うことになるんでしょうね。
# つまりエイミーの兄弟の様な存在。
# ボルトの言った「信じるのは自由」というのは、
# そう思うことで孤独感が和らぐなら
# そうすればいいという意味だと思います。

# あ、なぜ復讐開始に10年のブランクがあったのか
# 結局判りませんでした。
# 言ってませんよね? 多分。
# アリバイ工作が出来る立場(警察での要職)に就くまで
# 待っていたと言うことにしときますか。


*** おわり ***

次回、「BODY GUARD」

# よっしゃぁ、次は短編だ。

では、また。

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■■■■■■ 佐々木 英朗 ■■■■■■■
■■■■ hidero@po.iijnet.or.jp ■■■■
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