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Subject: EAT-MAN '98 #03

佐々木@横浜市在住です。

EAT−MAN '98
第三話 「BODY GUARD」について。

# やっぱり短編がいいなぁ。
# それに合わせて記事も短め ...にしたつもりなんですが。
# あんまりいつもとかわらん。^^;



いつもの通り、ネタバレ遠慮無しなので、以下注意。



***** 重箱の隅 *****

ボルトが掌から小物アイテムを出すシーンどうなるかなと思ってましたが、
あの画像処理(モーフィング)はちょっと頂けないですなぁ。
あれじゃボルトの手が変形して銃になったように見えてしまう。
# 予備マガジンはいい出方だと思うけれど。



***** あらすじと呟き *****

砂漠を行くボルト、その先には海辺の町が拡がっていた。
桟橋に辿り着いたボルトの眼前で船が飛び立っていった。
乗り損ねたのかと声を掛けてきた老人にボルトはそうだと答える。
老人は一時間もすれば次の船が来ると言った。

# ボロい桟橋と不釣り合いなメカメカしい船。
# こういうミスマッチは大好き。

佇むボルトに近づく三人の男達。
リーダー格の老人はボルトを知っており、仕事を依頼したいと言う。
ボルトが案内されたのは、町を見渡せる塔の最上層の部屋。
鍵が掛けられた部屋の中に居たのは一人の娘。

# 塔のてっぺんに幽閉されているお姫様というモチーフは
# お伽話に有りそうだが、具体例が思い当たらない。

娘は手足に包帯を巻いていた。
娘を守ること。
それが彼等の依頼内容だった。
ボルトは一時間という約束で依頼を受ける。
彼等はボルトを残し部屋を出ていった。

# 依頼料まで食っちまうボルト。
# サラダってところなのかな。^^;

やがて砂漠の向こうから兵士達が現れ塔に迫る。
町の男達との間で戦端が開かれる。
ボルトは塔に近づいた兵士を狙い撃つ。
娘は止めてくれと言ったがボルトは聞き入れなかった。

# 正確な射撃ですが、殆どは動きを止めるだけで急所は外してます。
# もっとも、その後町の側の兵士がとどめをさしてしまうんですが。

戦闘の最中、塔をよじ登り一人の青年が窓辺に現れる。
救けに来たと娘に語り掛ける。
二人は互いの名を呼び合う。
しかし、青年はすぐ傍で銃を構えるボルトに気付いていなかった。
娘は哀願したがボルトは青年の足下を撃つ。
一度は窓辺を掴むことに成功する青年だったが、
ボルトはその窓辺の石を撃ち砕いた。
青年は塔の基部にある小屋の屋根へと落ちていった。
間もなく戦闘は収束し、辺りに動くものは殆ど無かった。

# 明らかにボルトは他の連中とは違う始末の付け方をしてます。
# 直接撃たずに追い落とす感じで。
# フランソワの様子から二人の関係を読み取ったのでしょうね。
# そして仕事はしつつ、庇いもしたと。

正午になると、娘の身体に何かが起こっていた。
娘は言った。満月の日の正午から一時間だけ、
自分の血が不老不死の効果を示すのだと。
そして、自分を救けてくれるならボルトに血を分け与えても良いと。
ボルトは答える。
「悪いが、間に合っている。」

# 残念ながらボルトには不用な申出でした。
# ただ、ボルトの言い方には微妙に依頼を受けてやりたいがと
# いうようなニュアンスが有るような。

部屋に近づく大勢の人々の気配があった。
扉を開けて入ってきたのは、ボルトに仕事を依頼した老人と
その仲間達だった。
彼等は目の色を変えて娘ににじり寄った。
ボルトは彼等に銃を向ける。
娘を守るのが依頼された仕事だと言って。

# 出た。依頼にかこつけたボルト得意の詭弁が。^^;

武器を構えた彼等はボルトに銃を捨てるように言う。
ボルトは銃を捨てるが、それは代わりの銃を出すためだった。

# 嫌に素直だななぁんて見てるこっちは思わないんだなぁ。(笑)

新たにボルトの手に握られたのは巨大な機関銃だった。
ボルトが機関銃を征射すると彼等は一目散に部屋から逃げ出した。
しかしボルトは撃つのを止めず、部屋の壁を全て撃ち払った。

# こんなに弾の出が景気いいのも珍しいなぁ。^^;;;
# ズドドドドドドドドドドという音が銃に聞こえない。

わずかな静寂の後、再び現れた青年にボルトは機関銃を向ける。
彼は、彼女の血が目的ではなく彼女を守りたいのだと言う。
対峙するボルトと青年。

# ボルト「どうかな?」などと言いつつも目が笑ってます。
# 完全に試してますね。どうせ撃つ気もないんだろうし。

ボルトの背後に船の霧笛が鳴り響く。
ボルトは銃を手放して言った。
一時間の約束だったと。
そしてボルトは船に乗るために塔を後にした。

# ま、オチは予想どおりといった所でしょうか。
# ボルトがニヤリとするのは蛇足だと思うけれど。

# 彼女の能力はどうして備わったのかとか、襲ってきた連中は
# 組織的軍隊だった様だがどこの連中かとかバッサリ説明を省いて、
# 囚われの娘と助けに来た青年と悪人とボルトという図式だけで
# 見せてるのが前作シリーズを彷彿とさせて良かったです。

# もっともボルトとしてはサービスのし過ぎな気がしないでもない。
# フランソワに銃を渡して、自由は自分で勝ち取れぐらいのことを
# ボルトなら言いそうな気がするけど。
# この辺りが原作ボルトとTV前作ボルトの微妙な性格の
# 差なのかな。



***** おわり *****

次回「AMBROSIAN DAYS」(1/4話)

# 長編で〜す。^^;;;
# 原作にないオリジナルエピソードだそうです。
# 間延びしないことを祈るのみ。

# OPでボルトの後ろに出てくるのが
# 各エピソードのゲストお嬢さんなんですなぁ。
# それによると次回のヒロインは剣士でしょうか。
# 個人的にはその次の娘が楽しみだ。^^;

では、また。

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■■■■■■ 佐々木 英朗 ■■■■■■■
■■■■ hidero@po.iijnet.or.jp ■■■■
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