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Subject: EAT-MAN '98 #08

佐々木@横浜市在住です。

EAT−MAN '98 第八話
「世界一の冒険屋」について。

# 今回のシリーズにしてはヒネリが効いた展開。
# 面白かったです。
## 萌え度は甚だしく低いが。^^;;;



いつもの通り、ネタバレ遠慮無しなので、以下注意。



***** 粗筋と呟き *****

周囲を荒れ地に囲まれた森にボルトはやってきた。
森の中にあるマービット族の集落が目的の場所である。
だが村に着いたボルトは乱暴な歓迎を受ける。

# ここしばらく刃物を口で受け止めるのが続いているボルト。
# 今回は斧でした。^^;

マービット族に立ち退きを迫るコンツェルンの手先と間違われたのだ。
だがボルトが自ら攻撃してこない事に気付いた村の娘、ジーナが
いきり立つ若者らの間に話って入りボルトの真意を質す。
ボルトは村を守るように依頼を受けたと説明し、依頼の手紙を見せた。

# ボルトに手紙が届くってのが不思議だ。^^;;;
# 私書箱でも持ってるのだろうか。

ボルトは族長の家に連れていかれる。

# マービット族は小柄な人たちなんですな。
# ボルトには天井が低すぎるようで。

依頼内容にはボルトが世界一の冒険屋だった場合のみ正式に依頼すると
記されていた。族長はボルトにあんたは世界一なのかと尋ねるが
ボルトはさぁなとだけ答えた。
さらに手紙には依頼主の目印はアイニスの花と記されていたため、
族長は村でアイニスの花を扱っている花売りの老婆を呼ぶ。
しかし老婆はボルトを花を買いに来た客と思い料金を請求する始末。

#「客じゃなく、冒険屋。」
#「ぼ ぅ け ..ぼけ? 何じゃと、わしゃまだボケとらんぞ。!」

# ナイス、ボケ。(笑)

結局、ボルトの依頼主は判らなかった。
族長はボルトを村で雇うと言ったが、報酬についてのボルトの
問いかけに押し黙ってしまう。
ボルトは仕事があると言って村を立ち去るのだった。

# ま、仕事は受けた順にこなすと言うことですな。

街に現れたボルトはコンツェルンのビルへ赴く。
コンツェルンのボスはボルトの名を知っていたため、彼を部屋に招く。
そこでボルトはマービット族の村で食った斧を再生し
警備員を倒しボスに迫る。
だがボルトは拳銃を突き付けられ、更に警備員に肩を撃たれてしまう。

# ハードが出てこなかったら本気で斧で用を済ますつもりだったんでしょうか。
# 結構、野蛮なり。

ボルトの動きを封じたのはコンツェルンが擁する冒険屋ハードだった。
彼はコンツェルンの宣伝で世界一という名声を得ていたが、
彼自身それはこの国の中でだけの事であると理解していた。
だがボスは、世界一と外の世界では名高いボルトを始末すれば
ハードが世界一だと言う。

# ハードの名声は作られたものでした。
# そして当人もその事は承知してるんですな。
# 勘違いしてないのは結構マトモな男である証拠です。

しかし、ボルトの実力を惜しんだボスは大金を見せコンツェルンの依頼を
受けるように要求した。
ボルトは黙って部屋の隅に置かれたビーム砲を食い始める。
ボスはそれを依頼を受けた証と受け取って満足した。
そしてハードは、やはり金が好きかとボルトを嘲った。

# ただ単に武器が欲しかっただけのボルト。^^;

その夜、ハードはボスからマービット族がボルトを雇った事を
事前に察知できなかった事を糾弾される。
だがボスの金の力で今の名声を得たハードには反論の余地は無かった。
そして明日の仕事の後、ボルトを始末するように指示される。

# コンツェルンの飾りに仕立てられて居る自分に嫌気が
# さしているらしい雰囲気です。>ハード

ハードは警備員に見張られているボルトの許を訪れる。
そしてボルトを始末するように言われていることを教え、
自分の手下になればボスに話をつけてやると言うがボルトは答えなかった。

# 何か露骨に口惜しそうなボルトですがねぇ。
# 彼はそんなの気にしないタイプだと思うんですが。
 
翌日、コンツェルンは配下の冒険屋を武装させ数両の戦車と
パワードスーツを伴いマービット族掃討に出発する。
途中ハードは、再びボルトに自分に仕えろと言うが
ボルトは実力の無い奴とは組まないと答えた。
だがハードは実力は金で買えると言うのだった。

# 完全に嫌味な野郎だと思ってましたが。

マービット族の村を見下ろす場所に着くとボスは早速ボルトに
攻撃を命じた。
怪我の所為か、やや手間取ったがボルトはビーム砲を再生する。
その様子を見詰めるマービット族達の中からジーナが歩み出て
両手を広げボルトの前方に立ちはだかった。
やがてボルトはゆっくりと振り向きビーム砲をコンツェルンの軍勢に向けた。

# 今回に関して言えば、ジーナの行動が無くてもボルトは
# 最初から、ああいう行動に出ただろうな。
## 話のキーに女の子が入ってないのも珍しい。

そのボルトの正面に立つハードは、そのビーム砲はエネルギーパックが
入っていないと言ってボルトにパックを見せる。
ハードの機知に感心するボスだった。

# ボルト、どうするんじゃぁとハラハラさせられました。

そしてハードはボルトに銃を向けながら近づいて来た。
そしてパックをビーム砲に装填する。
あんたには運がないが、度胸はあるとハードは言う。
「確かに世界一の冒険屋だ。」
そしてハードはそう付け加えると上着を開いてシャツの胸元を見せた。
そこには一輪のアイニスの花が。
彼こそがボルトの依頼人だったのだ。
そしてハードもまた銃をコンツェルンの軍勢に向けた。
「食えない男だ。」
そしてボルトとハードは、あっと言う間に軍勢を殲滅し、
事情が飲み込めないボスもまたハードの銃に倒れるのだった。

# 嫌味な冒険屋が、突然格好良くなってしまった。
# ハードの振り返りポーズもビシッっと決まる。
# この演出は良かった。最後まで気付かなかったし。

村の泉で一休みするボルトとハード。
ハードはボルトに金以外の何かで動くのだなと言う。
ボルトは次に会うときまでに今回の報酬を用意しておけと言うと
その場を去っていった。
ジーナに連れられて二人の傍に来ていた花売りの老婆は
この前花を持っていったのはあんただねとハードに問い、
そして世界一の花だから只じゃ無いんだよと言うと微笑んだ。
ハードもまた、確かにそうだと思うのだった。

# 只じゃ無いんだよ、ってのが今回のテーマでした。^^;


***** おわり *****

非常に面白かったです。
ただ、一つだけ弱いのはハードがマービット族の村を
救けようとした理由がはっきりしない所かな。
単にコンツェルンに嫌気がさしただけならボスを殺して逃げちゃっても
構わないわけで、それだけでは村を守った理由にはならないと思う。
本物の世界一に会ってみたかったとか、そんな感じかなぁ。
# あの花が好きだったという理由も可。^o^

# OPで出ている、花びら(葉っぱかも)の舞う中に
# 佇む少女(ジーナ)というシーンが無いのが残念無念。
# その為、今回は萌え度ゼロ。^^;


次回 「MEGA MIX」(前編)
# 原作ネタとの事です。

では、また。

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■■■■■■ 佐々木 英朗 ■■■■■■■
■■■■ hidero@po.iijnet.or.jp ■■■■
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