From: hidero@po.iijnet.or.jp
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Subject: Gene Shaft #08 (5/24)
Date: 26 May 2001 03:46:53 +0900
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佐々木@横浜市在住です。

『ジーンシャフト』
第8話「月は無慈悲な闇の帝王」の感想など。



# ネタバレあり。以下、当該エピソードを既にご覧の方のみ。

# 冗長傾向復活。(爆)


■首脳会談
元老院の老人達へ報告を行うスニーク卿。オベラスはビルキスに反応しており、
ロングが必ず追ってくるであろうとの見解を示します。
スニーク卿のビルキス討伐要請は受理されます。
艦隊を送ればビルキスのクルーは必死で実力を発揮し、そこから解明されていない
ビルキスの能力の全てすなわち異星人のテクノロジを人類の物とする為の
データが得られるとスニーク卿は言うのでした。

# ガニメデと地球をほぼリアルタイムで結ぶ通信技術があるらしい。
# 先走りしたエリートが上層部を煙に巻いているの図…にしか見えませんなぁ。^^;
# 後のシーンで出てくる情報とも絡めて、スニーク卿の言っている事は概ね
# 事実であろうと思われます。ただし、一部データの秘匿がある様子。
# そして最終的に得たデータを渡す気も無いという事で。
# 後は老人達がそんな事態に対する対処を考えているかですが、何か
# 現在の体勢に自信を持ち過ぎていて楽観している様な気がします。
## 絵が引いて行くと巨樹の陰に護衛の連中が倒れているのではと想像したり。^^;
# EDクレジットに拠ると爺ぃ5人目はエーヴェルスというそうな。
## 早川文庫「新・SFハンドブック」に拠ると合作の多い作家の様ですけど。
## 正直、誰?って感じでした。う〜ん勉強不足。^^;;;

■反政府組織
通信を終えたスニーク卿。彼は老人達を醜悪と評します。
傍らのレミィは彼を同志と呼び、最終的に得られるであろう技術を用いて
現在の体勢を覆すという目的が実現に近づいている事を彼に感謝します。

# ふむ。どうやらレミィは所謂「テロリスト」の方々の一人だった様です。
# でもスニーク卿はどう見てもレミィ達の主張に賛同しているとは思えませんな。
# 元老院の爺ぃ達は21世紀の生き残りだそうで。遺伝子操作では寿命は延ばせても
# 外見の老化を止めたり若返らせたりは出来なかったのか。残念。

■宣告
ビルキスへ入る通信。それはスニーク卿のIDを使ったレミィからの物でした。
討伐艦隊の接近を伝えるレミィはビルキスに外宇宙へと出ていく様に通告。
それは彼女からビルキスとクルー全員への死地へ赴くようにとの宣言でした。
彼女の言葉を信じないミールにレミィは告げます。ミールはスニーク卿が
政府と元老院を欺く為の飾りに過ぎず、完璧なスキルなど醜悪だと。

# うひゃひゃ。「死んじゃえば?」にはゾクっとさせられました。恐ぇ〜。
# こうなったら、レミィには徹底的にワルの道を歩んでもらいたい…と思ったのに。
# 流石にこれにはミール様もこたえた様で。彼女が泣くとは。
# 冒頭のシーンでミールが言った「セルゲイは何か考えているハズよ」という
# 台詞がとても皮肉に効いていて悲しい感じを増強しています。
## チキ、蛙みたいな顔してる…。(笑)

■眠り
病床のアマギワの許を訪れるミカ。眠り続ける彼に不安だと正直に伝えます。
そこへ医療班の者がやってきた為、咄嗟に隠れてしまうミカですが
その為にアマギワには生命にかかわる問題がある事を知ってしまうのでした。
再び二人だけになった時、ミカは彼に死んだら許さないと言うのです。

# 何かミカのアマギワに対する好感度がアップしているぞぅ。(笑)
# 別に見舞いに来たって構わないでしょうに、隠れるミカが可愛い。
# 遺伝子コードを聞いただけで、欠陥があると言うお医者の姉ちゃん凄い知識量。^^;

■伝えたかった事
今まで集められたデータを整理しようと考えたレミィはニーブン基地で解析された
最新のシャフトのデータを発見します。そしてその一部にロックが掛かっている事に
疑念を抱くのでした。そのデータからスニーク卿が政府や元老院だけでなく、
自分達の組織すら騙していた事を知ったレミィは独自に遺跡を調査。
そしてその奥にある施設で、もう一つのシャフトが建造されている事を知ります。
そこへ現れたスニーク卿は自分の目的が人類全ての消去だと語ります。
人類こそが宇宙のバグなのだと。手傷を負ったレミィは最後の力を振り絞って
自分が得たシャフトのデータをビルキスに送信します。
ミカはレミィに戻ってくる様に言いますが、彼女の別れの言葉に続いて
ビルキスに届いたのは銃声でした。
直後、政府の艦隊からの投降勧告がビルキスに届くのです。

# あらまぁ、スニーク卿って有りがちな人類悲観論者でしたか。^^;;;
# 怪我をしつつも華麗な動きを見せてくれたレミィ。それなのに。
# 最後にミールに謝っておいてと言ったのは理念としては許せない存在でも
# 個人としてはそんなに毛嫌いしてはいなかったって事なのかな。
# 打たれ強くない云々の辺りから感じるのは、ちょっとした意地悪を言ってみたが
# 言い過ぎだったかと思っていたという雰囲気。
# ミカの事もそんなに悪く思って無かった様で、先日かばってくれたのは
# 別にウラは無かったんですなぁ。
# 眼鏡は母親の形見という事で、別に目が悪い訳では無かったみたいです。
# 形見を大事にしているって部分からして古いタイプの感性ですね。
# だからミカに何となく親しみを持っていたのかも
# そんなレミィ、ワルはワルなりに他の連中よりも信念に対して真摯であり、
# ある意味ではとても輝いて見えたのですが退場です。;_;
# スニーク卿に母親の幻影が重なっている演出は悲し過ぎ。
# 親子二代に渡っての自然回帰主義者だった様で。
# しかし、母親がテロリストとして処分されたのに彼女は政府に監視されたり、
# 或いは処分されたりしなかった様子。という事はその程度の事はもみ消して
# レミィに新しい立場を与えられるくらい政府内部にも組織の者が食い込んで
# 居るという事かと想像出来ます。
# マリオの「ウチのクルーに」の件はちょっと感動。エエ奴だわ、彼。
# それと「回線ログアウト」の所、ベアトリーチェの声が微妙に
# 震えている気がするのは気の所為かなぁ。
# それが演出/演技なら凄く細かくて称賛したいところです。
## ぷくぷく顔のミール様(小)はかなり可愛いですな。*^^*

# 次回、放送時間が変わりますのでご注意〜。午後6時からだそうです。

では、また。

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■■■■■■ 佐々木 英朗 ■■■■■■■
■■■■ hidero@po.iijnet.or.jp ■■■■
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