From: hidero@po.iijnet.or.jp
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Subject: Vampire MIYU #17 (02/02)

佐々木@横浜市在住です。
こんばんわ。

# エヴァやら、ベルセルクやら、その他諸々LD買ってきたので
# お金が有りません。

うううっ。弱った。
乗れませんでした。
なぜなんでしょう。
個々のパーツには面白く出来そうな部分が有るのに
接着剤がなってないと言いますか。
もろにいやな予感的中でした。

# この記事を投げた後にメルフィナちゃんを見れると思えば
# 辛うじてなんとかなるかも。(爆)

では、行って見ますか。

                 __
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      __( \  /   \ \ )__
     (___  ooo       ___)

     「いらないよーだ。」


    夜の街に点るひとつの灯り。
    夜行性の人間たちの集う場所、コンビニエンスストア。
    だが、その夜、一軒のコンビニが人々を飲み込んで砂となった。
    人々はそれを欠陥建築と言う側面で語ろうとした。
    そしてそんなニュースを気にも留めない一人の男・立木が
    妻に愚痴をこぼしながら勤めに出るのだった。

        [オープニング]

            [CM]

        第十七話「夢幻の街」

    ニュースで報じられたコンビニの人だかりも気にせず、
    黙々と先を急ぐ立木。地下鉄をおりた彼は、人気の無い通路を
    さらに下る。
    バスで何処かへ向かう彼に部下が話しかける。
    彼は当たり障りの無い受け答えの後、とあるバス停で
    部下と共にバスを降りる。
    そこからは雲をつくようにそびえる菩薩像が見えるが
    彼はそれを気にする風もない。
    ましてや、辺りの微妙に歪んだ建物も、そして昨夜自宅の近所から
    姿を消したコンビニの姿にさえ何の感慨も無い様子だ。
    部下と別れた彼は、意味ありげな笑みを浮かべながら足場の組まれた
    崖の様な場所へと向かっていった。

部下に顔が有りません。彼も立木の世界の中のみの人物のようです。

# 自動改札の音が変過ぎ。音響系のスタッフに都市生活者は居ないのかな。

    時輪学園。千里、由香利、久絵の三人は、最近頻発する現象について
    話していた。だが、千里はすぐに話題を変えて買い物に行こうと言い、
    美夕も誘う。黙って微笑み頷く美夕が居た。

# 久々の三人組。やっぱり千里はああいう娘なのね。^^;
# しかし、笑顔の美夕、可愛いんだけど効果音と合わないなぁ。

    夕暮れの商店街で、立木の妻が買い物をしている。
    主婦たちの何気ない会話を聞くとも無く聞きながら妖しく微笑んでいる。
    その頃、立木は足場の上で一心にハンマーを奮い、石の壁を彫っていた。
    日が落ちかけた頃、汗を拭いながらその日の作業を終え家路に向かう立木。
    通りすがった空き地のうち棄てられたバスの上に人影を認めて立ち止まる。
    バスの上には美夕が腰掛けていた。危ないよと声をかけるが、美夕は
    逆にこの街はあなたが作ったのかと尋ね、立木はそうだと答える。
    良い街だろうと言う彼に、住みやすそうと答える美夕。
    そして仏像について尋ねられると彼は昔の事を語ろうとした。
    「お堂に在ったんだ。取壊しにあって、私が火を着けて...」
    だが、突然の頭痛の後、家に帰る途中であることを思い出して美夕と別れた。

立木は既に、そこと現実の区別がついてません。
美夕もツッコミません。
まことに美夕らしい対応ではあります。
ただ住みやすそうは、本心かも知れません。

# 私も住みたいかも。静かそうで。^o^;

    不思議な街の裏通りで、美夕は死無とラヴァに合流する。
    それぞれ神魔の姿を追っていたのだが、手掛りは無かった。
    そこへ冷羽が現れて、成果が無いことをあげつらったが美夕は気にしなかった。
    鋒先を死無に向けてもそれは同様だった。

死無にも見付けられないのは、実はそこに居ないからなのでしょう。
そこは準備中の住家で、まだ住んでいないんですね。

# 冷羽と美夕の対立構造がうやむやになってしまってますねぇ。
# 前に戻ってしまいました。

    靴屋の店頭にて、千里は気に入った靴に自分のサイズが無いことを
    由香利に指摘されがっかりしていた。
    久絵が美夕の姿の見えない事に気付いたが、美夕はすぐに戻ってきた。
    「いた。」
    「美夕、何処に行ってたの?」
    「音が聞こえたから。」
    「音?」
    「ううん、何でもない。」
    「変なのぉ。」

# 美夕が千里以外の呼びかけに直接答えたのは初めてですね。(多分)
# いちおう、千里以外の二人とも会話する様です。^^;

    夜の街、自宅で妻と食卓を囲む立木。
    妻は買い物のときに小耳に挾んだ歩道橋の事を話した。
    子供の為になると言う妻に、立木はそれは必用だねと答えた。
    妻はその答えに満足そうに笑った。

子供の為にって所が神魔妻の琴線に触れた様ですね。
最初はなんで歩道橋が必用なのか判らなかったです。

        [CM]

    その夜、踏切り脇にある歩道橋が無気味な音を発てていた。
    砂となって崩れさる歩道橋。その砂の中より無数の蜘蛛が夜陰に紛れていった。

# コンビニといい、これといい、砂の描写がなんか雑な印象。

    翌日も立木はいつものように出かけたが、駅の通路で人にぶつかり
    そのまま壁際に座り込んでいた。
    そこへ通りかかった一人の老人が彼に目を停めた。
    彼が自分の知っている人物、立木画伯に似ていると思ったのである。
    近寄ってみると彼はその息子の安彦だと分かった。
    老人は森山と名乗り、彼が以前に絵を書くために通っていた
    リンプク寺の住職だと言ったが、立木は呻きはじめ、老人を投げ飛ばして
    走り去った。その様子を見た売店の婦人が騒ぎ、警官達が立木を追跡した。
    立木はいつもの人気の無い階段を逃げ下っていった。
    警官達は彼を追って階段を下り、観音開きの扉を見付けた。
    中に入ると、そこにはミニチュアの街と、仏像、そして壁を掘る立木の姿。
    一人の警官が立木に詰問したが彼は答えず、警官達は突如動き出した仏像に
    斬殺される。だが、立木の意識の中では仏像はただ歩き去って行くだけだった。

# 立木安彦ですか。聞いたことある名前だと思いましたが
# 気のせいですね。^^;;;;;;;

    森山は手当を受けながら、彼、立木との関係を警官に語った。
    彼は寺の移転の話を聞き、それを阻止するため寺に火を放ちその中へ
    飛び込み行方不明になっていたと言うのだ。

彼が(おそらく)神魔と出合った頃の関係者が現れ、当時の情況を説明してます。
が、寺に火を着けるほどの立木のこだわりが見えてきません。
また仏像が動き回る必然が全く無いですね。
妙な仏像を動かす暇が有るなら立木の過去でも描いたほうがよかったのでは
ないでしょうか。

    件の靴がどうしても諦め切れない千里は再び店にやってきていた。
    久絵に美夕はあきれて来ないのだと言われても彼女の決意は固かった。
    だが、そんな彼女たちの目の前で、雪が降り始める。
    空の無い、地下の商店街であるのにだ。
    それは神魔をあぶり出すための冷羽の仕業だった。
    地下街の床を突き破って現れる仏像に人々は逃げ惑った。
    千里たち三人も間一髪で逃げおおせた。
    冷羽は吹雪をつかって仏像を凍らせ破壊した。

冷羽と松風の口振りとは違って出てきた仏像は神魔本体ではありません。
しかし、冷羽はがっかりしていないようです。なぜでしょう?
あれを神魔と勘違いして満足したとは思えませんが。

# 冷羽、あんまり人前で実体化しないほうがいいんじゃないかなぁ。
# 目立ってはまずいと思いますが。

# 三人娘が逃げるシーンもむちゃくちゃ。

# やはり仏像は本物の(多分)木製の物が地下に置いてあって
# 中に神魔が入って居るとか、その程度の扱いでよかったんでは。
# 巨大化の理由なし。
# 暴れる理由もなし。
# 立木の邪魔をする物を排除するにしてもこっそり排除すべきでしょう。
# 神魔が目立つ行動をしてはいけません。
# ましてや、灯りが煌々と点いた人間世界で暴れるなんて ...
# 本体が蜘蛛なんだから、邪魔者は蜘蛛の巣にでもくっつけて
# 血を吸ってミイラにでもするとか。
# それを見て美夕がライバル意識燃やして血を吸いまくり ...
# いかん、また発作が。^^;;;;;
# エリック、私にもチョコレートを ...

    立木の家に来客があり、妻が玄関のドアを開けるが
    いきなり炎に顔を包まれ叫びをあげた。
    開いたドアから入ってきたのは美夕だった。
    妻は美夕の前でその正体を現した。
    神魔「妄蜘」(もうち)。
    居間に逃げ込んだ妄蜘をラヴァが切り裂き、美夕が炎で闇に帰す。
    燃え尽きる寸前に妄蜘が手を伸ばした先の籠からは無数の子蜘蛛が
    這い出てきたが、美夕はそれらも全て焼尽くした。
    妄蜘は古い建物だけでなく、新しい建物を自分の子供たちのために
    集めていたという。立木の仏像に対する執着心を利用して。

# 美夕が睨むだけで子蜘蛛が燃え上がるのが、なかなか良い
# 表現でしたね。ささやかな救いかな。
# でも、言わなくても誰が見ても蜘蛛ですよねぇ。
# 人間型神魔よりはましだけど、やっぱりヒネリが無いですね。
# もう、神魔のデザインで驚くことは無いのだろうか。
# あれじゃ、ただの妖怪ですよ。

# しかし、またまた美夕の行動にギャップが。
# あんまり害のなさそうな子蜘蛛に情け容赦のない美夕と
# 最近続いていた人間臭い美夕の差が。<--- こっちの美夕に慣れてきたので
# 今回はちょっと違和感。(多分、他の皆さんとは逆ですね。)
# 冷たい美夕から順繰りに、柔らかい美夕に移行すればいいですが、
# 行ったり来たりをしてしまうと話が連続しないんですよね。
# エピソードを並べ直すと良いかも。^^;;;

    また、いつもの日常が始まる。
    そんな光景の中に誰も気に留めないホームレスとなった立木の姿があった。
    起き上がった彼は、また階段を下っていった。
    地下からハンマーの音が響いてくるが誰も気付く者は無かった。

やはり、彼は帰ってきませんでした。
彼は何の為に穴を掘っているんでしょうね。
穴を掘る行為と、寺に火を着けるほどの情熱の源が繋がりませんが。

やはり、全体的に個々のプロットがバラバラです。
神魔が子育てのために立木の情熱を利用したらしいのですが。
それを表現するための舞台設定やら小道具やらがまとまってません。
残念ながら改善策すら思い付かないんです。^^;
誰か、上手い翻案思い付いたら、フォローください。(笑)

# 人混みシーンが面倒臭いのはわかるけど、やはり静止画スクロールは
# 見ていてつらいものが有りますなぁ。

# しかし、東都地下鉄道「化野駅」って何処だろう。
#         ^^^^画面がつぶれてたのでここはもしかしたら京都かも
#             知れませんが。
# でも京都の化野はあんな都会じゃないんですが。
# もしかしてTV美夕は未来が舞台なのか?

# 今回の唯一の収穫は、ラストの地下街に居た、
# 青のベストに緑のパンツで茶のロングコートを着た
# ルリルリ髪の女の子ぐらいですな。(自爆)

        [次回予告]

    人形だけを愛する女。
    やがてその愛は人形に伝わり、
    二人だけの密かな幸せが始まる。
    けれど、その静かな生活に
    もう一人の若い女が入り込んだとき
    歪んだ愛の物語は最後を迎える。

    次回、吸血姫・美夕
    「人形師の恋」
    愛の恐ろしい結末。

ちょっと期待できそうかな。

# 文句ばっかりの割には、また長い記事だ。(笑)


# おまけ。
# 掟破りのリファレンスヘッダー無しフォロー(何だそりゃ)

<6b5u8d$5f8$1@meshsv230.tk.mesh.ad.jp>の記事において
eagle@mtg.biglobe.ne.jpさんは書きました。

>> >ゆきなちゃんは、天然ぼけで笑顔が素敵だし、
>> あれ、これはなんだったかな?
幽遊白書。飛影の妹ですね。

# 掟破り終了。

では、また。

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■■■■■■ 佐々木 英朗 ■■■■■■■
■■■■ hidero@po.iijnet.or.jp ■■■■
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