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Subject: Vampire MIYU #22 (03/09)


佐々木@横浜市在住です。
こんばんわ。

結構大事なエピソードだと思うのですが。
絵が少々雑かなぁ。美夕が美夕に見えない。^^;;;
どちらかと言うとダメ寄りと思いました。
冷羽の締めに(たぶん)なる話なんだから
もうちょっと、なんとかして欲しかった。

# 今週はツッコムよ。(笑)

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      __( \  /  \  / )__
     (___  ooo  ooo  ___)

「その辺はアタイは知らないけどさ。」


    月夜のビルの谷間を汗を拭きながら歩く男。
    飲み屋にでも寄ろうと思ったのか、路地裏へ入る。
    その前に立ちはだかる影。
    男は驚愕し待ってくれと言ったが影は聞きはしなかった。
    翌日、男は氷漬けの死体となって発見される。
    テレビでそのニュースを見ていた千里は野次馬の中に
    美夕を見たような気がしていた。
    実際そこに居た美夕は氷漬けの男がはぐれ神魔であることを
    察していた。

# はぐれ神魔の死体を人間に検死されて良いのか監視者? ^^;;;

        [オープニング]

            [CM]

           第二十二話

         「対決のとき」

    季節は夏。
    蝉時雨が時輪学園をも覆い尽くしている。
    授業を終えた千里、由香利そして久絵は帰り道で一人の少女に会った。
    それは冷羽だった。
    冷羽は美夕に近々会うことになると伝えて欲しいと言って
    寒風と共に姿を消した。
    そしてその風に特に千里は強い寒さを感じていた。
    辺りの木々からは蝉が死んで地上に落ちていた。

冷羽は美夕が一緒に居ないことをわかっていて、
そのうえで千里たちに話しかけています。
美夕の周囲への揺さぶりですな。

# しかし、唐突に夏になりましたね。^^;;;
# 夏服のデザインはイマイチだ。(笑)

# あんな少女に話しかけられたら、もう少し驚くでしょ?普通。

    その夜、霊園の会葬場の屋根の上。
    美夕はラヴァと死無と共に事件のことを話していた。
    冷羽が美夕を挑発していることは明らかだと。
    しかしそれ以前に美夕は冷羽との決着はつけなければならないと知っていた。
    そして強い妖気をともなう雲が街に近づいていた。

    翌日、登校した千里に由香利と久絵は感じていた懸念を伝えた。
    美夕が転向してきて以来の異常な出来事の数々。
    美峰や璃莉が事件の後おかしくなったこと。
    美夕はちょっと変じゃ無いかという由香利。
    そして美夕の住所が霊園であることを久絵が告げるが
    千里はそんな事を聞かされることが我慢できなかった。
    そして登校してきた美夕にいつも通りに接する様に意識した。

以前の璃莉ちゃんの時に、美夕に言った様な事を千里に言ってますが。
もっと以前から不審に思っていた様子ですな。
全体的に唐突な印象です。

# 美夕が私服を着ないのは彼女らも不思議だったのね。^^;;;
# なら、その時々に表明すればいいのに。ここでまとめて言うから
# なにかちぐはぐな印象になってしまう。

# 冷羽に会った時と同様にここでも千里は誰よりも寒がっています。
# 単に寒がりというだけなのか、それとも何か裏があるのか。
# 今回は別に何もありませんでしたが。(この事は覚えておこう。)

    休時間にベランダに佇む美夕に千里が声を掛ける。
    美夕の腕に触れ、その冷たさに驚いた千里は
    自分のカーディガンを美夕に着せた。
    そして二人のお揃いのキーホルダーを出して見せる。
    美夕もまたそれに答えた。
    千里は聞いた。
    なにか自分に隠し事があるのでは無いかと。
    美夕はたとえ友達でも話せないことがあるのだと言ったが、
    千里は納得しなかった。
    そんな二人の目の前で空は一瞬に曇り、
    強風が校舎の窓ガラスを砕いた。
    そして真夏の街に雪が降る。

ベランダの美夕に千里が声を掛けるのは最初の出合いと同じですね。
多少の付き合いを経た二人がもう一度、関係を考えるって事につながるのかな。

形のあるもので友情を確認したがるのは実は千里は美夕を
心の何処かで信じ切れて居ないのでは無いかと、私は思っています。
由香利たちに言われたことを気にもしているでしょうし。
信じたい。けれど、美夕は多くを語らない。
だからせめて物に気持ちを託すと言いますか。

        [CM]

    突然の積雪で街の機能は麻痺した。
    雪原と化した霊園で美夕と相対する冷羽。
    対決に躊躇する美夕に、冷羽は応じなければ
    美夕の周囲の人間が凍える事になると言った。
    美夕は冷羽の望みを受けた。
    加勢しようとするラヴァを松風が結界に封じ込め、
    冷羽と美夕は死闘を繰り広げた。
    その中で冷羽は美夕を憎む理由を語った。
    父が美夕のために死んだことを。
    そして一人になった冷羽がどんな思いをしたかを。

# 相変わらず戦闘シーンは駄目っすねぇ。^^;;;
# 動きも色気がないし、炎も活きていない。
# あれじゃ火炎放射器ですよ。
# 冷羽の攻撃の方は多少マシ。

    冷羽と松風は暗い森を彷徨っていた。
    心細さを訴える冷羽を松風が励ました。
    だがそこで一匹の神魔と出くわした。
    冷羽を襲う神魔。
    しかしその神魔の動きを突然の吹雪が遮った。
    そして自らも吹雪を放ち神魔を倒す冷羽。
    自分の力に驚く冷羽に彼女の母親が告げた。
    その力を使って一人で生きていくのだと。
    それは守護神魔としての運命から娘を解き放つために
    父の願いによって封じられていた力だったのだ。

冷羽のお母上登場ですが、はたしてあれは何だったのでしょうか。
私の解釈は、そもそもあれは冷羽の中に埋め込まれていた記憶が
蘇った物だと思います。最初の吹雪が冷羽の後方から吹いてきますが
あれは単に吹雪を呼び寄せただけで別に後方にお母上が居たわけでは
無いでしょう。

守護神魔にしないために力を封じられていた事を知って
父上が決して冷羽を愛して居なかった訳ではないと判ったはず。
でも美夕への憎しみは消えませんでした。

    圧倒的な力で美夕を翻弄する冷羽。
    美夕の炎も冷羽に弾かれてしまう。
    しかし直接攻撃を受けていないはずの松風に火炎の痕が
    あることに気付いた美夕は冷羽に渾身の炎を放つ。
    それを身をもって防いだのは松風だった。
    全身黒焦げになり地上に落ちる松風。
    「松風!」
    「冷羽 ...僕はあんたを守ったよ ...」
    「おとうさま。」
    「やっぱり、そっちが本当の冷羽だったんだね。」
    「いいえ、私達はひとつでした。
     私はあの時、怒りも憎しみも決して忘れることなく
     そのまま取っておきたかったのです。
     それが松風でした。
     どんなにつらい思い出でも、私にはたった一つ
     おとうさまとつながる思い出だったのです。
     それさえ私は失くしてしまった。
     あなたの所為で!」
    龍巻が美夕を襲い、美夕は力尽きて雪原に倒れ伏した。
    氷柱を手に迫り来る冷羽を間一髪でラヴァが退けた。

いつもは小憎らしい薄ら嗤いに見える松風の顔が
最後は悲しい顔に見えました。

# 血の涙ってのは結構目にする表現なんですが、それをみて
# 悲しい気持ちになったのは今回が初めてです。;_;
# (今までは痛そうと思って見てた。)

# 敵の攻撃で髪をまとめた紐がほどけたのは初めてですよね。
# しかし、いつもの垂らしてる部分より解した全体の方が
# 短く見えるのは気の所為か?
# どっちにしろ絵が雑で萌えそこねた。(笑)
# 普通なら髪を解いたら萌えるんだけどね。
# 女道士の時みたいに。^^;;;

    ラヴァの一撃で肩に深手を負った冷羽。
    また救けを呼んだと冷羽は言ったが美夕はラヴァは違うのだと言った。
    美夕が運命の輪から逃れることを望んだときに私が命を絶つのだと、
    私達は同じ血の下に生きているのだとラヴァは言う。
    冷羽は美夕の命を絶つのは自分だと言い、
    失った自分を探しに行くと言って消えた。

# 着物の下には何も無いんでしょうか。
# 傷口からは吹雪が噴き出していました。
# 血じゃないのが噴き出るのは父上譲りですな。
# 取りあえず冷羽が死ななくて良かった。(爆)
# でも、半分死んだんですね。

    美夕はラヴァに本当に自分を倒せるかと尋ねた。
    それを望んだときには出来るとラヴァは答えた。
    監視者の宿命に縛られる事は冷羽にはわからないと美夕は言う。
    しかし、自分もそれを忘れていたかも知れないとも。
    人間の側に居過ぎたのかも知れないと。
    ラヴァは美夕は監視者だと言った。
    そして美夕はもう一度冷羽の事を思った。
    冷羽の悲しみについて思いを馳せた。

宿命を変えて見せると冷羽は言いました。
その冷羽は去り、宿命に殉じた美夕が残りました。
その対比で美夕の宿命の事を表現しようとしたのでしょうか?
(仮にそれが読み違いでないとして。)
私はむしろ、動機がどうであれ運命を切り開こうとする
冷羽の姿勢に好感を持ちます。
何だか主人公の美夕が情けない流されるだけの存在に見えてしまう。
本当は美夕は宿命すら超越した「存在」の「はず」であるべきと思うのですが、
実際には美夕はそれ以上の存在で有ることを主張をしつつ
(相手の都合を酌量してしまう所は裏返せば自己主張)、
しかし、ある線からは「宿命」と称して退いてしまうのです。
「宿命」を盾に逃げている様に見える。
そこが私が情けないと思うところ。


# この街を去りそうな事を美夕が言ってます。
# さて、どんな風になりますか。

# 例によって、最後の美夕のモノローグは蛇足ですね。
# 付けるにしても、もう少し遠回しな表現をして欲しい。

        [CM]

    [エンディング]

      [次回予告]

    少年は群からはぐれた鳥だった。
    北の湿原で彼は本当の自分を見付けた。
    光る翼を広げて少年は羽ばたく。
    けれどその光は闇の中でしか輝けない。
    そう。それは戦うためだけの翼。

     次回 吸血姫・美夕

     「帰ってきた男」

    夜の鳥は何を語るのか。

# あのシルエットは前回見たような気がするなぁ。^^;;;
# また、千葉さん出るのか? ^^;;;

では、また。

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■■■■■■ 佐々木 英朗 ■■■■■■■
■■■■ hidero@po.iijnet.or.jp ■■■■
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