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Subject: BLUE GENDER .26

佐々木@横浜市在住です。

BLUE GENDER 第26話「LET ME」に関しての感想なぞ。

# ついに終わりましたね。

※ 今回もネタバレしてますので以下は注意。


最終話。邦題「選ばれた人々」

# 今回も呟き中心ですよって。

結論から言ってしまうと、逃げ出した連中(つまりセカンドアース)が
滅んでいき、残ったのと戻った連中が次の世代を築くというオチなのね。
でもちょっとセカンドアースのあの扱いはなぁ、彼等に滅ばなければ
ならない程の罪があるとも思えないのですが。

さて本編。やっぱり作劇の都合だった臭いビッグBLUE。^^;;;
今までの中では格段にスピードが早く次々に倒される仲間達。
アーマーシュライクごと真っ二つですからカマも強力かつ頑丈。
何とか倒した時には残ったのはお二人さんのみ。
最初の登場シーンから受けた印象ほどデカくは無かったんですね。
ならばうじゃうじゃ出てくるかと思えば、そんな事もなく。
中途半端な存在でした。

で一人で中心に向かうというユウジ。
マリーンの切り札でも彼の決意は変わらず。
しかし必ず戻ると約束します。

よく判らんのがこの後。ネストの中心の妙な構造に接触するユウジ。
中から彼の姿を移したモノが出てきます。B細胞の持ち主だから
迎え入れたって事なのでしょうけど、そういう意志がアレに在るって事か。
そしてユウジは今の地球の姿を見る。再生を始めた姿を。
BLUEの屍骸や肉ダンゴから植物が生えてます。
動くBLUEが出てこなかったのは世界中で姿を隠し始めたって事なのかな。
そこから新たな始まりを感じ取ったユウジはマリーンの元へ帰ります。
ここで暮らしていくために。
ユウジが触れたのは地球の意志とかそういう観念的な物っぽいんですが、
あんまり好きじゃない系統の展開です。残念ながら。
割と真面目なSFテイストで進んでいた話でしたので尚更。
遺伝的なプログラムとしてある程度人類が減ったらBLUEの活動が
収束するって事ではあるのでしょうけど、ユウジが高次元から
世界を知るってのはやっぱ唐突にラストに付けたみたいで。
まぁこういうオチ方しかまとまらないってのもあるのですが。

そして一方のセカンドアースでは何もすることが無くなっていた
兵士達に逆にうっ積した物が爆発し内乱へと拡大。
セノ哀れ挽き肉に。そして爆発するステーション。
いやはや、こちらも強引に崩壊させちゃったぽくて嫌だなぁ。
地上とセカンドアース、どちらを選んだのが人類として正しかったのか
この段階で答を提示しなくても良かった気がするんですが。

ともあれ本来の場所に帰った人々と初めから残った人々が
新たな時代を築くという事でエンドです。
そうですねぇ、影像としてよくここまで描いたなという点で
一つの記念碑とは言えるでしょう。
ただその試みに対して期待した肝心のお話の方はちょっと弱いオチでした。
何と言ったらいいのかな、カタルシスが無いというか。

でもまぁ凄いものを見せてもらえたのは確かです。
スタッフ&キャストの皆さん、ありがとうございます。
またこういうのよろしく。

では、また。

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■■■■■■ 佐々木 英朗 ■■■■■■■
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