From: hidero@po.iijnet.or.jp
Newsgroups: fj.rec.animation
Subject: ARGENTO SOMA Phase:06
Date: 11 Nov 2000 04:28:09 +0900
Message-ID: <8uhi89$18l@infonex.infonex.co.jp>

佐々木@横浜市在住です。

アルジェントソーマについて思った事など。
Phase:06「争いと逃避と」から。


# ネタバレあり。以下、当該エピソードを既にご覧の方のみ。



■そして…
嵐の夜。牢獄を飛び出したフランク。その手にはハティとウォルトン。
風雨を避ける為に格納庫の奥深くに入っていた航空機類は発進に手間取り、
その間にフランクの姿は見失われます。
# やっぱしフランクにとってあの程度の檻は役不足でした。

■傷
事の起こりは数日前。射爆場でフランクの訓練が行われていました。
ハティの指示に拠ってフランクを兵器として的確に運用するために。
マイケルの懸念やスーの嫌悪感をよそに淡々と進む訓練。
しかしザルクとの連携を想定した射撃訓練でハティは恐怖の為に失神。
遂にハティのトラウマを知る事となったフューネラルの面々。
訓練後の会議でラナはハティに対してのカウンセリングを実施すると決定。
スーはハティを道具として扱う姿勢に反論しますが聞き入れられません。
その頃、行き場を失いつつあったハティは祖父の事を思い出していました。
# 無邪気に指示を出すハティを見ているとスーやマイケルの反応が
# 一番共感できる気がします。
# 理屈は判るんですけどね、子供が居る場所じゃない。
# コンクリート壁を壊した後、振り向いたハティに見せるマイケルの
# 笑顔が子供の相手にあまり慣れてない感じがして何とも。^^;;;
# ライバルという単語が自動的にリウに置換されてしまうダンが笑えます。
# ギネビアの引っかけに乗せられたという気もしますが。^^;
# 射撃時、3(点)バーストとダンは言ってますが、どう聞いてもあの
# 射撃音は3点バーストには聞こえませんが。SEちゃんと変えて欲しいです。
# 標的がどう見ても「妖精くん」なのもハティの神経逆撫でという感じ。
# あの後、フランクが暴れなかったのか気になりますが。
# ラナさんのノグチ博士か2人のスタッフが生きていればの発言に
# 頬がピクりと動くリウは何とも微妙な演技(というか動画 ^^;)ですな。
# 泣いているハティを見詰めるウォルトンの目に注目。犬なんで目しか
# 表情の出し様が無いのですが、十二分に彼(多分)の思いが判ります。
# 遠景と水面から見上げた基地中央部の影像から察するにフューネラル本部は
# 海か湖のそばに在る様子。

■嘘つき
フランクの捜索に発進するザルク各機。嵐の中でリウはマキが突然やってきた
雨の日の事を思い出していました。大事なことを言葉に出さない彼女の事を。
そして重なるハティの声。リウは何かを思いつき捜索範囲の拡大を進言。
ただの勘だと言うリウに許可を与えるラナ。
この際勘でも超能力でも手掛りになれば構わないと言うのですが。
# 前話の「嘘つき」発言。リウの脳裏に声が響いた瞬間に回想が無かったのは
# 本当の出来事ではマキちゃんが心の中でだけ言った声を
# ハティの言葉に重ねた結果だったという事でしたか。
# マキちゃんも真っ赤なワンピースを持っていたんですね。ちょっと意外かな。
# 服の趣味が他と違う気がします。それともちょっと挑戦してみた日だったのか。
# だとしたら、そんな日にタクトの部屋から他の女が出てきたら悲しいですわな。
# 男物シャツ姿のマキちゃんなんてのが拝めるとは感無量。(爆)
# ラナさんはパイロット云々という言い方をしますが、
# 恐らくリウが一番フランクの事を考えている、そして理解しているだろう事を
# 見抜いた上で任せたという感じです。

■あまりにも静かな故郷
祖父の家に戻ってきたハティ。しかしそこに有ったのは灰になった思い出。
泣くことしか残されていないハティにフランクは何も出来ませんでした。
# 思いっきり子供泣きしてます、ハティ。
# それを見ておろおろするフランクの仕草が何とも微笑ましい。
# 家が焼けてしまった事を知らなかったらしいので、フランクと共に
# 最初に保護された時には家に戻って身仕度するとかそういう暇は無かった模様。

■お座りは習ってなかった
エイリアンとの戦闘跡を哨戒する軍のフライヤー。何も無いはずのそこで
フランクに出くわした彼等は混乱し、許可を待たずに攻撃を始めます。
流れ弾に当たって負傷するウォルトンにすがりつき怯えるハティ。
フライヤーを襲おうとしたフランクでしたが、ハティの言葉を思いだし
彼女らの上に覆い被さる事で守る事に専念します。
そんな彼の行動を理解しないフライヤーの乗員は攻撃を続けます。
# あの情況でどうすべきか逡巡しながらも的確な判断をしたフランク。
# 中々立派でした。

■千載一遇の機会
やがて訪れるフライヤーの弾切れに呼応する様に立ち上がるフランク。
フライヤーに向けられた拳を間一髪で抑えたのはリウのザルクなのでした。
尻餅を着きそのまま動かないフランクにリウはザルクの銃を向けます。
やがて静かに下ろされる銃口。
# タイミングから見て、リウは暫くフランクのする事を見ていたという感じ。
# 弾倉は満タン、フルオートで安全装置も解除状態。でも撃ちませんでした。
# フランクの動きからして、リウが現れた途端に観念したという感じで、
# 何か撃ちたければ撃てばいいさと赤い目が言っている様に思えます。
# リウは迷っている途中ハティの事を注視してますが、あの角度なら
# ハティに危険を及ぼさないで撃つ事も可能なはず。
# フランクの行動を見ていたリウには、あの場でフランクを撃つことは
# 出来なかったんでしょうなぁ。

■馬鹿だな
焼け跡へと降り立ったリウはハティに言います。何処にも妖精の国は無いと。
失われた過去を取り戻す事は出来ず、自分達には居場所は一つしか
残っていないと告げるリウに、ただ首を横に振り続けるハティ。
そんな彼女に判らなくてもいいと言ってリウは手を差し伸べるのでした。
# 明らかにリウの中で少し優しい気持ちが湧き起こっていますね。
# リウがハティに語っている言葉、「なぁ…」から始まるくだりは
# 完全に自分への言葉でもあります。
# ハティを諭しながら自分もまた吹っ切ろうとしている事の表れかな。
# かつてマキちゃんにしたのと同じ事を帽子の上からですが行っています。
# 言葉だけの意味だと相手の事を言っているのですが、実は「馬鹿」なのは
# リウ(タクト)の方だと彼自身判って言っていますね。
# だからお前がそんな顔をするなという意味でしょう。
# これもマキちゃんの時と全く同じだと思います。
# ちらりと見えたリウの笑顔にハティは何を感じたのでしょうか。
## ウォルトンを治療してくれた医師の顔がカヤ@魔法陣グルグルに似てる。(笑)

■保険
事が大きくなりはしなかったものの、フューネラル外部にも知れる事と
なった結果として新たな決定が軍からラナの許へと通知されます。
そして届けられたある物。
# という所で見事なヒキです。(笑)
# 保険というと単純に考えるとフランクに着ける自爆装置という辺りが
# 思い付きますが、それにしてはラナさんの苦汁に満ちた表情が気になります。
# 何でしょうか、アレは。なんかフランクの頭部にも似てますが。

●ハティのこ〜な〜(台詞編)
白眉:「偉いぞ妖精くん!」
次点:「れっつご〜」
# デスクトップ音声に使いたい。

# 今回はキャラのアップが多かったのですが、その所為か
# 絵が綺麗でした(今までも綺麗ですが)。表情の表現とか丁寧だし。
## ハティの事だけを言っているのではありませんぜ。本当だって。(爆)

●新登場人物の整理の時間
…といきたい所なのですが、誰が誰なのか判断出来ず。^^;;;;;

☆アイ(声・有島もゆさん)
☆ツィノーバ(声・山下亜矢香さん)

# う〜ん、オペレータの女性陣だと思うのですが。
# で、どちらかが射爆場のシーンで「低気圧接近」と言っていた
# 黒髪の女性のはずですが、はてさて。

では、また。

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■■■■■■ 佐々木 英朗 ■■■■■■■
■■■■ hidero@po.iijnet.or.jp ■■■■
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