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Subject: BETTER MAN 21st night -- horobi --

佐々木@横浜市在住です。

ベターマン、廿一夜について。

# 今回は退場者が多いなと。



*****  以下は、ネタバレご注意! *****



「次から次へと何が起きてやがる?」
ブラフマーとヤクスギが外へと飛び出した後には瓦礫に埋もれた地下施設が
残るのみでした。難を逃れたアカマツ社長とアサミ、ヤナギ、サクラは
降りてきた覚醒人によって救出されます。
# ブラフマーの出てった穴の位置が螺旋構造の下部である事から、
# 前回アカマツ工業の愉快な仲間達が巡ったアトラクションは
# 比較的狭い範囲に配置されていたらしいと判ります。
# 巡り巡ってラスボスの根城はほぼ真下だった訳ですね。

「ラミア ...」
パキラ翁は空中でブラフマーと対峙します。
実を食べたパキラ翁は、強力なパワーを発揮。
ブラフマーをいともたやすく消滅させてしまいます。
地上に降りたパキラ翁は、そこでカンケルの気配を察知。
ブラフマーに対したのと同じ攻撃によってカンケルの姿を消滅させます。
しかし、既にパキラ翁の身体はカンケルに侵されていました。
黒い染みとなって消えるパキラ翁。その場に駆け付けたヤクスギは
カンケルの気配を感じるのでした。
# ここでパキラ爺っちゃんはカンケルを「物質」であると言ってます。
# また、一個体のみの存在とも言ってますので実際の姿は兎も角も、
# 何らかの実体が存在する様です。
## ただし、これはベターマン達(ソムニウム)の見解なので要注意。
## 人間(アサミ姉さん)は違うこと言うかも。
# この時、カンケルの(一応の)姿を倒した際に「陰力のバランス」と
# 言っていたのでカンケルの力はベターマン達の通常のチカラの
# 対局に位置する物という事の様です。おそらく人間から見ても異なるでしょう。
# この戦いでパキラ爺っちゃんが発揮した力はポンドゥース?とか聞こえました。
# おそらく件の実も同じ名前が付いているのでしょう。
# 外見的な変身を伴わないタイプの実もあるんですね。
# パキラ爺っちゃん御退場。(合掌)



                         廿一夜 「亡」 horobi



「私の命はお前のものだ」
眠るラミアを見守るセーメは旅立った日の事を思い出していました。
アニムスの花園でラミアについていく決意をした日の事を。
# 200%ラブラブって感じでしょうか。^^;;;
# ルーメの実が無ければ「この姿に戻れない」と言ってますから
#「お姉さん」の姿が本来の姿という事のようです。

「何が負傷者も無くだ」
超人同盟本社の事件は表向きは単なる爆発事故として処理されました。
しかし、その影では200体以上の死体が溶液に浸かった状態で
発見されていました。
また同じころ、アカマツ工業を襲撃した武装警官隊が保護され
事件に関する一切の記憶を失っている事が判明します。
アカマツ社長たちの調査によりビル内は裳抜けの空と判ります。
魔門らはビルの地下から延びていた地下鉄工事現場と繋がる
作業トンネルから逃走した物と判断されました。
# 例によってモミ消しと言うことです。警察も出る幕無しでスネてます。^^;
# 地下のプールに死体がというのが新事実。この件に関してアサミ姉さんの
# 見解が出てないのが残念ですが代わりに妄想ヒネリ出しておきましょう。
# プールに死体というと真っ先に思い浮かぶのはランドメディカルセンタの
# 漢方プールとBPLのアニムス畑。どちらも目的はアニムス栽培ですが、
# 魔門の行動を見る限りでは彼がアニムスを栽培/利用していた痕跡は
# 無いようです。第二にありそうなのはブラフマーの生成実験の為の
# 材料だったという考えですが、イマイチ説得力無しで根拠も無し。
# 一番イヤラシイ考えとしては、後のシーンで使った
# リンカージェルの製造に死体が必要だったという案です。
# モーディの技術なので在りそうだと思うのですが。
## 脳細胞という前科もある事ですし。
# ナゾの武装集団は警察だったそうで。あんな装備もってるのか。^^;;;

「行かせて下さい」
魔門らが逃走に使ったと思われるトンネルを前にしてケイタとアカマツ社長は
追跡を提唱しますが、既にこちらに向かっているモーディワープ本部の
新型ニューロノイドとデュアルトライブ部隊を待つべきだとアサミは言います。
ですが、カエデを追いたいというヤナギの力ない姿にアサミは
返す言葉もなく、結局追跡を開始する事にします。
闇を切って進むコントレーラーの中でアサミは今まで何度か自分達を
救ったのが尊者ヤクスギであったのだと確信します。
彼は密教の技術を体得した人物でしたが数年前ペルーで
行方不明になっていたと言います。
# 後述のヒノキの言葉では無いですが、ヤナギの顔は彼の心情を
# よく表してます。いつもの自信にあふれた表情は影も形も無し。
# ヤクスギ失踪に関する経緯は不明ですが、アサミ姉さんが彼の姿を
# 見るまで半信半疑だった理由はわかりました。
# ところで行方不明になっていたという話はヤナギの呟きから判った事ですが
# この呟きではヤナギも「尊者ヤクスギ」と呼んでいますから
# 少なくともヤナギ自身、ヤクスギを知っている様です。
# モーディワープでは有名人なのか、或いは何らかの調査/実験で
# 同席したことが在るのかどちらかと思われますが詳細不明。
# サクラちゃんの警告は、またまたまた活かされませんでした。-_-;;;;;

「絶対、カエデさんを取り戻そうね」
憔悴しきったヤナギの顔を見たヒノキは追跡行の最中、ケイタに
カエデを救う決意を語ります。今のヤナギの姿に自分を重ねているヒノキ。
ケイタは今のヒノキには自分がついていると言い掛けますが、
アカマツ社長からの連絡が入り辞が途切れてしまいます。
しかし、その気持ちはヒノキに確かに届いていました。
# ヒノキの笑顔が良いです。ケイタが確かに支えになっている事が判ります。
## 勝手にしろ。^^;;;

「東京でもいろんな事があったんだよ」
サクラの導きにより地上に出たアカマツ工業の一行。そこは都内の中心部に
拡がる無人の街でした。都内の一等地なのに何故かと不思議がるアサミに
アカマツ社長は政治の問題で取り残されたのだと語ります。
サクラの疲労が無視できなくなったため、やむなくモーディワープ本部の
部隊を待つ事にした一行は、集合住宅に囲まれた広場で覚醒人とティランの
メンテナンスを開始します。
# 世界中で色んな病原菌を退治してたそうで。もう一人のアサミ姉さんが
# 言ってた事が裏付けられましたね。
# やっぱり未来の東京にゴーストタウンはお約束という事で。

「お兄ちゃん」
広場を抜け出してトイレに行ったヒノキは何者かの足音に怯え建物から
走って出ようとします。ですが、階段の踊り場で手を掛けた手すりが崩れ
暗い闇の底に落ちてしまいます。気が付くとヒノキはラミアに抱かれて
月の光の下に居ました。ラミアに兄の面影をみるヒノキ。
そして再び意識が遠退いていきました。
# やっぱりケイちゃんと一緒に行ったほうが良かったんじゃ。(笑)
# それにしても鹿セーメ、またしても人騒がせな。

「集え」
廃墟となったボーリング場で再度実験を試みる魔門。今度はリンカージェルを
触媒とし自らをブラフマーと成そうとします。
# ジェルの技術が超人同盟に在るのが注目点。
# ここで使っているという事はジェル自体がダイブ・インスペクション関連技術
# という線が濃厚です。
# 開発された時期が初期のダイブ・インスペクション実験の頃かその後なのかは
# 情報が無いのでちょっと不明。
# また、使用目的ですがニューロノイドでのジェルの効果からのみ想像すると
# 巫女さん6人と魔門の力を緊密に連動させる為の媒体と考えられます。
# が、もっと違う理由がありそうななさそうな。

「お前は」
カエデの気配を感じたように思ったヤナギは一人、廃墟を彷徨います。
すると突然、ヤナギの前にラミアが現れます。ラミアは抱いていたヒノキを
ヤナギに手渡すと彼の名を呼び、じっと見詰めるのでした。
# 似たような情況が前にBPLであった時はヤナギはギシ能力全開で立ち向かって
# いましたが今回は静かな邂逅っす。少なくとも敵意は無いという事が
# ヒノキの扱いから判ったからなのでしょう。
# しかし、ラミアの真意もイマイチ判りません。何故いつもヤナギのフルネームを
# 呼んでそれっきりなんでしょう。何か言いたいことが在るのでは?

「完全体に近付けるのです」
魔門の身体を帯状の物質が取り巻き彼の姿が変化していきます。
ブラフマーへの変身が始まるとカエデはそっと円陣から離れます。
その直後、猛烈な反応を始めたジェルの中にあって残った5人の
能力者達は絶叫とともに消滅して行くのでした。
そしてブラフマーとなった魔門は建物の外へと飛び出します。
その様子を見ていたセーメから連絡を受けたラミアはヤナギの前から
姿を消します。
# 魔門の口の中からまで包帯(笑)が出てますから基本的にアレは
# 肉体が変化した物と見ていいようです。
# ベターマンの変身と理屈は似てますね。
# 変身途中でカエデが抜けても特に支障は無かった様子なので
# 能力者が必要なのは最初の部分だけらしいです。
# 尚、カエデが逃げたのが正気に返った所為なのか、彼女の能力者としての
# 本能の様なものが逃げるよう仕向けたのかはちょっと判りません。
# 表情があまり変化しないで後退っているので後者かと思うのですが。
# 鹿セーメから鳥セーメへの変身は「実」は要らんのですな。にょろりん。^^;;;

「痛みと悲しみがはじけてく」
サクラが何かを感じて叫び声をあげると同時に辺りの地面を帯状の物が
這い回り始めます。それは魔門の身体の一部でした。
# 出たぁ、サクラちゃんの「楳図叫び」^^;;;;;
## お願いだからやめて。怖いの。
# サクラちゃんが言った力尽きた人々というのは5人の巫女さんの事ですね。

「私を安心させて」
ヒノキを連れて裏道を進むヤナギは独り逃げてきたカエデと再会します。
ギシ能力で自分を虜にして欲しいと嘆願するカエデ。その願いを聞きながらも
同じ能力で常に他人に慕われる自分を演じていた事に罪悪感を覚えるヤナギ。
しかしカエデはそれでも一生二人は一緒だと言います。
堅く抱きしめ合う二人。ヤナギはカエデの髪飾りを特別なものではないと
言って再び彼女の髪に戻しました。
# あんまり詳しく書くと恥ずかしいのでサラっと。^^;;;;
# 髪飾りが何の変哲もない貝製だと言ったのが暗示なのか事実なのかは
# よく判りません。彼女の暴走が魔門の時限爆弾暗示のみの効果とすれば
# もはや歯止めは必要は無いのでしょうから「ただの貝」で構わないのですが。
## 取りあえず二人の事はこれ以上詮索しない事にします。
## "勝手にしろ"の気分なので。(笑)
# 同じく置いてきぼり(ほったらかし)のヒノキは背中が冷たいので
# 目覚めましたとさ。ちゃんちゃん。

「どうせ一人じゃ何も出来ませんよ」
コントレーラーの屋根に上がってブラフマーの帯から逃れたケイタ達。
アサミはブラフマーや梅崎博士の造ったハンター達がベストマンプロジェクトの
遺産では無いかと考え始めていました。
# 遂に究極の人類ですか。^^;;;
# アサミ姉さん、まだ怪しいプロジェクトのネタを持ってるらしい。
# 早く喋って楽になった方がいいでしょう。(笑)
# それとアカマツのおっちゃん、覚醒人が二人乗りなのはケイタの所為じゃ
# 無いでしょうに。

「チャクラの導きにより我、推参せり」
魔門の前に立ったのはヤクスギでした。魔門の問いかけにチャクラの導きに
依って行動するのみだというヤクスギ。彼は自分の記憶は失われていると言います。
そして戦闘を開始する二人。
# 魔門の言い草から、ダイブ・インスペクションの過去の実験ではヤクスギも
# 重要な役目を持っていた事は間違いなさそうです。
# また、記憶の欠落が前出のペルーでの失踪と関係有るのも、
# ほぼ間違いないと思われます。

「カエデちゃん復活で〜す」
魔門とヤクスギの戦いを手をこまねいて見ていたケイタ達の許にヤナギとカエデ、
そしてヒノキが戻ってきました。覚醒人とティランの起動に入る4人。
一方、ラミアとセーメも、この戦いを見詰めていましたがカンケルの
影が見え隠れする敵に対しては傍観する事しか出来ませんでした。
# 主に精神的に復活を遂げた模様。(笑)
# セーメの判断は正しいとして、するとカンケルを倒すのは人間達の役目
# という事になるんでしょうか。頼むぞケイちゃん。^^;;;

「若き命たちよ」
ヤクスギをはじき飛ばした魔門は覚醒人とティランの前に立ちはだかります。
魔門の放つダウジングエネルギーに押され全く動けない二体のニューロノイド。
そこへ再び現れたヤクスギは最後の術をもって魔門を葬ります。
自らも術の渦中にあるヤクスギは残った者達に総ての元凶を止めるように
と言い残すと光の中に消えていきました。
# 渋いオジジが居なくなってしまってちょっと悲しい。
# 最後の技名、ズバリ馬屋原さんの十八夜での指摘どおりでした。流石です。



***** 今回はココまで *****


いのちという名のアミノ酸
こわして こわして 破壊する
早すぎた進化を贖うもの
苦しい 辛い とっても痛い
だけど生きたい 心が叫ぶ
あなたの命も もがいてる

次回 廿二夜 「生」 mogaki

# サクラちゃんの受信した内容を解釈すると
# ヂツわ魔門は死に損なっていて次回はそれを追う話とか。
## 違うな多分。^^;;;;;

次の夜までサヨヲナラ(by 巫女さんカエデ)

# 妙に似合っています。

では、また。

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■■■■■■ 佐々木 英朗 ■■■■■■■
■■■■ hidero@po.iijnet.or.jp ■■■■
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