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Subject: DTエイトロン #14

佐々木@横浜市在住です。

一応予定どおりだけれど、夜が明け始めてから放送の
DTエイトロン第十四話について。

# F1予選も時々、延長したりする事があるから注意してたんですが、
# 今回は大丈夫でした。

# 毎度の事ながら盛大にネタバレしてますので以下ご注意。



***** ここから本編の話 *****

初っ端で、長老さんが、「間違いなく来る!」って言ったのは
飛行船の事かな、それとも「誰か」の事なのかな。

細かいシーンはバッサリ省いて、いきなりひっくり返っている
ロッソの愛車が哀れを誘います。^^;
どうやらナインツの先行部隊に追い付かれてしまった様です。
ロッソがブツブツ言ってた内容からして、戦わずにさっさと逃げた模様。
まぁ、ガフの相手なんかマジメにしないほうがいいでしょう。

ゴミに紛れて逃走ってのは、大抵ロクな事にならないんですよねぇ。
今回も、ご他聞に漏れない結末ですが、例によってシュウの
なぜか子供に好かれるオーラ(笑)のお陰で難を逃れます。
# 確かに一見して害はなさそうだけど。^^;;;

酸性雨に続いて酸性湖です。一応、火山活動と廃液の相乗効果らしいのですが
見てるそばから鉄骨がブクブクと。^^;;
取りあえず食い物には困らないらしいですが、あんまり羨ましくない環境。

シュウ達は目的地があるので、此で暮らすわけにもいかず探索開始。
スープをご馳走になったと言った途端にロッソは呆れてしまい
話を聞いてくれませんが、(普通そうだろうな ^^;)
付き合いの長いアインはシュウの話を聞こうと言ってくれます。
うんうん、アインは、いい奴だよなぁ。
# アインとロッソがもめているのを
# 放っておいて話を進めるメイもグッド。(笑)

んで、シュウのお手柄だった飛行機ですが、ロッソは気に入ったんですな。
レストアに乗り気になります。
ロッソはすっかり、チームのメカニック担当です。(笑)

手伝う代わりに爺さん達の出した条件は、最後の子供、スアンを
連れていくこと。ま、順当な条件でしょうね。
あの島じゃ、最後の一人とかになったらヒサンでしょうから。

で、このスアンですが、最初無口です。
シュウのことはちょっと気になるみたいですが、
話しかけようとするとプィッ。^^;;;
# 透明な、饅頭食べてます。ちょっと食ってみたい。
でも、人見知りさんって訳でもなくて、傍にはくるんですよねぇ。
猫型ですかね。

「それぞれ信じてる神サマに祈ってろ。」
「神様って何?」
# 勉強すべきことが、いっぱいあるね。シュウ。^^;;;

そうそう、エイトロンとゼノの所為で飛行機の天井に大穴が開いた時、
スアンは爆笑してるんですよねぇ。大物だわ。^^;;;

ロッソに足手まとい呼ばわりされてしまいますが、
バッチリ決めて、自分の居場所を確保しました。
「強えぇ ...」(ロッソ・談)
「おぉぉ、やるなぁ」(佐々木・談)

今回は、まるでいいところ無しのナインツのだんな。
手持ちの乗り物はことごとく壊れました。
ザマァミロ。(笑)

今週は「萌えぇ」はありませんでしたが、スアンは結構可愛い。^o^
今後の活躍に期待大だ。(爆)



***** あらすじ *****

第十四話「フォッグ・アイランド」

横転した装甲車を取り囲んでいるガフの隊員たち。
しかし、中には誰も居ませんでした。
ナインツは付近の捜索を指示します。
隊員の一人が上空を飛行する物体を確認しますが、それは
廃棄物を運搬する無人の飛行船でした。
ナインツは言います。あれに乗って居るのならば行き先は溶鉱炉だと。
そして母船へ連絡を取ろうとしますが、上手く行きません。
遠くに来過ぎたか?と彼は呟くのでした。

シュウ達は、確かに飛行船に乗っていました。
しかし行き先は判っていません。
やがて飛行船は高度を下げていきました。
その先は、湖の真ん中にある孤島。
そしてその島では老人達が空を見上げていました。
彼等はその日を待っていたのです。
飛行船は、ハッチを開き、シュウ達と大量の瓦礫を地上に落としました。
自分達の着いた場所が判らず立ち尽くすシュウ達。
島の老人達は構わずに瓦礫を拾い集めています。
その中に一人だけ子供が交ざっています。
その子供は、瓦礫の一つを運んでいましたが、立ち止まってシュウを見ます。
そしてシュウの手を取って、シュウを他の老人達が上がっている
一段高い場所に連れていきました。
まわりの壁が動き出したため、アイン達もシュウの後を追いました。
そして皆が見下ろす中で、残った瓦礫は全て溶鉱炉へと落ちて行きました。

老人達は親切でした。汚染された空気を直接吸わない様に
長い布をマスク代わりに貸してくれました。
そこは廃棄物処理のための施設で、処理システムが電力と食料を生産している事、
湖が火山活動と廃液の影響で酸性化していて廃棄物の一部で
島を常に埋め立てて島の面積を維持しなければ島が消えてしまう事、
飛行船はこちらからは制御出来ないため島から出る手段が無い事、
トンネルを掘っているが半分も出来ていない事を語りました。

なす術が無いシュウ達でしたが、取りあえずアインの提案で「何か」を
探すことにしました。
その日遅く、仲間達は一日の成果を報告しあいますが、めぼしいものは
無いようでした。しかし、シュウが見たものを絵に描くとアイン達は
驚きの声を上げました。それは飛行機のシルエットでした。

シュウの案内で丘の頂に行く一行。そこでは、お婆さん達が飛行機の
翼を屋根にして暮らしていました。ロッソは素早くそれを点検し
修理可能と判断します。しかし、人手が足りません。
そこへ長老格の老人がやってきて、手を貸そうと持ち掛けます。
条件は、この島に来たときシュウの手を引いた子供を一緒に連れていくこと。
老人は、その子の大きな帽子とマスクを外し、少女スアンを紹介しました。
スアンは島にいる最後の子供。その子を島の外へ連れ出して欲しいと言うのです。
ロッソは反対します。アインも賛成しませんでしたが、理由があるのでした。
成功するか判らない危険な賭けなのです。知らない子供を連れていくことに
躊躇するアイン。しかし、手助けは必要でした。
シュウの発案で、ロッソが拾った銀貨で占う事にします。
結局、申出を受けることに。

ロッソが修理と、滑走路代わりの傾斜した線路の延長工事の指揮を摂ります。
その間、スアンはつかず離れずシュウ達の傍に居ましたが、
それでも打ち解ける訳でもありません。
やがて作業は完了し、出発の日。
ロッソをはじめ、皆乗り込みました。
シュウはスアンの事を待っていました。
スアンは島の老人達と暫く見詰め合い、長老と抱擁を交わすと
シュウの手を取って飛行機に向かって走り出しました。

ロッソが操縦し、飛行機は斜路を滑っていきます。
しかし、予定よりスピードが出ません。
斜路を飛び出した飛行機は下部を湖面に触れさせてしまいます。
それでも、アインがロッソと共に操縦桿を引起し、何とか上空へ。
ところが上空の雲の中から現れたのは、ガフの浮揚艦。
ドリーはエイトロンを呼びます。
艦の上面にエイトロンを構成するためのビームが命中します。
ディアナはゼノを二体出動させエイトロンと交戦状態になります。
浮揚艦を突き破ったゼノとエイトロンは、ロッソの操る飛行機の
真上に落下、機体の天井に大きな穴が開いてしまいます。
そして勢い余ってゼノとエイトロンは湖に落ちて行きます。
ゼノは見る見る溶解していきます。
しかし、エイトロンは湖水を身体の一部のようにまとって跳び上がります。
そしてガフの浮揚艦に飛び込み、湖水を撒き散らします。
浮揚艦はエンジンを損傷し、コースを逸れて落下していきます。
エイトロンはそのまま、上空で霧散しました。

シュウ達の乗った飛行機は辛うじて湖岸に達し、なんとか着陸します。
扉を開けて真っ先に降りたのはスアンでした。
後に続いて扉の所にやってきたシュウ達。
しかし、外ではスアン以外の人影が彼女に銃を向けています。
ナインツの放ったガフの隊員でした。
早速足手まといだと愚痴をこぼすロッソ。
その様子に振り返ったスアンは聞きます。
この人達は悪い人なのかと。
ドリーが、まあ、そうだと答えるやいなや、スアンは跳び上がり
二人のガフの隊員を二閃の蹴りで倒してしまいます。
その見事な技にロッソを含め、皆感嘆するのでした。

はるか沖合いにぼんやりと見えるだけの島からサーチライトの筋が
空を行ったり来たりしています。
それは老人達の別れの挨拶でした。
しばらくそれを見詰めていたスアンでしたが、振り向いて微笑みます。
そして言うのでした。
「どこへ、行くの?」
シュウが答えます。
「アモーロート」
そしてアインが引き継いで、目的地の事をスアンに語って聞かせるのでした。



***** つづく *****

新たな仲間を加えたシュウ達の次なる冒険は!(笑)

次回「ラブソング」

では、また。

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■■■■■■ 佐々木 英朗 ■■■■■■■
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