From: hidero@po.iijnet.or.jp
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Subject: DTエイトロン #17
佐々木@横浜市在住です。
暑苦しい夜の一時の潤い、
DTエイトロン第十七話について。
# 魚のキスって何のことかと思えば。(笑)
# 今回は萌えも赤面も無し。
# いや、別にそれ目当てで見てるわけじゃ無いんですけど。^^;
いつもの通り、ネタバレ遠慮無しなので、以下注意。
***** ここから本編の話 *****
ガビーン。(古い表現 ^^; )
シュウ、この旅最大の目標であった海は澱んだ水たまりでした。
でも正直言って液体が残っているとは予想外。
(シュウ)「海はまだかな。」
(ロッソ)「何言ってんだ。さっきから海だった所を走ってるぜ。」
ってなパターンを想像してたんですが。
ナインツは、妙なバリアーで監禁状態。ところが紫外線をガンガン浴びたのに
何とも無し。DTが目覚めたと言う事でしょうか。
# ヨゼフ(フィアの居候先のおじさん)はDTは誰にも在るとか言ってたし。
ちなみにディアナも、異性の裸に興味ありませんでした。^^;;;
# データニアンは皆、こうなのね。(笑)
ディアナ昇進おめでとう。38309から11674。
でも、ナインツの口車で煙に巻かれて反逆に付き合うことに。^^;;;
どうも、今回はナインツの話の方が(短いけど)主眼っぽい。
こんな日の来ることを想定していたらしく、FT内部はナインツの
仕掛けた裏技が一杯らしい。(笑)
音声認識は却下されますが、かわりに「トントン」。^^;;;
ゼノでガフ連中を威したときに、ここで死ぬとデータが残らないぞ
とかナインツが言ってましたな。死んでもデータが残れば大丈夫とか
教育されているみたいです。
一方、大望の海にがっかりしたシュウは海の底へ。
海底人に拾われます。
なんとなくデータニアの少年少女と似た感じの、淡泊な顔立ちの皆さん。
もしかして遺伝情報(の元ネタ)が共通だったりして。
愛想はとても良く、親切です。
# データニアから遠く離れると、不親切な人が居ないですな。
# ところで海底人の設定、ちょっと強引じゃないかい?
# まぁ、肺で水中呼吸が出来ないのは、水の粘性が高いことが主な理由だと
# 聞いた事があるので、呼吸は肺がらみの改造で何とかなりそうだってのは
# いいとしても、普通に会話してるし、深海3000mだし、
# モーゼの十戒だし(笑)。
# 今回はちょっとSF的考察が甘いと思うなぁ。
# 小型軽量の潜水スーツと海底都市というパターンは嫌だったのか。
それは置いておくとして、どうもドクター・ジェネシスは色々と
将来の為に実験しているらしい。
ますます、怪しい奴。^^;;;
カイが言っていた、地上は全て海の底って話は、何処まで本当なのだろうか?
データニアが急いで対応しようとしているパイル計画は、それに対する物?
大事なことを教わったかも知れないのにシュウだからなぁ。(笑)
誰か別な人にもう一度言われて、「ああ、そういえば」とか言いそうだ。^^;;;
割れた海を渡って別の陸地へ向かう御一行様。
なんとなく気まずげなメイの表情が雰囲気でてます。^^;;;
そして今回も、シュウは物思いに耽ってます。
# しつこいけど、あれはやり過ぎでしょう。
# 荒れた海が凪ぐだけで、フォーバーなら渡れるハズだし。(作中でも言ってた)
# それで、シュウの海底人の話をロッソとドリーは(凪いだのは)偶然だと
# 言って信じないと言うオチ方もあったのに。
#(アインは中立、メイとスアンは信じる。)
しかしなぁ、ナインツとディアナのツーショットはなぁ。
昔からとは言いつつも、やっぱ気に入らん。(笑)
***** あらすじ *****
第十七話「フィッシュ・キス」
アモーロートへの旅を続けるシュウ達はついに海へ到達しました。
喜び勇んで駆け寄るシュウの前に、しかし海は輝いてはいませんでした。
FT内の一室に監禁されたナインツ。
彼は自分の身体に異常がないことに驚き、自分にもDTがあるのではと考えます。
そこへディアナがやってきます。
査問会での判定に使うために、指令に背いた理由を聞きに来たのです。
ナインツは答えます。自分が何者なのか知りたかったと。
ディアナは何を言っているのか判らないと言います。
代わりにナインツが尋ねます。君は何者かと。
市民ナンバーを答えるディアナ。
ナインツは言います。それはただの管理番号だと。
そんな物は明日にも変わってしまう、しかし、変わらない物があるはずだと。
ディアナには、やはり良く判りませんでしたが、
ナインツの言葉を裏打ちするように、ディアナの許に
彼女の市民ナンバー昇格を告げる連絡が入るのでした。
シュウは一人で海辺に佇んでいました。
その間も、他の仲間達は、海を渡る事やエイトロン復活の相談をしていましたが
名案はありませんでした。
やがて日が落ち、ドリーはクラスターとの会話からヒントを得ます。
それはエイトロンと共に封じられた木の実の事でした。
ドリーはそれを皆に伝えます。そのときスアンが言いました。
シュウは何処?と。
海は満潮になっており、シュウの居た辺りは海中に沈んでいました。
嫌な予感が走ります。
その時、シュウはまさに波に浚われ海中に沈んでいました。
失いかけた意識の中でシュウが見たのは自分に泳ぎ寄ってくる
見知らぬ少年の姿でした。
ナインツは操作パネルに細工をし、シールドを解除、脱走します。
そしてゼノグラフターを全て掌握し、ガフ隊員達に退艦を勧告します。
それに対してガフ隊員は、明らかな反逆行為として即事デリートを
ディアナに進言しますが、ディアナは拒否します。
しかし、ナインツのゼノによる威嚇に隊員の一人が発砲します。
ディアナはナインツの側に寄ろうとして負傷し、ナインツは付近の
ガフ隊員を一掃します。
残ったガフ隊員は、フォーバーを使ってFTを後にしました。
暗い海を、小さな灯りを頼りにシュウを探すメイ、アイン、そしてロッソ。
しかしシュウの姿は見つかりません。
なすすべなく海を見詰めるスアン。
ドリーはシュウを探すためにもエイトロンが必要だと、パラジウム弾頭の
分析を続けていました。
その頃、シュウは見知らぬ一室で目覚めます。
周りには同じ年ごろと思われる少年少女達が見守っていました。
やがてやってきた少年、カイがシュウを救い、海中での呼吸を可能にする
処置をしたことを告げます。
彼等はドクター・ジェネシスによって海中での生活が出来るように改造された
人類でした。そして肺へのコーティングのみで海中に適応したシュウに
さすがDT保有者だといって驚嘆の念を隠しませんでした。
海底の彼等の暮らしは、それなりに豊かな様でした。
そしてシュウに此に留まって一緒に暮らすように勧めます。
しかし、シュウは仲間が待っているからと言って帰ろうとします。
彼等は地上はやがて海の底に全て沈み、人の暮らせる場所は此だけになると言い、
シュウを強く引き止めます。
シュウは彼等の勧めを断わることに申し訳ないような感覚を抱くのですが
やはり地上へ戻ろうと決意し、上に向かって泳いでいきます。
しかし、コーティングの所為で、深海底の海水に適応したシュウの肺が
悲鳴を上げてしまい、気絶してしまうのです。
そんなシュウを見たカイは、きっと地上には僕らの知らない素晴らしいものが
あるのかも知れないと言い、シュウのコーティングを解除してくれます。
気付いたシュウが緩やかに浮かんでいく間、カイ達は別れを惜しむように
手を振っていましたが、やがて暗い海の底へ帰っていきました。
夜が明けて、辺りが明るくなった頃、一晩中海を見ていたスアンが
見慣れた人影を岩場に見付けました。
戻ってきたシュウに駆け寄る仲間達。
しかし、シュウは皆の心配そうな表情の意味が汲み取れずに
どうしたの?などと言ってしまいます。
怒ったロッソが一歩前へ出ようとした時、メイがシュウに平手打ちを見舞います。
「こんどこんなことをしたら許さない。」
メイの剣幕に、ロッソは怒りを収めます。
倒れたシュウにアインが手を差し伸べ声をかけます。
心配したんだと。シュウにも仲間の気持ちは十分に通じたようでした。
アインはシュウの語る海底の人々の事に半信半疑でした。
しかし、海面が割れ、浅い海底を繋ぐ様に海の中に道が現れます。
カイが別れ際に約束してくれた、ドクター・ジェネシスの作った
海洋制御システムの成せる技でした。
それを目の当たりにした皆はシュウの言葉を信じるしかありません。
海の道を渡るフォーバー。
スアンがシュウに聞きました。
「海の中に人が居るの?」「うん。」
「お別れしてきたの?」
「うん。彼等はもう地上へは来ないんだ。」
ナインツが掌握したFTは、アモーロートへ向けて進行していました。
データニア局長からの通信も切ってしまい後戻りの出来ないナインツ。
ナインツは、なぜかばったのかとディアナに聞きますが、
彼女は判りませんと答えます。
ナインツは言います。二人とも、どうかしていると。
***** つづく *****
次回「ドクター・ジェネシス」
さて胡散臭いドクターの正体は?(笑)
では、また。
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■■■■■■ 佐々木 英朗 ■■■■■■■
■■■■ hidero@po.iijnet.or.jp ■■■■
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