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Subject: DTエイトロン #23
佐々木@横浜市在住です。
放送曜日変更後最初の
DTエイトロン第二十三話について。
# エイトロン復活!
# でもなぁ、第二十二話のラストで曜日が換わる案内とか出てないから
# 見のがした人とか居るんだろうなぁ。
いつもの通り、ネタバレ遠慮無しなので、以下注意。
***** ここから本編の話 *****
2001人目として特別だとか言われても嬉しくないシュウ。
当然だよなぁ。ゼロの入れ物要員だし。
一方、リターナーの先導で脱出を開始するアモーロートの子供達。
指示どおりに動いてくれるのはこういうとき便利ですけどねぇ。
危機感が無いのでイマイチ能率は上がらんようです。
# 薄着で寝てるところもデータニアと同じなアモーロートの皆さん。*^^*
実はアウトプット対象だった、もう一人のシュウ。
可哀想にね。「無理ですぅ」という断末魔の叫びと共に退場。
出来上がったのはゾンビの様なゼロ。
それで喜んでいるんだから困った奴です。
で、こんな所にまで ^^; ナインツの旦那登場。
ゼロと問答しに来たんでしょうかね。
お得意の無意味論を展開。
「どう無意味なの?」という疑問には答えてくれました。
ゼロの都合の産物だからなんですね。
まぁ、始まりはそうなんですがね。
言ってる傍からゼロ不調。やっぱりDTが足らないと言うことに。
# 根本的にそういう問題ではなさそうだけれど。
ナインツとシュウから不足分を補おうとします。
ディアナが凛々しい。^o^
パイルに追い付けない、おんぼろFT。
何だかんだ言っても仲間をいつも気にしてるロッソが
今回も機転を利かせます。
ドリーのお株を奪う「エイトロン、シュート!」(笑)
パイルに食い込むぐらいするかと思ったら、「コン。」^^;
しかし、目を醒ましたエイトロンはシュウのところへ。
しばし遠慮ぎみな戦い方のエイトロンでしたが、
ゼロと対峙して踏ん切れたのでしょうか、最後はお得意の
分解巻き込み戦法でゼロを粉砕します。
エイトロンの開けた穴から吸い出されて脱出するシュウ。
出損ねるナインツはシュウに何か言いますが聞こえませんねぇ。
別れの挨拶? それともデータニアを頼むとでも言ったのかな。
シュウにはちゃんと伝わった様ですが。
クラスターからの餞別は、ナインツの親爺さんのメッセージ。
シュウのご両親の時同様、ちょっと照れた感じがよいです。
そしてナインツの耳飾りの趣味は親爺さんの遺伝だったんですねぇ。^^;
親爺さんのメッセージ、人には何かしら役目があると言うのが
ナインツには伝わった様です。
自分の役目を見付け笑顔で旅立つナインツ、そしてディアナも。
# 極悪人ナインツには航海の安全を司る役目が。
この二人を基にした統制システムならゼロよりは、
未来の可能性が在りそうです。
と言うことでパイルは行ってしまいましたとさ。
# うぅ、ナインツめ、ディアナは置いていけよなぁ。^^;
***** あらすじ *****
第二十三話「ロング・グッドバイ」
パイル発射装置として造られたアモーロート。
その事実に驚愕するリターナー達でしたが、
じっと対抗策を練っている時間はありませんでした。
アモーロート都市部への電力供給が停止されてしまいます。
パイル発射は秒読み段階に入っていました。
ジュディは残された子供達を避難させるべく行動を開始します。
そしてアイン達はシュウを奪還するためパイルへ向かいます。
ジュディ達はアモーロート司令部を占拠します。
そこでは突然の電力供給停止に戸惑うオペレーター達が
為すすべなく立ち尽くしています。
ジュディは司令部の放送設備を利用して子供達に指示を出します。
危機的情況を理解しないアモーロートの子供達は
リターナーの指示に黙って整然と従いました。
一方、ドリーの先導でパイルを目差すアイン達は地下シャフトを抜けます。
しかし、発射体勢に入ったパイルには既に辿り着ける足場は在りませんでした。
パイル制御室では、シュウがこの行動を非難していました。
しかし、ガフのシュウは全く気にしません。
そしてゼロはデータさえあれば宇宙の果てでも
人類の文明を再興できると言います。
肉体を棄てて100年あまり懸けて遂行したパイル計画に間違いは無いと。
だが只一つの誤算が在ったことをゼロ自身認めていました。
それは棄てたはずの肉体への執着でした。
完璧なDTは得られなかったが、二人のどちらかにはアウトプットを
成功させるとゼロは言います。
その言葉に驚くガフのシュウ。彼もゼロにとっては只の道具だったのです。
そしてアウトプットが開始されます。
アモーロートを発したパイルは上空でブースターを切り放します。
そして、体勢を直して巡航を開始します。
地上ではジュディが脱出に成功した子供達が半分以下との
報告を受け、落胆の表情を浮かべていました。
ゼロと融合したガフのシュウの身体は衰えた老人のごとき者でした。
そこへナインツとディアナが現れます。
ゼロはナインツに何か質問が在るようだなと訊きますが、
ナインツはあなたに尋ねることなど何もないと答えます。
そしてゼロの都合の産物でしかない全てが無意味だと言います。
それに対してゼロは、データさえ在れば人類の再生は可能であり
自分がその実例だと言います。
しかしナインツは、あなたの姿に可能性など無いと言い切りました。
そしてあなたが始めたことを無駄に終わらすのは勝手だとも。
その時、ゼロの肉体に変化が起こります。
輪郭がぼやけ安定しないゼロ。アウトプットは不完全だったのです。
そして足らないDTを補おうとナインツ、そしてシュウに襲いかかるゼロ。
ナインツの投げ付けた銃と融合し、更に周囲の機械を取り込んだゼロは
最早、人間の姿をしては居ませんでした。
アイン達は、FTを駆ってパイルを追っていました。
しかし、上昇限界高度が近づき距離が縮まりません。
業を煮やしたロッソはドリーの持っていたパラジウム弾頭をつかんで
上部甲板へと上がります。そして弾頭をライフルに装填して発射。
パイルに到達した弾頭からエイトロンが再生します。
パイル内ではナインツとシュウがゼロに取り込まれようとしていました。
ゼロと戦い傷付いたディアナは動くことも出来ません。
そこへエイトロンが現れます。
そしてゼロと戦闘を開始します。
飛び付いたエイトロンはゼロに身体の一部を奪われますが、
すぐに再生を果たします。
それを見たゼロはエイトロンこそ完璧なDTと確信しエイトロンを
我がものにしようとします。
ゼロに捕まるエイトロン。
それを救ったのはナインツの放った銃の一斉射でした。
エイトロンは一旦自らを分解し、再結合の際にゼロを逆に融合します。
そしてパイルの外へと飛び出して行きました。
開いた穴に吸い出されるシュウ。
ナインツとディアナは咄嗟に指令室を被った防護壁に阻まれます。
離れていくシュウに何かを伝えたナインツ。
シュウには確かにそれが伝わった様でした。
パイルの外へ飛び出したシュウは、FTの上部甲板で待っていた
仲間達に抱き留められて無事帰還しました。
パイル指令室のスクリーンには、ノイズの多い影像が写し出されています。
それはナインツの父親にあたる遺伝子提供者のメッセージビデオでした。
彼は語ります。総ての人間には必ず役目が在るのだと。
影像は去り行くナインツへのクラスターからの餞別でした。
笑顔でスクリーンを見詰めるナインツ。
そしてディアナはナインツをそっと見詰めました。
ゼロを失ったパイル航法システムは、新たな乗員として
ナインツとディアナを認め、二人をデータ化します。
新たなナビゲーターの再構築のために。
そしてパイルは宇宙の彼方へと去っていきました。
パイルを見送ったアイン達は、ジュディ達アモーロートの面々に
別れを告げ、データニアへの帰途に就きました。
***** つづく *****
次回「リターン・トゥ・データニア」
見捨てられた形のベルクが何かをしでかしそうな雰囲気ですなぁ。
ジェネシスのおっさんも再登場です。
果たして地上に残った人々の運命は。
# いよいよ物語は終局へ。
では、また。
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■■■■■■ 佐々木 英朗 ■■■■■■■
■■■■ hidero@po.iijnet.or.jp ■■■■
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