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From: 佐々木 英朗
Newsgroups: fj.rec.animation
Subject: KiddyGrade The 9th talk (12/10)
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Organization: DION Network
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佐々木@横浜市在住です。
キディ・グレイド 第9話『Mirage/Snare - 罠網 -』
# 本編の内容に触れていますので未見の方は注意。
■粗筋:
政財界の大物が相次いで失踪している惑星ダルダノスへと調査に訪れたエクレール。
そこは綿の輸出が最大の産業という穏やかな星だった。週に4日あるという休日に
当った所為か、道行く人影も疎らな街。だが纔かに出合った人々の様子にどこか
言い様の無い違和感を感じるエクレール。それは目に生気の無い人々の群。
GOTTの現地出張所へやってきたエクレールは昼間から熱帯魚の世話に明け暮れ、
エクレールが指摘した失踪事件にすら全く感心を払っていなかった二人の職員を
連れて失踪者達の家を次々と訪問する。だがそれらの家々で、残された家族は
失踪した者の存在すら否定するのだった。現地職員の二人すら懐疑的な事件を
執拗に追うエクレール。やがてエクレール達は前回派遣されたGOTTエージェントが
最後に向かうと連絡していた廃墟へと辿り着く。そこには失踪した者達の
遺品が残されていた。失踪者達は極秘裏に処分されたのだと確信したエクレールを
突如襲うダルダノス警察特殊部隊。その追撃をかわしながらエクレールはこの惑星の
住民が精神への強い干渉を受けている事を覚る。そしてエクレールは干渉波の
発信源を入国審査施設であると判断する。同じ頃、衛星軌道上で待機していた
リュミエールもまた、到着直後から襲われていた謎の頭痛の原因が惑星から
放たれている干渉波である事を突き止めていた。エクレールが到着した入国審査施設
では審査官が強まった干渉波に耐えられなくなったのか自殺を図った後だった。
干渉波発生装置を探すエクレールを幻覚が襲う。それは本当にただの幻覚か、
それとも何時か何処かで経験した真実か。夢幻の海へと沈むエクレールの許へ
到着したリュミエールは干渉波を人々に届ける役目をはたしていた媒体「音楽」を
流していたラジオ受信機を破壊。そして直接エクレールの精神に語り掛けて
彼女を現実へと引き戻す。その最中、干渉波発生装置の本体はアームブラストに
よって破壊され惑星ダルダノスの人々は同時に夢から覚めた様な感覚を味わっていた。
■雑感:
全編に渡って流れている呑気な、それでいて何処と無く得体の知れない音楽が
如何にもデムパ(笑)という感じで精神を操られるという気持ち悪さを大変上手く
表現していたと思います。
ベラッキオ夫人は旦那の存在を否定しながら笑顔で涙を流していました。
洗脳に対して精神の奥底では反抗していたという事でしょうか。
序盤のリュミエールとエクレール、そしてアームブラストの会話から、今日は
リュミエールは微妙な女の子の日なのかと思ってしまい激しく動揺した私です。(核爆)
さてさてさて、また非常に重要な意味を持っていそうな影像が出ています。
エクレールの見た幻覚は記憶の奥底に封印されている記憶と見て間違い無いでしょう。
彼女自身が受けている記憶への操作が同じく精神へ介入する装置の影響で綻びを
見せたというところでしょうか。出てきた影像の中で、最も興味深いのは
湖のほとりで遊んでいた記憶と思われる物です。視点はエクレール自身の物で、
見えている風景の中に人物が三人。手前に少年一人、奥に大人の女性二人。
二人の女性の手前は若い頃のエクリプスの様に見えます。
奥の女性は逆に大人になったリュミエールという感じ。少年は髪の色が同じなので
アームブラスト少年か?とも思いましたが、奥の二人程明確な俤はありません。
この絵から全てを判断することは出来ませんが、エクレールに掛けたリュミエールの
言葉“また貴女を失うのは嫌なの”や続く断片的影像から私が勝手に想像した過去は
こんな感じ。
リュミエールにはエクレールという娘が居たが、何らかの事故/事件で彼女は
人格(精神)に致命的ダメージを受け記憶を封じねばならなかった。
人間として復活される為に記憶を犠牲にしたエクレールは過去を失い、
同時にリュミエールも過去を捨てて別人として彼女の傍に居る事を選択。
エクリプスはその事情を知っており、二人の別の人生をサポートしている。
こう考えると、以前のエピソードで出た「前任者」に関しても、本当に別の
エクレールだったのか?という辺りからして疑問符が付きそうな気もします。
次回予告からすると、この辺りの情報が第10話で得られるかも。
さて本題。(笑)
エクレールに馬乗りになったリュミエールは最高ですな。
全身を舐める様なアングルに熱く萌えました。(爆)
アイキャッチは石田敦子さん。今回はすぐに判りました。
エクレールはまさに石田敦子画という仕上がりで完全に作風に取り込まれて
石田敦子キャラになっています。リュミエールの方はやや消化し切れなかったのか、
あまり石田敦子さんの作風になっていない気がします。
# ポーズは激しくヤバげですが。*^^*
# 本筋とは関係無いですが「罠網」(わなみ)なんて単語は知りませんでした。
# 読みが判らなくても漢和辞典で引く事は出来ますが、電子辞書だといきなり
# 国語辞典から引けてしまいます。便利なソフトだ。(何を今更 ^^;;;;;)
では、また。
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■■■■■■ 佐々木 英朗 ■■■■■■■ 精神的に忙しくて創作活動に充てる
■■■■ hidero@po.iijnet.or.jp ■■■■ 時間が全然無い…
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