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Subject: Vampire MIYU #15 (01/19)


こんばんわ。(あ、夜が明けてきた。)
佐々木@横浜市在住です。

サワダさん、忙しいんですかぁ。^^;;;
Eagleさんは他のスレッドで忙しいんですよね。^o^;
随分前に週末まで誰も書かなかったら書きますって
口走ったので ^^; 書いてみました。
放送から大分経ってますが、よろしければお付き合いください。>皆さん。

一言で言うと、今週は(も)面白かったです。

あらかじめ言っときますが、全然まとまってません。
客観性に欠けた、レポートになってます。
主観的表現で埋め尽くされています。
淡々とストーリーを追って書くのは難しいですね。

# 余談を書きたいところですが、
# まだ今週放送分のアニメは全然見てないんです。;o;
# 真っ先に美夕を見て記事書きました。
# (5時間もかかりました。手が遅いもんで。)
# では、本題。

                 __
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       \__/   v      
                     
      __( \  /  \  / )__
     (___  ooo  ooo  ___)

     (台詞も出番も無し)


    香港の夜。
    波の音が響く。
    港湾労働者達がコンテナ群の間を抜けて帰路に着く。
    若い労働者がふと振り返る。
    何かが目に留まった気がして、その何かを目で追おうとする。
    先に行った者が振り返って声を掛けた。
    「おーい、どうした?」
    「今、何か見えたような気が。」
    誰もいるはずがないと仲間に言われ、
    釈然としないまま彼も立ち去った。

# 兄ちゃんの目の動きが極端過ぎる気はします。
# 波の音が、普通の海岸に打ち寄せる音に聞こえてしまいました。
# コンクリート護岸では音が違うと思うんですがまあいいや。

    暗やみに浮かぶ人影。
    二人が肉体を武器に争っている。
    一人が高く跳び、コンテナの上に降り立つ。
    若い女だ。彼女は眼下の闇に向かって言い放つ。
    「出てきなさい!」
    一人の若い男がコンテナの間から歩み出る。
    「やれやれ、恋人の姿を見ても何とも思わないとは。
     血も涙も無いんだな、ユイリィ。」
    そう言うと彼は顔を上げる。
    その目は全体が血のように赤く染まっていた。
    「おまえに言われたく無いわ。」
    彼女、ユイリィは一枚の紙片を取り出すと印を結んだ。
    紙片には何かの紋様或いは字が描かれている。
    護符であろうか。
    ユイリィはそれを男に投げ付けた。
    男は動ぜず、「無駄だよ。」と言った。
    彼の足下に打ち捨てられていた縄が、蛇のように
    その端をもたげる。
    そして、ユイリィの放った護符に向かって空を飛ぶ。
    護符を突き破った縄はそのままユイリィを襲う。
    それをかわしたユイリィ、だが身に付けていたペンダントを
    縄に千切り取られてしまう。
    跳躍し地上におりたユイリィは、男が姿を消していることに気付く。
    「おまえじゃ無理だよ。この俺を倒すのは。」
    男の野卑な嗤いが辺りに響く。
    「逃げる気か!」
    だが、ユイリィの問いかけに答えるものは無かった。
    静寂が戻った。
    ユイリィは落ちたペンダントを悲しげな表情で拾い上げる。
    そして決意を新たに男を追うことを自らに誓った。
    見上げたその先には暗い海が拡がっていた。

格闘は、互角のように見えましたが、術は全然通じてません。
この段階で遊ばれているんだなぁって感じました。
二人の関係がほぼ此までで判るようになってます。
神魔の台詞は、ちと説明的でしたが。

# OVA「うしおととら」のヒョウ(字が思い出せない)の
# エピソードの導入部と雰囲気似てなくもない。

    (オープニング)

    第十五話 「女道士」

    旅客機の黒い影が空を横切っていく。
    くたびれた胴袋一つを担ぎ上げてユイリィが降り立ったのは日本。
    都会の人込みを縫うように歩く。
    「この国の、この街の何処かに、あの神魔がいる。」
    ぶつかってきた男が、
    彼女を見て態度を変え愛想笑いを浮かべて去っていった。
    だが、そんなことには何の興味もない。
    「今度は絶対逃がさない。」

ユイリィ、いきなり "神魔" って言ってますね。
神魔ってのは、一部の人間には知られた存在だったんですね。
(単語としても、その者ズバリとしても。)

# あれはいったい何処の空港だろう。

    夜の公園を通りかかるユイリィ。
    ブランコが軋む音に、そちらを見ると一人の女が。
    そして、女に近づく少女、美夕がそこにいた。
    女に永遠の夢の世界を与えようとしたその瞬間。
    咄嗟に跳び退いた美夕の占めていた空間をユイリィの護符が切り裂いた。
    着地し相手の存在を認める美夕。
    「あなた、誰?」
    美夕の問いに、ユイリィは神魔に対する憎悪で答えた。
    だが、護符は全て虚しく空を切るばかりだった。
    足場の無い空中でも、巧みにかわす美夕。
    「食事の邪魔をされるの、良い気持ちじゃ無いな。」
    右手に炎を呼び出すとそれをユイリィに向けて放つ。
    それを弾き反したユイリィに美夕は興味を示した。
    「ふーん。面白いね。」
    だがユイリィには、そんな美夕の余裕の態度は見えていない。
    「今こそ打たせてもらうわ、皆の仇!」
    繰り出す攻撃はことごとくかわされる。
    美夕はジャングルジムに跳び退いた。
    その一瞬、ユイリィは美夕の視界から消えた。
    美夕が気付いたときには、ユイリィは必殺の間合いに迫っていた。
    「神魔、覚悟!」
    だが、美夕の瞳に宿る何か。或いは宿らない何かによって
    自分の探している相手では無いことを悟りその場を去るユイリィ。
    「逃げるの?」
    美夕の問いにユイリィは後日の再戦を誓った。

# 美夕、ナゼあの状況でユイリィに気付かないのかな?
# 突っ立って見つめているのに。

ユイリィ、目の色だけで別人と判ったんでしょうか?
私はそれ以外の何かを美夕の瞳から読み取ったのだと思うんですが。

# 彼女の使った武器、良く香港映画なんかで見る気がしますが
# 名前なんて言うんでしょうね。
# 知らないのでこれ以降では単に武器って書いてます。

    いつのまにか美夕の傍らにはラヴァの姿が有った。
    「なぜ手加減したのですか? 美夕。」
    諭すような、或いは少し呆れたような声音の問い。
    「悪気は無かったみたいだもの。
     あの娘、神魔狩りがしたいだけじゃなさそうだし。」
    「訳が知りたくなったのですか。」
    「たまにはいいんじゃない。人間に構うのも。」
    ラヴァは、ユイリィの使った武器から彼女の素姓を見抜いた。
    恐らくは中国の道士の術を会得した者であろうと。
    それを聞き美夕は更に興味を深めた。

今回は積極的に人間に構うそうです。
まあ、あくまでも神魔がらみだからなんですが。

# ユイリィの方が美味しそうだったのかな。^^;

    何処かの、人気の無い裏通り。
    一件の古道具屋を訪れたユイリィ。
    値札らしき紙片が添えられた物も、無いものも有った。
    そこには壷などの他に、多くの武器も並んでいた。
    ハン道士の弟子であると名乗ったユイリィ。
    彼女の呼びかけに奥から一人の老人、チャン道士が現れた。
    二人は旧知の間柄であった。
    久しぶりの再会を喜び合う間もなく本題を切り出すユイリィ。
    手紙により、彼女が狙う神魔が日本に居ることを伝えたのは
    チャン道士だったのだ。
    彼も又、あの神魔を追い続けていたのである。

# エンディングクレジットで "チャン動士" って出てましたが、
# "道士" ですよね、あの職業(笑)って。

    そしてユイリィは、自分の師匠であるハン道士が神魔に倒されたと伝えた。
    それを聞いて俯いてしまったチャン道士に
    何と言って良いのかとユイリィは言葉を探した。
    だが、チャン道士は彼女に冷水を浴びせた。
    「フッフッフッ、奴は旨かったよ。修業を重ねた道士の味は格別じゃ。」
    漸く相手の正体に思い至るユイリィ。
    「このジジイも、ハンに負けず劣らず絶品じゃったよ。ユイリィ、」
    落ちた色付きの眼鏡の下には血の色の目が有った。
    「おまえさんはどうかの。」
    ユイリィが身構える。
    店にあった武器が、ガラス戸を破りユイリィを襲う。
    店の外へ出てかわす彼女の前の地面に槍や刀が突き刺さる。
    その後に出てきた神魔にユイリィは攻撃を掛ける。
    だが神魔はそれを易々とかわし、送電線を操って彼女を襲った。
    電撃に打たれ、体勢を崩してしまう。

# 切れる前の電線ピカピカが紙芝居になってますな。
# 例のポケモン問題対策でしょうが、その後のシーンはそのまま。
# 基準が判りません。

    これでおしまいだと言う神魔にユイリィは力を振り絞って立ち向かう。
    「おまえの見知った人間共は泣き喚いたぞ。
     俺に食われて死ぬ瞬間までな。」
    それを聞いたユイリィの脳裏に彼女が愛した人々の姿が浮かんだ。
    怒りが彼女を突き動かし、手にした武器を神魔に放たせた。
    しかし武器は宙で止められ逆に彼女を襲った。
    それを弾き反しユイリィを救ったのはラヴァ。
    そして美夕だった。
    美夕は炎を神魔に放ち、その術を破った。
    「あなたね、私の遊び場を荒らしているのは。」
    「チッ、この国にもお前らの様な奴が居たとはな。」
    宙に浮かび、空間に溶け込むように消え行く神魔。
    ユイリィの放った武器は神魔を素通りし壁に突き立った。
    「又逃げられたじゃないか!」
    美夕に食ってかかるユイリィ。
    「命を救けられて、その言葉は無いでしょう。女道士さん。」
    だが、そう言って妖しい微笑みを投げ掛ける美夕に言い返すことが
    出来ないのだった。

今回の神魔は性格がむちゃ悪いです。
神魔には多くないタイプですね。
で、神魔は美夕のことを「この国にも」云々と言ってますが、
神魔を狙うもの(ユイリィの様な)という意味で言ったのでしょうか、
それとも大陸にも監視者が居るのかな。

    (CM)

    大きな屋敷に走って帰ってくるユイリィ。
    両親、そしてメイファを呼ぶが誰も答えるものは居ない。
    ややあって後ろに気配を感じ振り返る。
    見知った人影、ヤンと呼ばれた男は彼女の問いに答えた。
    「ねえ、皆は?」
    「皆かい。旨かったよ。」
    そこにはヤンの顔をした別の者が居たのだった。

「旨かったよぉ」の所、怪談系のノリですね。
ああいうのは、ある程度予想は出来てもウウッと来ました。

# ユイリィが走ってくるところ、少し幼く見えたんですが。

    建築途中のビルの上層。
    腰を下ろし、剥き出しの鉄骨にもたれて神魔を追う理由を語るユイリィ。
    美夕はしかしユイリィには神魔は倒せないと言う。
    彼女だけではない。
    人間には神魔は倒せないと言うのだ。
    立ち去ろうとするユイリィ。
    「でも私は気に入らないな。
     この国でよその神魔に勝手なまねをされるのは。
     ねえ、ラヴァ。
     でも私が手を出したらあなたにはきっと邪魔なんでしょうね。
     どうしても自分の手で倒したい。そうなんでしょ?」
    含みの有る、或いは嬉しくて仕方が無いといった表情の美夕。
    「神魔なんかの力を借りるものか。」
    「意地を張らない方がいいと思うよ。」
    「あんたが欲しいのは私の血か。」
    あからさまな物言いに一瞬表情が曇る美夕。
    だが、すぐに話を続けた。
    「永遠の幸せを味わってみない?悲しみも苦しみも無い世界。
     私にはそれが出来るの。あなたの血と引き換えにね。」
    「あいつを倒せるのなら永遠の幸せだろうと地獄だろうと
     何処へでも行ってやる。魂を売ってでも。
     けど、あいつを殺すのは私だけよ!」
    振り返るユイリィ。
    「随分傲慢ね。あなたみたいな人間、大嫌い。」
    言いつつも美夕は微笑みを見せていた。
    「私だって嫌いよ。あんたも所詮神魔じゃないか。」

美夕の方から誘ってます。
やたら表情豊かで、しかも嬉しそうです。
無機質な美夕がお好みの方は気に入らんでしょうが、
私はTV版はこれはこれで、良いと思ってます。
それに、今回は全体的に絵もきれいだし。
(幾つか唇の形が気に入らないカットが有りましたが。)

ラヴァは何となく怒っているような気がしますが。
別に描写は無いんですが、ラヴァはそういう男じゃ無いかなと。
「美夕、戯れは程々になさい。」
なんて言いそうじゃないですか。

    ユイリィの激しさが神魔に付け込まれると予見するラヴァ。
    彼女が落としていったペンダントを拾い上げる美夕。
    ロケットになったそれを開けると何を見たのか、
    少し険しい表情を見せ呟いた。
    「地獄か。」

ここの台詞は、自分の宿命を指して居るのだろうと思います。

    チャン道士の店に戻ったユイリィ。
    棚の上にあった、ハン道士、ユイリィ、チャン道士が
    三人で写った写真。そこへ手を伸ばすと一通の手紙が
    舞落ちた。それはチャン道士が彼女に宛てた最後のメッセージだった。
    チャン道士は自分が倒される事を予見していたのだ。
    「神魔は新月の夜に旅立つ。」
    チャン道士の最後の教え。そして今夜こそが新月なのだ。

# 何か秘密兵器でも出てくるかと思ったのに。^^;;;
# 対神魔用の剣とか。

    銅鑼が鳴り響く夜の港。
    大型の客船がまさに出港しようとしていた。
    そしてその船上にはヤンの姿をした神魔がいた。
    「いい夜だ。」
    船は碇を上げ旅立った。
    日本とそして女道士に別れを告げる神魔。
    だが、そこにはユイリィも乗っていたのだ。
    神魔は言った。
    お前が神魔を封じようとしなければ
    誰も失うことは無かった。
    お前の所為で皆地獄に落ちたのだと。
    動揺したユイリィは闇雲に攻撃を仕掛ける。
    その眼前で父に、母に、妹に姿を換え語り掛ける神魔。
    自分を見失い、神魔に凌辱されそうになったその瞬間。
    炎が神魔の影を焼き払いユイリィは我に返った。
    影が伸び上がり再びヤンの姿を取る。
    その足下から影が二つ立ち上りユイリィを襲うが
    彼女の放った護符がそれを撃ち破り、
    その隙を突いてラヴァの一閃が神魔の顔を切り裂いた。
    悶え苦しむ神魔はその正体「紅惑」(こうわく)を現した。
    人間の悲しみを糧とする神魔に力など無いと美夕は言う。
    迫り来る紅惑の足を炎で焼く美夕。
    そしてユイリィは護符を紅惑の身体に武器をもって突き立てた。
    青白い炎が護符から吹き上がり紅惑の身体を焼き尽くした。

# 出たー。ダサダサ神魔。^^;;;;;;;
# 勘弁して。(ルリルリ調)

# 神魔にとどめをさした瞬間のユイリィ、凛々しくてグッド。*^^*

    目的を果たしたユイリィの顔からは険しさが無くなり
    穏やかな笑みが浮かんでいた。
    美夕に振り返る。
    「約束ね。どうぞ幾らでも吸って頂戴。」
    「いいの。」
    「だって、もう思い残すことは無いもの。
     永遠の幸せとやらも手に入れたいし。
     さあ、どうぞ。」
    そう言って目を閉じたユイリィを美夕は黙って見つめているだけだった。
    彼女が目を開けるとそこには美夕の姿は無かった。
    「言ったでしょ。」
    美夕の声に振仰ぐと、美夕とラヴァは上のデッキに居た。
    「あなたの事、嫌いだって。
     だからずっとその悲しみを抱いて生きていきなさい。」
    それだけ言うと美夕は微笑みを浮かべた。
    そして、ラヴァと共に消えていった。
    入れ代わるようにユイリィのペンダントが彼女の足下に落ちてきた。
    それを開けるユイリィ。
    中には家族で撮った写真があった。
    「もう、いいんだよね、いくら泣いても。
     ごめんね、父さん、母さん、ヤン。
     ごめんね、メイファ。」
    ユイリィの悲しみを乗せて船は故郷を目指した。

美夕の言葉は、棘が有るようでいて、とても優しく聞こえました。
忘れるより覚えているほうがユイリィには幸せだと言うことでしょう。
(先週の予告はこれのネタバレですね。)

"完" と出たとき溜息が。
堪能しました。
美夕の人間界での生活シーンが全然無かったのが成功してますね。
妖の存在であることが際立っています。
(学園部分が嫌いな訳では有りません。念の為。)
個人的には、上位にランクできるエピソードです。
(現時点でですけど。)

    (CM)

    (エンディング)

    (次回予告)

     罪を背負った男。
     闇に宿命を決められた娘。
     互いに支え合い、必死に夢を見続ける二人。
     叶わないと知っていても二人は、未だ見ぬ楽園へと走る。
     誰も彼等を救けることは出来ない。

     次回、吸血姫 美夕
     「うつぼ舟」
     楽園は遥か海の彼方。


うわー、このネタで来るのか。
稗田礼二郎も出るのかな。(何人に通じるかな、ここ。^^;;;;;;)


長(駄)文にお付き合い下さって有難うございました。
しっかし、実際長いなこれ。(自滅)

じゃ、また。

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■■■■■■ 佐々木 英朗 ■■■■■■■
■■■■ hidero@po.iijnet.or.jp ■■■■
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