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Subject: Vampire MIYU #23 (03/16)


佐々木@横浜市在住です。

今回は、あまり深読みを誘うような話では無かったです。
出来不出来と言う意味じゃなくて、表現が直接的だったって事です。
見たまんまの理解で良いと思うんですよ。
でも、一晩ぐらい経つと何かに気付くかも。

# うひゃー。予告が怖いよー。
# 本編は怖くないよー。(笑)
# でも、なんかもの悲しい。
# そういう意味では美夕だねぇ。

そう言うわけで早速本編に突入です。

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      __( \  /  \  / )__
     (___  ooo  ooo  ___)

 「何だか落ち着かない夜だね。」


    鉛色の空の下、湿原に集う鳥達。
    その中へ歩み寄る一人の青年がいた。
    鳥達は呼び去り、舞い落ちる羽根を彼は見詰めた。
    彼の手には抜き身の刀があった。

# 男の裸は見たくないな。第一、あれじゃただの変な奴じゃん。^^;

    暗い森の中で啼き騒ぐ鳥達。
    その声を聞いた美夕は言う。
    鳥は嫌いだと。
    死無はその訳を知りたがったが、それはラヴァも知らない事。

# 終りが近くなって、以前のエピソードで振ったネタが
# 色々からむようになってきましたね。

    千里は部屋で机に向かっていたが
    突然ラジオに雑音が入り、次いで古めかしい音楽が鳴り出した。
    ダイヤルを操作しても直らないので諦めてスイッチを切ったが
    そのとき階下で物音がした。
    一階に降りて辺りを見回す千里だったが、
    見えるのは闇ばかり。
    別な物音に外へ出るとそこには湿原に居た青年が立っている。
    千里は彼を兄と呼んだ。

# はい。お待たせしました。
# 千里の私服(薄着バージョン)です。静止画でどうぞ。(笑)

        [オープニング]

            [CM]

           第二十三話

       「帰って来た男子」

    千里の家を訪れた由香利、久絵、そして美夕は千里の兄を紹介された。
    彼は北海道を旅していたと言った。
    千里にとって大切な兄であることはすぐに皆に判った。
    しかし、美夕はそんな彼に何かを感じた。
    美夕には声が聞こえてきていた。
    千里の兄の声が。
    そんな美夕の様子に不安な眼差しを送る久絵。
    彼は言った。「会いたかったよ、監視者。」
    美夕の前に出されていたティーカップが砕ける。
    服の汚れを落とすために美夕は彼に浴室へ案内される。
    彼は廊下で自分を「鳥」と呼んだ。
    交差する廊下のそれぞれの奥の闇から影が美夕を襲う。
    だがそれは美夕の炎の敵ではなかった。
    そしてそれは彼の挨拶に過ぎなかった。

神魔にしては正直な印象ですが、それだけ自信があったんでしょうか。
「鳥」一族は先祖代々、自信過剰ですな。

# 由香利はちょっと傾きかけた様な雰囲気ありましたが、
# 千里アニキの、こ難しい話はやはりダメだったようで。
# ちなみに彼の名前(時哉)はエンディングに出てきますが、
# 本編では一度も呼ばれなかった(と思う)ので、本記事中でも出してません。

    夕刻、由香利、久絵、美夕の三人を見送った千里と、兄。
    庭の方から家に出入りする兄に千里は不自然さを感じた。

別に鬼門とそれに沿った気の流れを利用するのに
玄関を避けなくてもいいような気がしますが。
大体、なんで神魔がそう言う人間の宗教のごとき概念を使うかな。
神魔は「人の心のある部分」を糧に力を発揮すると思うのですけどね。
ただ彼の場合は神魔に憑かれた人間ではなく、人間に紛れて育った神魔の
様な感じなので糧にする対象が居ないことはあり得るかも。

    夜になり、美夕はラヴァと死無に昼間の出来事を語った。
    そして「鳥」の事も。
    そして美夕にも「鳥」達との戦いは避けられないと判っていた。

美夕が「鳥」との最初の出会いをラヴァと死無に話したというのは推測ですが、
二人(?)の台詞から事情は分かったと思われるので間違いないでしょう。

    兄の部屋に着替えを届けた千里は、そこで兄の背中にある鳥の入れ墨を見た。
    驚く千里に彼は言った。これはお守りなのだと。
    そしてこれは二人だけの秘密だと。
    兄が成さなければならないと言った事に不安を抱く千里に
    彼は言った。自分は強くなった、もう昔の自分では無いと。

もうすこし、あの背中の「鳥」をおどろおどろしくデザインして欲しかった。
あれじゃ、落書きの鳥さんですよ〜。
# どんぐり眼だし。使徒じゃ無いんだから。^^;

# 千里私服第二弾。(最初の方が可愛いけど。)
# 一回の放送で何度も着替えさせて貰えるなんて。
#(この後もまだ、着替えます。)
# 幸せな娘だ。(スタッフ受けが良いのか?)^^;;;

    学校のベンチで美夕は一人物思いにふけっていた。
    兄に会えて嬉しそうな千里の事。
    兄のことを話す千里の笑顔を。
    そこへ彼はやってきた。
    彼は言った。
    美夕を倒すために帰って来たのだと。
    彼は美夕をヴァンパイアと呼んだ。
    そしてそれを校舎の影から久絵が聞いていた。

美夕の内面での千里の扱いが直接絵になったのは初めてかな。
うすうす判っていることではありましたが、
やはり美夕は千里に特別な思いを抱いているんですね。

そして遂に美夕の学園生活に破局の足音が。

    夜になり彼は北海道での出来事を思い出していた。
    一羽の鳥がやってきて自分に語ったことを。
    そして目覚めたことを。

    久絵は由香利をともなって賽川霊園を見張った。
    二人の見詰める先を歩いて行く美夕がいた。
    後を追おうとする二人の前で、だが美夕の姿は闇に溶けていった。
    唖然とする二人だったが、行く先の当てはあったのだ。

# ちょっち消え方が雑。

    彼は千里に別れを告げていた。
    枕許に独鈷を一つ残して。

# おい、ちょっと待て。まさか千里も人以外じゃ無いだろうな?
# それじゃ千里の母ちゃんはどうなる?(今回ナゼ居ないの?)

    由香利と久絵は千里の家にやってきた。
    気配はなかったが此に美夕はやってくるはずだった。

    彼は階段を降りて「気」の交差する廊下に立った。
    先手を打ったのは美夕とラヴァ。
    だが彼はかわした。そして気を高めて風を放つ。
    風は家の扉も突き開いた。
    美夕とラヴァがひるんだ隙に彼は別の世界に入り込んだ。
    美夕もそれを追う。
    開け放たれた扉の側では、由香利と久絵が去っていく二人を
    見詰めていた。

    青い空の下。黒い羽根が浮かぶ世界。
    彼の世界だった。
    そこで彼は自らの正体を現した。
       神魔「比翼」
    彼は美夕を攻め立てた。
    美夕は千里への思いから彼を説得することを試みた。
    しかし、それは無駄なことだった。

# 神魔のデザインはともかく(笑)、人間モードと神魔モードで
# 正面と背中が逆になっているのは面白い。

    由香利と久絵が美夕の消えていった扉に近づくと、
    開け放たれた表の扉から朝日が差し込んだ。
    その光は彼の世界をも照らし、気を逸らされた彼は
    美夕の炎に身体を貫かれ闇へと帰された。

千里の兄さんは十字架の上で闇に帰りましたが、
これは少なくとも最後は人間であったと言う意味で良いでしょうか。
せめてそう思いたいところです。

    美夕は千里の悲しみを思った。
    ラヴァは彼は又旅に出たと言えばいいと言うのだが、
    美夕はそれは私の言う事ではないと言った。

では、誰の役目でしょうか?
可能性としては由香利と久絵しか居ないでしょうね。
すると美夕はこの段階で二人に見られたことを知っていると言う事でしょうか?
それとも二人なら「旅に出た」と言って慰めると美夕は思っているって事?
まあ、前者ですかね。
最後のシーンで美夕の方は、驚いたと言う感じではなく
覚悟を決めて出てきたって雰囲気でしたから。

# 千里に伝えるのって死無の役目じゃないよね。^^;;;

    目覚めた千里は枕許の独鈷をみて何かを感じていた。

    彼の世界から戻った美夕を向かえたのは
    困惑と恐怖の交ざった表情の由香利と久絵だった。
    「美夕?」「美夕なの?」
    美夕は黙って二人を見詰めていた。

# あ〜あ。

           [CM]

       [エンディング]

         [次回予告]

    久絵、どうして?
    静かに送ってやろうよ。
    だって..ひどい、ひどいよ!
    久絵、どういう事さ? あんたがこんな事になるなんて。
    通り魔だなんて、私は信じない。
    久絵、教えてくれよ。何があったんだ?

        次回 吸血姫・美夕

        「最後の神魔」

# ガビ〜ン。
# 三人組の一角が ...
# 結構満遍なく好きだったんだがなぁ、あの三人。
# 特に久絵は、他人の様な気がしない。(爆)
# 最後の神魔に襲われちゃったのか、
# それとも ....

では、また。

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■■■■■■ 佐々木 英朗 ■■■■■■■
■■■■ hidero@po.iijnet.or.jp ■■■■
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