「ミドリの日常」と「第3新東京市の長い午後」に寄せて。

どうも、佐々木@作者です。

初めに、naryさんへ。
100万ヒットおめでとうございます。
概ね予定どおりのペースですね。
(暮れは足踏みがありましたけど。)

全ての方へ。
長々とお付き合いくださってありがとうございました。
ちょこっとだけ、独り言をば。

ページの表題部分にも書いてますが、本作は本家Qの50万ヒット記念事業に
投稿させていただいた拙作「心のかたち」の続編です。

色々と盛り込もうとしてちょっと
消化不良になりぎみな気がしています。
すいません、プロなら納得行くまで人前には
出さないんでしょうけど。これ、趣味で書いてますので。^^;

一応、前作はそれなりに完結している "風"(大嘘)にしたのですが、
やはり続きがありそうだと見抜かれまして、一部の方が
光栄な事に「続きが見たい」とメールで書いてくださり、
調子に乗って書いたのが今回の作品群です。
(でも、放って置かれても続きは書いたでしょう。^^;;;)

前作でもそうですが、あくまでもQの世界観の延長であり
別物に成らないように注意を払っています。
設定も極力本家から逸脱(あるいは矛盾)しない様にしています。
当然、純粋なオリジナルとは違いますが、本家の風味を損なわず
且つ、私らしさを出すのは難しいですね。上手く行ってるでしょうか?

連作「ミドリの日常」は、ポッと思い付いた子ネタを書いたものです。
一見、どうでもいい話っぽいかも知れませんが、こういう普通?の
日常を経て「第3新東京市の長い午後」に繋がっている
という意味で外せませんでした。
目指したのはQの明軽い方のノリです。
読み返してみると、短い方が出来が良いですね。(反省)

今回の100万ヒット記念事業へのメイン投稿に当たる
「第3新東京市の長い午後」ですが、こちらはちょっと重い方の
Qに対するオマージュです。
基本ラインは、「心のかたち」を書き上げた直後に練り始めまして、
97年の夏頃から、散発的にメモを書きました。
それを、100万ヒット記念事業の募集告知後に1本の作品に
繋ぎました。
そして更に、年末から新年にかけて数回、手を入れています。

もともとの、「心のかたち」は季節や時季が特定できない様に
わざとぼかしてあったのですが、Q本編でシンジ君達が3年に
進級した際にクラス替えがあったので、
(2学期に元に戻る予感はしますが。)
2年生の出来事とするのが自然と判断し、今回時季を明示しています。
Q本編12話と13話の間ですね。かなりきつめですが。^^;

ミドリの設定ですが、最初の着想の時は
当時(96年春)まだQ本編に登場していなかった
第11使徒イロウルがイメージにあったことは事実です。
実際そういう風にしか読めませんよね、前作は。
ただし本編と矛盾させない事を絶対条件としている私としては
彼女がイロウル本人であるわけにはいかないのですね。^^;
もっとも、彼女の正体の設定は50万記念事業に
投稿させていただいた時点で概ね現在の形になってはいたのです。
少々出来のいい "ダミー" という位置付けでした。
で、特別出来が良かったので "名前付き" に格上げされている訳です。

あんまり作者が裏の事を書かないほうが良いのかも知れませんが、
ちょっと口を滑らすとですね。(もう十二分に滑ってますな。^^;)
Q本編のゲンドウ親父も把握している(と思われる)カヲルまでの
天使たち以外に、別シリーズの天使たちが居るという風に
話を膨らませています。
この路線で、まだ書くかも知れません。^^;;;;;;;;;
ちなみに、元祖エヴァの初期設定では使徒は全部で
28体だそうで。(ニヤリ)

滑りついでに名前の由来なぞ書いてしまいます。
まず "春日" ですが、エヴァねたの命名規約(笑)では一部の例外を除くと
日本(旧海軍)の船舶名か、船のパーツ名ですね。
で、おなじみ "冬月" の同系艦に "春月" と言うのが有るのですが、
(ちなみに、"秋月" はQ本編に登場済ですね。"夏月" も有るようです。)
その "春月" から足を2本取ったのが、"春日"です。
何で足が2本無いのかは、本編で言ってますよ。
尚、本作を読んでいただいた EC_HAMMERさまから
"春日" という船も実在するとの情報をいただきました。
詳細はこちらです。
"ミドリ" は私が未だ新社会人だった頃に
当時の勤務先の講習会で知り合った人と雑談中に
「自分の娘に付ける名前」って話になりまして
お互いに開口一番「ミドリ、字は "碧" だ!」で一致したのでした。
それゆえ、人様に見せる最初の作品のヒロイン(最初の娘)は
ミドリでなければならないという訳です。(なんだそれ。)
"リョウ" については、あんまり深い意味はありません。
自分の正体に気付かない男="春日 了" ってことで。
ミドリとリョウの使徒名の由来は書きませんが
一応それぞれの性格付けに由来しています。
お暇な方は調べてみてください。

個人的には救いの無いラストは嫌いなので、
ああ言った終り方に成りました。
甘い落ちは嫌いな方もおられるでしょうが、
私は甘い奴なんです。*^^*

もし、よろしければご意見、ご感想など頂ければ幸いです。
あの部分の意味が判らないとか、誤字・脱字の指摘も大歓迎です。

また、本WWWページの上の階層にはQに関係しないオリジナル作品も
将来置く予定ですので、そちらもご覧頂ければ望外の喜びです。

では、また。


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